おいしい日本酒がのみたい。ただそれだけのことが、意外と難しい。

もちろん、お金を出せば買うこともできるけれど、たいていの高い日本酒は通常価格ではなくプレミアがついた値段で売られている。ファンが多く、少量しか作れない稀少な日本酒は、ここ最近のブームでますます手に入りにくくなっている。
そうすると、居酒屋の飲み放題のメニューにあるような安くてあまりおいしくない日本酒がスタンダードになってしまう。日本酒って臭くてなんかおいしくないよね、と思われてしまう。

ここに、書かれているような、状況が起きる。それってなんかお互いに不幸だ。

この記事のタイトルには、『新政』というお酒が写っている。とてもおいしい。もし日本酒の世界への入り口が『新政』だったら、印象は全く変わる。
こういうお酒がもっと手に入りやすく、たくさんの人が飲めるようにいろんな蔵で作ってくれたらいいな、と思う。

大阪には（京都にも）、『浅野日本酒店』という便利なお店がある。

丁寧に日本酒について教えてくれて、4合瓶の手ごろな値段で良いお酒が買えるし、飲める。正直、ここで日本酒を覚えてしまうと、他の店に行く気がなくなる。他の店より圧倒的に安いから。

もう一つ、大阪には『山中酒の店』という日本酒専門店がある。長らく営業しているので卒業生がたくさんいて、その卒業生がやっている居酒屋はだいたい人気店で、ハズレがない。

天満に、立ち呑みのバーもある。誰かと呑むときはだいたい天満に行く。
こことビアベリーという箕面ビール直営店に行けば、おいしい日本酒とビール両方楽しめるから。

「好きな日本酒はなんですか？」という会話をもっと気軽にしたい。わたしもそんなに詳しく知らないけれど、もっと知りたいと思う。
懸命にお酒を造る杜氏はきっとたくさんいるのだから、もっと広める人がたくさんいたほうがいい。

おいしい日本酒を飲みませんか？というお誘いなら、喜んでいきます。