せいちょう
仕事でまた同じ過ちを犯し、よもや自身に成長はないのだろうかと落ち込む。
子供の寝息には勢いと成長を感じ、
我が溜息は死への一刻みに感じる。
自分が迎える死は果たしてどんな死なんだろう。
スマホの画像ホルダが板書とエビデンスのスクショで溢れてしまった。
見返す気も起きなくなるほど温かみのない記録がそこには存在し、目を閉じると綺麗に折り畳まれていない折り紙の角のような残タスクの断片が頭の中をチクリチクリと刺していく。
あれも、これも、決めていない、やれていない、
考えることもしていない。それがずっと続いている。
何がしたいの?
冷ややかなアドバイスが蘇る。
そう、いつも僕はそれを忘れてしまうようなんだ。
聞いてくれてありがとう。
思い出したよ。
言葉を選べない人間たちに囲まれても
憂いが怒りに変わりませんように。
自分に甘く、何も変われない人間だけれど。
成長はしたいんだよ。まだきっと。
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