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レユニオン島に、国際郵便でベースを送った話。

なぜ送ることになったか。

Reverb.comで自分の楽器が売っていたらたまたまReunionの業者から発注がかかり送付することになりました。

ちなみにReunion島はこちら

どうやって送ったか?

送ったもの。

Fender USAの5弦ベースです。
重さは、ケース込みで11kg。
梱包材込みで、13kgでした。
サイズは127x45x16です。

業者の選定。

日本国内に一般の人でも国際郵便を送れるサービスは5つ見つけられました。

・日本郵便
・ヤマト運輸
・佐川急便
・DHL
・UPS

送る時に気をつけたポイントは以下です

・20万円以上の商品は、税関に確認する必要がある。(今回は20万超えるので必要。)
・サイズ的に送れるかどうか?
・料金が受け取っているお金の範囲内で送れるか。

この中で、20万円を超えても発送できる業者は「日本郵便・DHL・UPS」だけで、ヤマト運輸や、佐川急便は、税関の輸出申告を請け負ってはいないので、送れません。

また、DHLやUPSは料金体系がベースを送る場合、DHLはそもそも一辺の長さが120cm以上は送付できないためベースは送れず、UPSについても、航空便での輸送費が20万円を超えるなど高額でとても利用できませんでした。

そのため、最終的に残ったのは「日本郵便」です。

送る時の見るべきチェックポイント

日本郵便でギターを送る場合のチェックポイントは以下の4つのポイントです。

・重さ・・・30kgまでであること。
・ワシントン条約に抵触しないか・・・ローズウッド・マホガニーなどは不可
・オンラインで伝票を作ること。・・・通関電子データの送信のため
・電池が入っていないこと。・・・液漏れを防ぐため。

特に、ローズウッド指板のギターなどは送れないので気をつけましょう。
経済産業省のマニュアルを見るようにしてください。

また、オンラインでの伝票は以下のサイトで作れます。
この伝票作成時に同時に、通関電子データも送信しているので、必ず手書きではなくこちらのオンラインサイトより作成すべきです。

国際郵便で送れないものはこちらのWebサイトに書いてあるので参照しましょう。※国ごとでも送れないものはあるのでそちらも参照必須です。

電池もリチウム電池は送ることができないので、今時充電できるタイプのアクティブベースは送付できなさそうです。
ちなみに、アルカリ電池、マンガン電池は全然OKなのですが液漏れが心配であれば外しておきましょう。

料金

レユニオン島までの、送付は現在EMSはなく、船便しかありません。
https://www.post.japanpost.jp/int/information/overview.html
結局のところ、税関手続きも依頼して、1万円程度でした。
プラス保険も追加して1万1000円です。

梱包のやり方

今回は島村楽器で売られているベース用の段ボールを利用しました。

また、梱包については、かなり手荒に扱われてもいいように以下の動画を参考にしながら出荷しています。

プラスアルファ工夫として行ったこともあります。
1)段ボールの四隅と角は弱いので、ダクトテープで補強。
2)プチプチで楽器も、ハードケースも二十三重にして、覆う。

しまむら楽器の段ボールは少し強度面で心配があるので、もし楽器店で段ボールが手に入るならば、もう少し強度のある段ボールで発送した方が安全かもしれません。

発送にあたり困ったこと。

  • 郵便局はどこでも送れるわけではなく地域の主幹郵便局しか発送できないこと。(知らなかった自分は3件たらい回しになりました。)

  • ウクライナ戦争や、コロナによって航空便が中止になっていること。

特に、2番目のウクライナ航空便がないと最低でも3ヶ月かかると受付にて聞きましたので、今ヨーロッパに楽器を配送したい場合は、注意が必要です。(それでも早く送りたい場合は、UPSで高いお金を払って空便送ることはできます)

まとめ。

初めて、Reverb.comで楽器を個人で販売し、楽器を郵送するところまでやってコミュニケーションが大変でしたし、郵便局の受付の方も不慣れでテンパっていたりなど、トラブル続きだったのですが、やっと配送できました。

まだ送っただけなので、税関や、途中でのトラブルなどはこれからなので、追って、追加で記事を書きます。

この記事を読んだ誰かが、スムーズに国際郵便で楽器を配送できることを祈っています。

後日記

8/17到着したとの連絡を受け無事到着しました。
おおよそ、2ヶ月のスパンがかかることがわかりました。

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