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Happy Birthday, Mr.Holmes!

こんにちは!
フリーライターのユリです。

さて、今回はタイトルにもある通り…。
シャーロック・ホームズ」のお話をしたいと思います!

私の自己紹介欄を読んでくださった方はご存知だと思いますが、私は生粋のシャーロック・ホームズ好き!
書きたいことが多く、困ってしまうほどです😍

しかし、満を持して今日。
初めてのホームズのお話をしたいと思います!

というのも、
本日1月6日はシャーロック・ホームズの誕生日!

ホームズを語るのに、
これ以上絶好の機会はないですよね😊

では、どうぞ。
ホームズの世界に飛び込みましょう!

世界中で愛される名探偵

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シャーロック・ホームズの彫像

シャーロック・ホームズ。
彼は19世紀末のイギリスにて活躍した私立探偵です。

未発達だった警察組織に代わり、
数多くの事件を卓越なる推理力と鋭い観察力、科学的な分析や手法を用いて次々と解決していきました。

とはいえ、シャーロック・ホームズは実在した人物ではありません。当初は、推理小説に登場する架空の人物にすぎなかったのです。

〈ホームズの生みの親〉

アーサー・コナン・ドイル
著作者:アーノルド・ジェンス
出典:Wikipedia

こちらがホームズの生みの親。
イギリスはスコットランド🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿の作家アーサー・コナン・ドイルです。

彼はもともと医者であり、
医師として働く合間に小説を執筆していました。

1886年、ホームズの初登場作品となる長編推理小説『緋色の研究』が完成。その後、長編第2弾『四つの署名』も執筆し、医者ではなく作家の道を歩むことになります。

ロンドンにて、ホームズを主人公とした短編推理小説を連載し始めました。すると、これがイギリスにて空前の大ブームを引き起こしたのです。

ただし、コナン・ドイルにとってこの現象はあまり好ましいものではありませんでした。なぜなら、彼は歴史小説家として身を立てたかったのです。

ホームズ現象が起きた社会と葛藤するコナン・ドイル。
詳しくは、レキシルで私が執筆したこちらの記事をお読みください!


〈シャーロキアンとホームジアン〉

ホームズのトレードマークともいえる虫眼鏡

それはともかくとして、
ホームズファンは絶えず増え続けました。

130年以上経った現在でも世界中に存在しています。彼らはシャーロキアンまたはホームジアンと呼ばれ、独自にホームズの研究をおこなっているのです。

そんな彼らがホームズの誕生日と定めたのが、
1854年の1月6日。つまり今日ですね!

ホームズの研究家は多いので他にも多くの説がありますが、1854年の1月6日が定説なっており、シャーロキアンやホームジアンたちは盛大にお祝いをします!

世界中から愛される名探偵シャーロック・ホームズ。
彼は具体的にどのような人物だったのでしょう?

シャーロック・ホームズというキャラクター

シャーロック・ホームズの挿絵
著作者:シドニー・パジェット
出典:Wikipedia

1854年1月6日に誕生したとされるホームズ。
頭脳明晰で冷静な判断力を持っていた彼は、探偵としては優秀でしたが人間的には複雑な面を持つ人物でした。

相棒のワトソン博士以外はほぼ友人がおらず、女性嫌いでもあり、ひとたび事件の捜査にかかると飲まず食わずで駆け回ることも日常茶飯事です。

詳しくは、レキシルで私が執筆したこちらの記事をご覧ください!

シャーロック・ホームズの生涯や性格、趣味などについては上記の記事で詳しく語っておりますので、ここではホームズの容姿を簡単に解説しますね!

〈ホームズの容姿〉

ホームズ(右)とワトソン博士(左)
著作者:シドニー・パジェット
出典:Wikipedia

ホームズの容姿に関しては様々な表現がありますが、『ホームズシリーズ』の挿絵を長年担当していたシドニーパジェットの描いたホームズが1番分かりやすいと思います。

サラッと伸びた手足、細身で長身(約183cm)、何もかもを見透かすような鋭い目つき、尖った鷲のような鼻。
これが、世界中が愛してやまない名探偵の姿です。

イラストレーターであるシドニー・パジェットは、ドイルの原作をもとにホームズをより魅力的な人物に仕上げました。

例えば、ホームズのトレードマークともいえる鹿撃ち帽やインヴァネスコートはパジェットの案です。
機会があれば、是非彼のことも記事にして紹介したいと思います!

ホームズとヴィクトリア朝

1851年のロンドン万国博覧会の様子
出典:Wikipedia

シャーロック・ホームズが登場したのは、ヴィクトリア女王がイギリスを統治していたヴィクトリア朝時代

ロンドン万国博覧会などイギリスが大英帝国と呼ばれ、輝かしく発展した後のことでした。急速な発展によって貧富の差は広がり、犯罪は多発する一方。

有名な連続殺人鬼「切り裂きジャック」が登場したのも、この頃でした。

シャーロック・ホームズはヴィクトリア朝の後半に差しかかるころに現れ、イギリスの大英帝国時代の良い一面も悪い一面も体験した存在だといえるでしょう。

ホームズとヴィクトリア朝の関係は非常に興味深く、ここだけでは紹介しきれないほど沢山の知識や面白い情報があります!

いつか、必ず皆さんに紹介しますね!!!

私とシャーロック・ホームズの出会い

『シャーロック・ホームズの冒険』文庫版
左が新しく購入したもの。
右は10年以上前に購入し愛読しているもの。

それでは、最後に私とシャーロック・ホームズの出会いをご紹介させてください。

私がシャーロック・ホームズと出会ったのは小学生のころです。当時から放送されていた推理アニメ『名探偵コナン』が大好きで、そのつながりでシャーロック・ホームズを知りました。

近所の図書館に行って、講談社の青い鳥文庫にて出版されていた『シャーロック・ホームズシリーズ』を読み始め、すっかりハマってしまったのです。それからは、色々な出版社の『ホームズシリーズ』を読み漁りました。

上記の新潮文庫のものが1番長く読んでいますが、小学生のころは青い鳥文庫のほかに岩崎書店が出版していた子ども向けの『名探偵シャーロック・ホームズ』を何冊も借りてきて読み耽ったものです。

毎回両親に「そんなに読み切れるの?」と言われていました。もちろん、読み切っていましたよ!😊

長編『緋色の研究』が掲載された雑誌
著作者:デイヴィッド・ヘンリー・フリストン
出典:Wikipedia

ホームズの作品は、
長編4編と短編56編で合わせて全60編です。

ホームズを初めて読む人は「多い!」とびっくりするかもしれませんね😅

けれど、短編が多いので意外と簡単に読み進められますから大丈夫ですよ!

『シャーロック・ホームズ』を読むおすすめの順番については、レキシルで私が執筆したこちらの記事をご覧ください!


このような経緯でシャーロック・ホームズに魅力された私ですが、もう1つ魅力されたものがありました。
それは、19世紀のイギリスです!

ヴィクトリア朝時代と呼ばれたその時代の文化や社会、歴史的出来事に強く惹かれ、研究してみたいと思いました。

そして、そのために国際的な文化や英文学を学べる大学と大学院に進学。研究に没頭し、次のような卒論と修士論文を書き上げました。

〈卒論〉
『シャーロック・ホームズ』と19世紀イギリス
ー事件に絡む女性たちー
〈修士論文〉
『シャーロック・ホームズ』と19世紀英国の社会と犯罪

さらには、上記の記事のように、大人になってもシャーロック・ホームズの記事を書くという幸運にも恵まれております!

本当にレキシルサイトの皆さまのサポートあってのことです。ありがとうございます!これからも精進してまいります!

それでは、巻末に私のおすすめホームズ作品をご紹介します!気になるものがあれば、是非読んでみてくださいね!


〈私のおすすめホームズ作品〉

厳選に厳選を重ねました!

①まだらの紐(シャーロック・ホームズの冒険)
トラックがユニークかつドキドキハラハラする展開もあり、1番のおすすめになります!

②オレンジの種五つ(シャーロック・ホームズの冒険)
アメリカが絡んだ内容で時事的な要素もあり、勉強になった作品ですね。

③バスカヴィル家の犬(長編小説)
長編ですが、登場人物の行動が二転三転して読み飽きません!

④空き家の冒険(シャーロック・ホームズの帰還)
シャーロック・ホームズが宿敵モリアーティ教授と戦った10年後に帰還した今作は外せませんね!

⑤這う男(シャーロック・ホームズの事件簿)
近代科学が進歩したゆえに起きたともいえ、かなり変わった事件内容なところが魅力的です。

他にもたくさんあるのですが、長くなりすぎてしまうのでこちらに厳選しておきます😊
以下におすすめ作品が載っている文庫本を記載しておきますので、よかったら読んでみてくださいね✨

映像で見るシャーロック・ホームズ

ホームズは映像でも楽しめる!

また、作品ではありませんが、イギリスの放送局グラナダテレビが放送していたテレビドラマ『シャーロック・ホームズ』もおすすめです!

主演のジェレミー・ブレットの演技が最高でまさにホームズここにあり!という感覚を味わうことができます。他にも、19世紀英国の風景をセットで上手く表現しており、画面越しにヴィクトリア朝時代の雰囲気が感じられます😊

Amazon primeやDVDで見ることができますので、よかったら探してみてくださいね!

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございます!ホームズを知ってもらうため、今回は簡略的な紹介にさせていただきました♪

シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝は私の大好きな文化であり、時代。いつか、この2つに特化したブログを設立できたらいいなと思っております!そのときは、そちらにも遊びに来てくださいね!

改めて、
Happy Birthday, Mr. Holmes!

また、次回の記事でお会いできることを祈っております。
ユリ

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