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イタリア料理検定への道⑤〜パルミジャーノ・レッジャーノ

こんにちは!
イタリア料理検定2級を目指して、勉強中の LINDAですっ!

 イタリア料理検定では、フロマッジ(チーズ)についても問われます。
イタリアのフロマッジは、400種類とも言われてて、その全てが伝統的な製法によるものだそうです。なので、小さな工場で、熟練した職人さんが作る、ホンモノの手作りのものばかり。もう、これだけでありがたみがUPします。

 その中でも、国がその品質を保証しているDOP認定を受けているチーズは48品あります。

 DOPとは、Denominazion di Origine Protetta(デノミナツィオーネ ディ オリジーネ プロテッタ)の略で、EUが定めた農産地と食品に対する品質表示です。生産、加工、調整の全工程が同一地域内で行われなければならない、と定められています。チーズのほか、ワインやオリーブオイル、サルーミ(ハム)、野菜・果物、穀物、バルサミコ酢などにもDOP認定されたものがあります。
 ちなみに、生産、加工、調整の一工程が同一地域内で行われていれば認定される、IGP(Indicazione Geografica Protetta)認証のものは2種類あります。

 さて、パルミジャーノ・レッジャーノですが、これはエミリア・ロマーニャ州とロンバルディア州で作られています。DOP認定を受けたものは刻印があります。規定では、牛の飼料は干し草とムラサキクマコヤシのみ。サイロ飼料は認められていません。そして、残念ながら認定されなかったものには、なんと✖️がつけられてしまうんです。私的には、それでもいいんだけもな。

 熟成期間は、12ヶ月、18ヶ月(赤の封蝋)、22ヶ月(シルバーの封蝋)、30ヶ月(ゴールドの封蝋)の4種類。封蝋によって、熟成期間が分かります。お店にあったら見てみてね。

 そのままで食べると、塩味にわずかな甘味が感じられます。そのままでもよし、削ってもよし。イタリアでは、固くなったものは、スープをとるときに一緒に入れて使うそうです。

 パルミジャーノ・レッジャーノをたっぷり使ったリゾットやパスタは、まちがいなくおいしいですよね!あぁ、よだれが…。笑

 そんな訳で、パルミジャーノ・レッジャーノはややお値段もいいです。一方、よく似たものにグラーナ・パダーノというチーズがあります。これは、生産エリアがもっと広域で、最低熟成期間が9ヶ月。飼料にはサイロ飼料も使われ、牛乳の仕込み方が違うくらい。お値段も、お手頃。カルディにもあります。

 よかったら、ぜひ、食べ比べてみてくださいね。以上、パルミジャーノ・レッジャーノについてでした。

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