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私は人になにか伝えられるキャリアはないけど

それでも生きていられているから、私はそれでいいし、キャリアという概念も無くなればいいと思う。それに縛られる必要はないし、縛られる社会を変えたい。

だって、今はずっと同じ会社に勤め続ける人も少ないし、ひとところで勤め続けるよりもフットワーク軽くいろんな場所でいろんな仕事に就くことだってできる。変化を求めないこともありだと思う。でも、変化を求めない、っていまの時代は一番むずかしいことかもしれない。
社会の変化と、周りの変化と、会社の変化と自分の変化が、すべて同じように訪れるだろうか。
たぶん、そんなことはなくて、自分の成長と会社の成長がずっと同じように続くなんてことはないし、会社が転ぶこともあるし、自分が転ぶこともある。会社に物足りなさを感じることもあれば、ついていけないと思うこともある。社会の変化に対応できない会社も人もいるだろうし、社会の変わらなさに嘆くこともある。ずっと変わらない、ずっと適応し続ける、それはとても難しいから、ちょうどいい場所を探して疲れ果てたり、合わない空気の中で、ときどき息苦しさもしんどさも感じる事があると思う。

仕事を辞めたり、どこか別の場所に行ったり、途中で休んだり、ゆっくりしたりする時間をキャリアを捨てたとか、キャリアが途切れたとか、諦めたとか思う必要はなくて、いつでもまたやり直したり、新しく始めたり、自分の気持ちに無理に逆らわなければ、きっと大丈夫。

以前に比べれば、理不尽な会社も少なくなっている。そういうふうに時代も変わってきていて、転々と仕事をしていても誰も文句を言わないし、もし理不尽な会社にあたったとしても、また次の仕事を探せばいい。キャリアに縛られなければ、選択肢はたくさんある。

たくさん選択肢があって、それでもそれを選ばない選択ができるのもまた贅沢だ。選択肢はたくさん用意していていいし、用意できるなら素晴らしいことだと思う。わたしはキャリアはないけれど、選択肢はたくさんある。だから、それで生きられるし、これからもなんとか生き残りたい。

もし伝えるなら、伝えたい「大丈夫」という言葉を自分にも言い聞かせて。

※アイキャッチはAIで作成しています。
Adobefirefly『リクルートスーツを着て桜の散るオフィス街を歩く新人社員たちの後ろ姿。』

#新社会人に伝えたいこと


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