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こどものものだけでない「こども食堂」のこと

先日、リープが運営を支援させていただいている「TSUNAGU食堂」について、SWITCH株式会社の松澤さんからお話を聞いた。

いわゆる「こども食堂」の話である。

食べられない子が行くところ。困っている子が行くところ。なんとなくそんなふうに捉えていた。

でも、単に「食べられない子おいで」では、こども食堂はうまく展開できないそうだ。

松澤さんがめざすこども食堂は、「限られた人だけが行く場所」ではなく、「みんなに広く開かれた地域の交流拠点」だという(こども食堂によってはそうではない場所もあるらしい)。

異なる年齢の子どもどうしで遊べる場。そうやって子どもどうしで遊んでいる間に、親同士が話しながらほっと一息つける場。

子どもが親以外のさまざまな年代の大人と触れ合える場(ということはつまり、子どものいない大人も、子育て中でない大人も顔を出すことを歓迎されているということだ)。

これは衝撃だった。

そうか、自分も行っていいのか。

各メディアから受け取っていた「こども食堂」の情報から、偏ったイメージを持ってしまっていたことに気づいた。パラダイムシフトとでもいうのか。

リープメンバー全員で松澤さんからのお話を聞いていたので、みんながどんなことを感じたのか知りたくて、そしてなにかTSUNAGU食堂とのつながり方のアイデアやヒントがないかと思って、アンケートを取ってみた。

こども食堂の取り組みで興味を持った箇所はどこですか?
という問いへの、メンバーの回答の一部をご紹介すると……

「誰でも来てよい」というコンセプトはとても関心を持てました。異年齢との交流があるこどもは1割以下なんですね……同じマンションの学年の違う小学生同士にもまれ、家族ぐるみの付き合いでしょっちゅう友人家族との飲み会で大人に混じって楽しんでいた身としては、年齢問わずいろんな人と“安心して”接点が持てる場は重要だと思いました。

こども食堂という名前からこどもだけが行く場所だと思っていましたが、お年寄りからこどもまで関係なく、様々な年齢の方が行っていい場所だとお聞きして、こども食堂への印象がすごく変わり、私がもしこども食堂さんに協力できる事があるとしたら、どんな事が出来るのか考えてみたいので、もっと詳しく知りたいと思いました。

こども食堂運営やボランティアの方のみではなく、お年寄りや大学生なども行かれる交流の場であるということを初めて知りました。こどものうちに、幅広い年齢層、様々なタイプの方と触れ合うことは貴重な経験になると思い、とても有意義な取り組みだと感じました。

やはり、こども食堂に対する印象の変化は大きかったようだ。

さらに、リープのみんなが、子供のころを振り返って考えたり、どんなことが出来るか考えたりと、「自分ごと」としてこども食堂に興味を持ち始めている。

これからみんなで、TSUNAGU食堂でどんなことが出来るのかを考えていく。

こども達や、TSUNAGU食堂に集う多種多様な皆さんと、どんなことが出来るのか、どんな楽しいことがあるのだろうか!


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