見出し画像

ローソングループ若手社員座談会 やりがい、大変なこと、働き方… Z世代社員が語る、仕事のリアル (前編)

ローソングループ各社の若手社員たちは日々何を考えながら仕事に向き合い、どんなところにやりがいを見出しているのか。赤裸々に語り合いました。

ローソン 髙尾
2021年4月入社。2022年9月からゲートシティ大崎店の店長。

ローソンストア100 星野
2020年4月入社。平塚中原二丁目店の店長を経て2023年3月から新規事業ユニット新規サービス担当。

ローソンエンタテインメント 香田
2022年4月入社。ライブエンタメグループ顧客起点推進部を経て2023年3月からマーケティング戦略部。

ローソン銀行 川﨑
大学卒業後、クレジットカード会社を経て2020年11月入社。2022年4月から商品サービス部クレジットカード担当。

それぞれの入社動機

──就職活動をしている時はどんなことを考えていましたか? 現在所属している会社の入社動機を教えてください。

エンタメ 香田:学生時代から好きなことを仕事にしたいと思っていました。ただ、私の趣味であり大好きな音楽や映画、演劇、アニメなどのエンタメやスポーツを本当に仕事にしていいのか、若干の葛藤があったのも事実です。でも、学生時代にいろいろアルバイトをして来たなかで、唯一テレビ局とラジオ局のアルバイトだけが楽しくて、最後まで行くのが嫌にならなかったんです。それで自分の好きなエンタメ系の分野ならきっと仕事にしても嫌にはならないだろうと自信がついたことが1つ。
 
もう1つは、いろいろなジャンルのエンタメについてもっと知りたい、エンタメのおもしろさを多くの人に伝えたいという想いをもっていて、それをある日アルバイト先のラジオ局の方にお話ししたところ、「それならあらゆるジャンルのエンタメを扱っているチケット会社が良いんじゃないか」と言われて、確かに! と思い、ローチケを運営しているローソンエンタテインメントに入社しました。

ローソン 髙尾:私も香田さんと同じで、好きなことを仕事にしたいと思っていました。小さい頃からファッション雑誌が好きでよく読んでいたので、一番なりたかったのはファッション雑誌の編集者だったんですよ。なので、就活では出版社を受けたのですが、どこからも内定をもらえなくて。ほかに私の好きなことや、やりたいことって何だろうと考えた時に、真っ先に思い浮かんだのが買い物でした。その中でも、コンビニはいろいろな物を売っているし、買い物以外にも様々なサービスがあるのでおもしろいなと思って、そこから興味を持ち始めました。
 
それで、ローソンのインターンシップに参加したら、コンビニの運営って、どんな人に向けてどんな商品やサービスを提供するのか、それを考えて形にしていく仕事ということがわかりました。それってすごくおもしろいし、それができるようになったらかっこいいなと。あともう一つは誰かの役に立つ仕事がいいなと思い、「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」というグループ理念を掲げているローソンに共感し、入社したんです。

ストア100 星野:僕も髙尾さんと似ていて、小学生の頃から参加していたボランティア活動を通じて、人の役に立っている実感を持つことができて、充実感や満足感がありました。その経験があったので、社会に出ても地域社会や多くの人の役に立つ仕事がしたいと思っていました。就活の過程でローソングループの「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」という理念を知った時、強く共感してローソングループの企業に入社したいと思ったんです。
 
中でもローソンストア100を選んだ大きなきっかけとなったのが「100円おせち」です。この商品が出た時はすごくびっくりしました。既成概念を打ち破り、これまで世の中になかった商品を生み出そうとするチャレンジングスピリッツに魅力を感じ、入社したんです。実際に僕も100円おせちを入社前から毎年買っています。中でも一番好きなのは伊達巻です(笑)。

ローソン銀行 川﨑:僕は皆さんと違って、就活の時に「これがやりたい」ということがなくて、どんな仕事をするべきか悩みました。考えた結果、生活する上で便利な物やサービスを提供している会社がいいと思ったんですね。その便利な物の一つがクレジットカードだったので、信販会社に入りました。クレジットカードの販促の仕事は楽しかったのですが、より多くの人に金融サービスをお届したいと思い、4年間勤務した後、ローソン銀行に転職したんです。

現在担当している仕事

──皆さんの現在の仕事について教えてください。

ローソン 髙尾:昨年(2022年)9月からローソンゲートシティ大崎店の店長として勤務しています。勤務時間はだいたい朝から夕方まで。レジでの会計、接客、売場の管理、商品の発注業務、クルーさん(アルバイト)の労働時間・シフトの管理、予算の管理などを行っています。

エンタメ 香田:今年の3月からローソンチケットのマーケティング戦略部に異動となり、仕事を通してマーケティングの基礎を学んでいるところです。具体的には、チケットのジャンルを横断したキャンペーンの企画、お客様向けのWebページの制作、アンケートの実施・分析などを担当しています。

ストア100 星野:今年の3月からローソンストア100の新規事業ユニットに異動となり店舗へのウーバーイーツの導入サポートなど、新しいサービスの企画・開発・運営を担当しています。

ローソン銀行 川﨑:2020年11月に某信販会社からローソン銀行に転職しました。現在は商品サービス部でクレジットカード「ローソンPontaプラス」の新規会員獲得や既存会員の利用促進を目的として、ポスターやチラシの制作や各種キャンペーン、より便利な利用方法のご案内などをしています。 

仕事のやりがい

──仕事のやりがいや喜びはどんな時に感じますか? 会社に入って仕事をしていてよかったなとか特に印象に残っている仕事などを教えてください。

ストア100 星野:新しいサービスを生み出す仕事なので模範解答がなく、自分で考えて行動して、結果を出すという点がおもしろく、やりがいを感じています。
 
これまで経験した中で忘れられない仕事は、店舗時代に経験した100円おせち(2021年度)の販売です。年末、朝から大量の商品がお店に納品されて、それをひたすら店内に陳列。発売初日は販売開始前にお客様の長蛇の列ができ、商品の販売と補充をひたすら繰り返しました。非常に濃い1日だったので印象に残っています(笑)。多くの商品が完売したのですが、特に人気だったのが「味付けあわび」。初日の販売開始から数時間で売り切れました。100円おせちをこれだけ大勢のお客様が欲していると思ったら感慨深いものがありましたね。同時に、今年もやりきったという達成感も得られました。

ローソン銀行 川﨑:100円おせち、話題になっていましたが、それほどの人気だとは知りませんでした。僕はローソン銀行に入社後半年経った頃から、クレジットカードの入会者を増やすために、ポスターやチラシを制作するようになりました。初めて自分が作った販促物が近所のローソンの店舗に置かれているのを見た時、「これ、自分が作ったんだよな」と、感慨深いものがありました。自分の生活動線の中に自分が作った物が出てきたのがうれしかったですね。しかもそれが全国で約1万4600店舗を超えるローソンに置かれているわけなので、自分の仕事が目に見える形になって、多くの人の目に止まることに大きなやりがいを感じます。これほどの仕事はこれまでできなかったのでうれしいし、自慢したくなりました。

ローソン 髙尾:私も日々店舗で川﨑さんが作った販促物を見ているので、その気持ちわかります(笑)。私の場合、仕事の一番のやりがいはお客様の反応です。時々、お店のことを直接褒めてくださったり、お客様アンケートにお店の良いところを書いてくださるお客様がいらっしゃるんですよ。そういうお声を一ついただくだけでも本当にうれしいし、仕事のモチベーションが上がります。お客様とのコミュニケーションが店舗運営という仕事の支えになっています。

エンタメ 香田:うれしかったこととしては、入社して最初に手掛けた仕事ですね。ローチケに限らずチケットサイトは人気イベントチケットの一般発売の初日には、アクセスが集中します。その時、皆さんも一度は目にしたことがあると思いますが、画面上に「ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。ただいまアクセスが集中していますので、しばらく時間をおいて再アクセスしてください」というようなメッセージが表示されます。お客様にとっては、チケットが取りたいのにサイトにつながらないのはとてもストレスを感じられるかと思います。私自身もユーザーとしてそうでしたし(笑)。
 
そこで、少しでもそんな気持ちを軽減できないかと、メッセージとともに新たに猫ちゃんのキャラクター、「ニャケットくん」と「ロコちゃん」を考案して、そのイラストも表示させるようにしました。すると、「猫ちゃんが出るから許してあげよう」といった書き込みをいただいたりして、お客様から少しポジティブとも取れる反応も見られるようになりました。自分のアイデアが少しでもお客様の気持ちに寄り添うことができ、ローチケを気持ちよくご利用いただけることに貢献できたのかなと実感できたのがうれしかったですね。

号泣しつつも頑張る

──逆に仕事の難しい点や大変な点や経験はありますか? 

エンタメ 香田:ローチケを初めて利用するお客様のために、チケットの買い方をわかりやすく解説したガイド「ローチケナビ」というWebページの制作を担当した時でしょうか。それまでのガイドは文字だけで、特に高齢者の方や初めて使う方にとっては少しわかりにくかったんです。それをわかりやすく変えたいからどうすればいいかアイデアを考えてみてと上司から言われたのがきっかけです。これには、かなり苦戦しました。なぜなら、私は元々エンタメが好きだったのでプライベートでも頻繁にチケットを買っていたので、使い方がわからない方の気持ちやどのあたりが難しいのかがわからなかったんです。

分からないながらもリニューアル案を考えて上司に提出したんですが「うーん・・・」って戻されてしまって。その後も、一生懸命考えては、修正案を作って、提出し、また意見をいただいて、再考する・・・ということを何度も繰り返していました。そして、4回目の時に、とうとう上司から「ローチケナビのリニューアル、ここまで時間を使って色々と考えてもらったけど、リニューアル案としてGOを出せる段階まで持っていくのはまだ難しそうなので一旦見送ろうか」って言われてしまったんです。今となってはその理由もわかるのですが、その時はすごいショックで。悲しいというより、私には難しいって言われたのが本当に悔しくて・・・。会社を出た瞬間、こらえきれずに号泣してしまいました。その後も涙が止まらなくて、最寄り駅まで号泣しながら歩いていたので、ジョギング中の男性や犬の散歩をしている女性など、すれ違う方々から二度見三度見されました(笑)。

ローソン銀行 川﨑:そこであきらめようとは思わなかったんですか? 

エンタメ 香田:不思議と思わなかったですね。帰る道すがら、母に号泣しながら電話して「もう無理かも・・・でも悔しいからもう一回考えてみて、明日の午前中に改善案を出してみる!」って宣言してました(笑)。

ローソン 髙尾:強い(笑)。でもどうやって最終的にクリアしたんですか? 

エンタメ 香田:自分ではどうすればいいかもうわからなくなっていたので、帰宅して改めて母に電話して相談しました。母は60代のガラケーユーザーで、そもそもWebサイトでチケットを買ったこともない人でした。その時ふと、母こそまさに私が作ろうとしているガイドページのユーザー像そのもので、話を聞くにはうってつけなのでは・・・と思ったんです。
 
そこで、これまで作ったリニューアル案を見せて「チケット購入のどの部分がわからないのか、そこが私にはわからないんだよね・・・」と言うと、やはり母は「お母さん、これじゃわからないよ」と。その後はひとつひとつわかりにくいポイントを細かく聞いて修正して「じゃあこうしたらわかる?」と確認していきました。これをひたすら繰り返した結果、最終的に「これだったらわかるよ」というところまでたどり着けました。それを修正案として形を整えて、翌朝上司に「これでどうでしょう」と提出してみたんです。そしたら「これならどのようなお客様でもわかりやすいだろうから、リリースに向けて進めてみよう!」と言ってもらえました。すごくうれしかったですね。そうしてでき上がったのが今のローチケナビです。 

ローソン 髙尾:お母さんに聞いたのがよかったですね。

エンタメ 香田:そうですね。使い方がわからない方の気持ちがわからないままアイデアを考えても・・・ですよね。でも、どうすればいいかわからなくなった時、わからない代表の母に泣きついたのが、結果、良い方向に向かいました(笑)。

みんなが手を差し伸べてくれる

ローソン 髙尾:私の場合、入社2年目で店長に登用されたということもあって、年上の店舗社員やクルーさんが多いので、一番大変なのは店舗マネジメントですね。特に店長になりたての頃は苦労しました。加えて、まだわからないことも多くて、担当のスーパーバイザーからできていないことを指摘されて、「いくら頑張っても自分が作りたいお店に全然ならない!」って何もかもを投げ出したくなったこともあります。できない自分の不甲斐なさに悲しくなって、トイレで「もう無理だ~全部あたしのせいだ~いなくなってしまえ~」って泣いちゃって。その後、上司に弱音を吐いてしまったことも数知れずです(笑)。

エンタメ 香田:そこはどう乗り越えたのですか?

ローソン 髙尾:そこがローソンのいいところで、皆さんすごく親身になって相談に乗ってくれるんですよ。上司に弱音を吐いてしまった時、すぐ店舗まで来て話を聞いて助言してくれました。それ以外でも、やってみたいことを相談すればいっぱい教えてくれます。そこから気持ちが楽になりました。自分自身がまだまだ未熟であることを受け入れて、店舗社員やクルーさんに対して、「あなたはどういうお店にしたいですか?私はこういうお店を目指したい」とそれぞれ本音で話し合い、お互い助け合えるようになったんです。
 
このように、本当に悩んでいる時やどうしていいかわからなくなった時は、前向きな姿勢を見せつつ周りに助けを求めるとみんな手を差し伸べてくれるんです。これもローソンに入ってよかったと思うことの一つですね。

エンタメ 香田:それ、すごくわかります。最近、初めてキャンペーンを任されたのですが、なかなか思うような結果が出なくて。デスクで涙がこぼれ落ちないようにずっと上を向いていたり、家でもどうしてうまくいかないんだろうと泣きながらずっと紙にペンでグルグル書いたり……。上手くいかなかったり、つらいことが続いたりすると、どうしても、もう会社辞めたいな・・・と思うこともあるのですが、壁に直面したときに、上司や先輩に相談したら親身になって一緒に突破法を考えてくれてアドバイスをしてくれるんです。さらに、ご自分の意見をそのまま押し付けるのではなく、私の意見を尊重したままいろいろと考えてくれます。寄り添ってくれるという感じなので、つらい時でも頑張ることができるんです。今の同僚や先輩、上司の皆様じゃなければ今まで色々と乗り越えてこられなかったかもしれません(笑)。本当に今の同僚、先輩、上司の皆様に出会えてよかったと思います。

ローソン銀行 川﨑:僕も皆さんと同じく、仕事が思うようにうまくいかない、自分じゃどうしようもないという局面に立たされた時、辞めたいと思ったことはあります。でもやはり最後は皆さんの言う通り、周りの人に助けてもらうことで踏みとどまれています。

ストア100 星野:僕もそれはすごくわかります。店長時代、クルーさんが足りない時期があり、体力的につらくて辞めたいなと思ったことがありました。僕の場合もそこで踏みとどまれたのは周りの人のおかげです。どうしようもならなくなった時、クルーさんや近隣のローソンストア100の店長さんや、担当のスーパーバイザー、本部の方々に助けてもらいました。このように皆さんの協力のおかげでピンチを乗り越えられたことが入社以来何度もあります。皆さんの助けなしでは今ここにいないでしょうね。困った時はみんなで支え合うという企業文化は働く上ですごく重要な要素だと思います。

(後編はこちら

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!