「ロシア軍がウクライナ国内で民間人を虐殺した」ことがテレビのニュースで報道された。

それを伝えるアナウンサーが

これからご遺体の映像が流れます。

と言った。

苦手な人は見ないようにとしっかりと注意喚起もしていた。

映像内では遺体にモザイク処理がされていたので、普通に見ていたらご遺体がどんな状態なのかは分からない映像だった。

それでも、日本のメディアで遺体の映像を流すことはとても大きな意味がある。

なぜなら

子供の頃はニュースをあまり見ていなかったため、記憶に残っていないので確かなことは言えないけれど、日本のテレビでは遺体の映像を意図して映していないと思っているから。

大学生以降、自分のパソコンでインターネットにアクセスした際、Yahooの海外版がとても過激に思えて衝撃を受けたことを今でも覚えているから。

ウクライナのゼレンスキー大統領陣営はメディアの使い方が上手だし、報道されていること全てが真実とは限らない。

そしてロシア軍のウクライナ国民虐殺行為は、プーチン大統領の指示ではなく、暴徒化したロシア軍兵士の仕業なのかもしれない。

だけど、ウクライナ国民が虐殺されたのは事実だ。

そして報道されていることが事実ならば、すでに半世紀以上前の第二次世界大戦時と同じことをやっている。

何十年経っても何も学ばないのか？

学べないのか？

学ぼうとしないのか？

自分達の加害の歴史は学んでいないのか？

日本では、加害も被害も学んでいる。

その上で「南京大虐殺」は捏造されていると私は思う。

でも、日本の兵士の全員が清廉潔白だったとは思っていない。

規律を守らずに暴徒化した人だっていただろう。

例えその人1人だけが暴徒化した日本人だったとしても、被害者にとっては「日本人に傷つけられた」事実が残る。

そしてそれがどんどん広がっていき、過大化されて捏造へと繋がっていってもおかしくない。

プーチン大統領が言う「捏造された」は、自分の預かり知らぬところで起こった出来事だからなのかもしれない。

でも、そんなことは想像がつくでしょ？

いくら独裁者だからって、何万人もの人間の行動を全てコントロールできるとでも思ってるの？

先日のアカデミー賞での某俳優さんのビンタ事件でも顕著な通り、どんなに相手が悪くても先に手を出した方が悪いとされる世の中。

それは昔から変わらない。

ロシアが侵攻をした時点ですでに国際社会において「絶対悪」が決定しているんだ。

これ以上無辜な市民の命を奪わせないで！

侵攻によって亡くなられた方たち、理不尽過ぎるよね。

怖くて悔しくて痛かっただろうに。

物理的に何もしてあげられなくて、本当にごめんなさい。

今の私にできることは、こうやって声をあげることと、支援金を寄付することしかありません。

そして、日本に住んでいる私にとって、あなた達の今の姿は決して他人事ではありません。

もしもこのままプーチン大統領を野放しにしてしまったら、「核を振りかざせばワガママやりたい放題」の事例を作ってしまい、日本が侵略されてしまいます。

日本が侵略されたら、あなた達よりも更なる惨劇になるでしょう。

私は理不尽さに憤りを感じながら殺されてしまうと思います。

そうならないために、私は声をあげます。

きっとテレビのニュースでご遺体の映像を流したのは、多くの日本人に声をあげさせるため。

私はそう思います。

どうか、どうか安らかでありますように。

生まれ変わりがあるのであれば、理不尽に命を奪われることのない場所へ生まれられますように。

R.I.P