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本物を知るって大事だな。。。と思った話

大阪〜神戸で活動して24年目に突入!パーソナルトレーナーのたかつです
スポーツトレーナー学院で校長をしたり、パーソナルトレーナーの寺子屋というオンラインサロンを運営しています。
こちらのブログはフィットネスの世界で働く方、働きたい方、NESTA等パーソナルトレーナー資格をお持ちでスキルアップ、キャリアアップを考えている方向けに書いてます。

絵画や音楽など芸術の世界においては、本物に触れることの大切さがよく言われます。ゴッホやゴーギャンの絵を観る、モーツアルトの曲を聴く。。。そんなとこでしょうか。もちろん、同じものを見たとしてもその目にどお映るかは結局見る目があるかないかということになるのですが、少なくとも本物に触れておかないと、自分の中の狭い価値基準だけとなり、到底本物には辿りつけないでしょう。

パーソナルトレーナー業界における本物とは?

我々の業界ではどおでしょうか?
仕事をしていく上では、売り上げをあげていくことが大切で「本質」を追求したり「本物」になることが必ずしもそれとは一致しないタイミングがあります。では、売れている人=本物かと言われるとそうとも言えない現状もあります。
それでも本物に触れる努力をする、近づく努力をすることが大切です。
私は幸いにも17年余り前、「本物」のトレーナーに出会いました。その後、その方に師事し多くのことを学ばせていただいております。

本物であると感じた部分を挙げるとすれば。。。
・豊富な知識は当然として、いかに考えるかを大切にされている
・指導対象者を観察する力が半端ない
・否定はせず、可能性のある話をされる
・実際に、動きが明らかに変わる
・自分の間違いを素直に認める
・新しいことへの探究心

何年経っても追いつける気はしないレベルですが少しづつでも近づきたいと思える存在ということです。しかし、常に言われるのは「私のやり方を絶対視せず、また今やっていることに疑いを持つこと。自分のやり方に落とし込んでこそ理解したことになる」ということで決して真似をするだけではダメだということです。

私が「本物に触れる」って大事なことだなと感じた出来事

私は現在、スポーツトレーナー学院で校長をしたり、パーソナルトレーナーの寺子屋というコミュニティでいわゆる後進を育てる立場にあり、多くの人が学びに来ています。この業界にはまだまだ本物に触れる機会のないまま年数だけがたち、素人と変わらないレベルのままの方もいらっしゃるようです。ビジネスとして成功しているならそれでいい、という考え方もあるでしょうからそこは価値の違いということで一定の許容はしますが、あまりにもひどい話も聞きますのでそれはそれで困りものです。

 これまでに受けたトレーナーの指導の話を、ある生徒さんがなさるのですが本物か否かという以前に、「人の体を壊すのではないかと思われるような指導をしていたり、実際に壊していたりというケースがあったり、素人の人間でも言いそうなこと言っていたり、できないことをクライアントのせいにしたり、できてないとダメ出しをしたり。。。」教えるということそのものができていない事例をいくつも聞きます。
 私の元に来てくださった生徒さんも、最初はどれが正しい、本物なのかがわからなかったわけですが、段々と自分でやっていってわかるようになり、最近ではトレーナーさんと会話したり、実際のセッションを受けたりすることで「あーこの人はまともだな、この人は素人レベルだな」というのがわかるようになってきたとおっしゃいます。キャリアが浅いというのは問題ではありません。何年もやっていても素人のような人もいなくはないですから。
生徒さん曰く「なんか、、、プロじゃな人が多いんですが。。。それでトレーナーだと名乗っている人が多すぎですね。それだけは恥ずかしいから私は絶対ちゃんと勉強してから名乗ろうと思っているのですが、それにしても普通に名乗っている人が多いですね」

これはなかなか鋭く厳しいご指摘です。長く業界にいると感じなくなったり、言えなかったりすることかもしれませんが、この業界に足を踏み入れたてだからこその素直な感想なのだろうと思います。つまり、このかたは学んでいく過程で「本物とは何か」を感じ始めておられるということです。

間違いなく勉強熱心で向上心の高いトレーナー志望の方は増えてきていますので業界の未来は明るいとは思います。

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