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農家さん、JGAP始めてみませんか?(その⑭、2.5経営者による改善)

皆さん、こんにちは。
本日は【2.5経営者による改善】について解説していきますね。

早速ですが、要求事項はこちら↓

出典:日本GAP協会

農場を経営、運営する上で、経営者の役割は非常に重要です。
人、モノなどの資本を投入することは経営者ではなくても可能ですが、唯一
『お金』に関しては経営者しか出来ません。

資材高騰、物価高で大変だとは思いますが、必要なところにはしっかりと
『お金』を掛けて適切な農場管理を実施していきましょう。

ではこの要求事項を解説していきますね。

a.農場の改善のために、経営者は、以下の情報から農場管理の仕組みを年1回以上見直し、必要に応じて該当する責任者へ改善を指示している。

⇒ここでのポイントは『年1回以上の見直しと改善を指示』です

(1)2.4自己点検を実施した改善記録
(2)商品の苦情記録・・・販売先からのクレームなどの記録
(3)外部審査の結果・・・初回審査、維持審査、更新審査の是正記録
(4)苦情・事故・ルール違反記録
(5)JGAP適用範囲の変更点
⇒圃場の増減があった場合、新たに外部委託先が増えた場合など

こういった記録から現状の農場のルールが適切か?投入する資本は十分か?などを検討し、必要があれば農場の各責任者に指示をし、適正な状態にする必要があります。
これを年1回以上実施しましょう。

また
b.見直した結果と改善記録は残さなければなりません。
ですので、aの項目とbの項目が管理できる記録表が必要となりますので纏めましょう。

下部有料部分に記録表がありますので必要な方はお買い求めください。

c.経営者は食品安全、労働安全、環境保全、人権の尊重について農場全体での意識の醸成を図っている
⇒2.3方針の策定・共有で作成した農場の指針を見直したり、全員に再度周知したりする機会を設けましょう。

これで2.5経営者による改善、10/113はクリアです。
おめでとうございます。

次回は2.6JGAPロゴマークについて解説していきますね。
引き続きお付き合いください。


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