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レバンテ~パコ・ロペス戦記~#4

ラ・リーガ第25節

前節首位アトレティコに2-0で勝利したレバンテ。今節は、コパ・デルレイ(準決勝1レグ)で1-1と引き分けたビルバオとの対戦。

それではスタメンから

⚽システム

レバンテ 3-4-2-1

ビルバオ 4-4-2

➤前半【ビルバオのハイプレス】

 前半から、ボール保持も非保持もビルバオにしてやられた印象。
ビルバオは、ボール非保持は中盤をダイヤモンドのゾーンで待ち構える形。

●2トップが3バックに対してどちらかに方向づけしてプレス
●ムニアインorベングルが1つ前に出てプレス。3バックに対して3枚でハイプレス
●ソンorクレルチにボールが出たらバレンシアガorカバは出ていく

 このプレスをうまく回避することができず、ボールを回収されてしまうシーンが目立つ。

また、相手ボール保持でもうまくプレスがかからない。

 前線の三枚がプレスに行くが常に6対3でボールを回され、引くしかない。

●ヴクチェビッチとロチーナは守備があまり得意でない。
●ヴクチェビッチとロチーナは中盤にうまく落ちてくるムニアインとラウール・ガルシアが気になりプレスに行けない。

 序盤から決定的なシーンを作られるなど苦しい展開。しかし、相手のミスもあり31分高い位置でボールを奪ったデ・フルートスがドリブルでショートカウンター。ペナルティーエリア内でファウルをもらいPKの判定。これをマルティが決めて1-0。

➤後半【修正できないレバンテ】

 前半、ゴール以外いいところのなかったレバンテ。後半も常に押し込まれる展開。

そして、52分自らのミスもありPKを献上。これを決められ1-1。

今日の試合はレバンテというよりビルバオの狙いがとてもよく出ていた。

●ラウール・ガルシアとムニアインがヴクチェビッチとロチーナのわきに顔を出す。
●そこに喰いついたドゥアルテやコケの空いたスペースに足の速いウィリアムスが動き出す。

単純な動きであるがビルバオの選手は相手をよく見てスペースを生み出し、そのスペースをうまく活用して攻めていた。
もちろん相手がこなければ、ラウール・ガルシアとムニアインにボールを預ける。

➤最後に

 なんとかドローで済んだと思えるような試合展開。

3月5日コパ・デルレイ(準決勝2レグ)で同じ相手ビルバオと対戦する。次の対戦のためにどんな手を打ってくるか、パコ・ロペス監督に期待しよう。

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