2017.12.10 Day 44『いつも通りとも言える』

これまでのところ、40羽近くのアデリーペンギンにロガーをつけております。これはほぼ予定通り。ただ、回収作業はまだ一度もできていなくって、これは予定通りじゃない。ペンギン的な事情と天候や海氷状況的な事情とそれ以外の人間的な事情の3種類がそれぞれになかなかで、想像とはだいぶ違う感じでここまできておりますです。ほわぁ。

西堀栄三郎さんの「南極越冬記」を昭和基地図書で借りて、調査地にも持ってったりしてちまちま読み進めて読み切った。最初は、ペンギンとかトウゾクカモメを食べた話が書いてあると聞いておもしろ半分に読み始めただけだったのだけど、この本は、ここで読んで大正解だったと思う。帰国したら買おう。西堀さんの言葉に、「失敗の原因を自然の力だけにしてしまうことはやさしい」というのがあった。これは南極での調査に限らず、いつも心に留めておきたいことであるなぁ。

ところでメインのペンギン調査地がある「ラングホブデ」は「長い頭」という意味らしい。そしてこのあたりで一番高いらしい長頭山というのがあるのだけど、その長頭山に後頭部をぶつけるっていう夢をみました(どうでもいい)。

そんなこんなでそろそろ最盛期の準備を始めようかというところです。

師匠の著書もあった↓


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