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どんぐり倶楽部について思うこと ~人生を楽しむこと~

息子が年長さんの頃から、どんぐり倶楽部というお絵描きで算数の問題を解くという家庭学習をずっと続けています。


息子は、4月から小学校2年生。

現在年長さんの問題99題が終わり、1年生の問題を半分くらい終えたところです。


なぜ私がどんぐり倶楽部に取り組もうと思ったのか?


どんぐり倶楽部の掲げる最終目標「自分の人生を楽しめる子に」というフレーズに強烈に惹かれたことと、どんぐり倶楽部でならばそれが叶うだろうと思ったからです。


どんなに親が願っても、心配しても、先回りして考えて手を打っても、息子の人生から悲しいこと、辛いこと、挫折や困難がなくなるわけではありません。


でも本物の思考力をどんぐり倶楽部で育てることができたなら、どんな辛い状況でも、自ら考え、その過程をも楽しみながら乗り越えていけるのではないか。そんな風に思ったのです。


でもね、どんぐりやってる親御さんなら共感してくださると思うのですが、どんぐりを継続するのって、親にも相当な忍耐がいるのですよ…。


どんぐりのやり方は、いたって簡単です。

1,ちょっといいおやつを準備する。(子どもはおやつ食べながらリラックスしてやります。)

2,親が1文ずつ問題文を読み、こどもは1文ずつ絵にする。

これだけ。


注意点は、2つ。問題文は、原則1回しか読まない。

あとこれが死ぬほど難しい…。

「親は、黙って見守るのみ。絶対に解き方を教えてはいけない」という掟があります。


私も含め、これがなかなかうまくいかないという親御さんは多いのではないでしょうか。

(え!?私だけじゃないよね?お願いみんな!そうだと言って…)


「黙って見守ること」は、「子どもを信じて(できるようになるまで)待つこと」とです。


でも私は、「信じて、待つ」がなかなかできませんでした。


なぜなら、自分の不安を先に解消したいという欲求が勝ってしまうからです。

こうなってほしいという息子の理想像があったとして、でも現在これができていない。どうしよう!なんとかしなくっちゃ!っていう感じで、息子の未来を信じることができず、ジタバタしてしまっていました。


ここで、はっと気が付きました。

「自分の人生の過程を楽しめる子になって欲しい」と、息子に望んでおきながら、自分は?

全然自分の人生の過程を楽しめてないじゃん!って。


私にとって人生は、いつも勝ったり、負けたり成就するものであって、決して「過程を楽しむ」ものではなかった。


息子の未来が不安なのは、私が自分の人生と自分の未来を信じることができていないから。


まずは、自分が変わらないといけないんだということに気が付くことができたのは、1番の収穫だったと思います。


どんぐりがうまくいかない。

じゃあどうしたらいいのか試行錯誤してみよう。その過程を楽しもう。

それがきっと人生を楽しむということ。


悲しいことも起きない、辛いこともない、挫折もない人生なんてない。


うまくいかないその過程を楽しむのが人生なんだ。


今はそんなふうに思ってどんぐりに取り組んでいます。

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