AWS Certified Solutions Architect - Associate合格



試験を受けた動機

筆者はインフラ、データベース改善・構築関係のPJでプロジェクトマネージャーやプロダクトオーナー、プロダクトマネージャーといった役割に立つことがある。その役割の中でアジャイル開発でプランニングやレビュー、GithubでのMainブランチへのマージ承認などの作業を行うことがある。
上記の業務を行っているとAWS、Google Cloud、Azureなどのクラウドサービスの設計、構築が時々話題になり、エンジニアさんの話についていけなくなることが発生した。

PM,POとしては、各要件とその温度感を伝え、詳細の設計はともかくそれは要件を過不足なく満たしているのか、ユーザーの温度感、スコープにのっとって開発できているかをマネジメントできていればいい。
しかし数時間にわたるリファインメント、プランニングで完全に話題についていけない状況が続くと話が横道にそれてないかなどわかりづらくファシリテーションができなかったり、エンジニアさんにコミュニケーション工数をかけてしまったりする。
そういった課題感からAWSのSAAを受けた。

クラウドプラクティショナーというAWSの用語がわかっているということを証明する資格もあったが、用語だけではなくそれぞれのプロダクトが実際にどのように使われるのか、類似サービスはどういう視点で選択されるのかまで把握しておきたかったのでAWSのアーキテクト設計知識を証明するソリューションアーキテクトの資格を受けた。


スケジュール・勉強内容(約1か月半)

筆者の当初知識レベル


応用情報試験に3,4年前に合格しおぼろげにセキュリティ、ネットワークについて覚えている程度。AWSについてはEC2, S3という有名サービス名とざっくりサーバー、ストレージという機能だということをエンジニアさんの話で聞きかじった程度。
SAAでは正解率70%を目指せればいいと聞いていたので問題のうち50%を確実に正解し、残り50%を2択に絞れることを目標にしていた。
全期間、移動時間や隙間時間でWordholicという単語帳を利用。SAA試験は問題文が長く専門用語が多いため目が滑りやすい。目が滑らないように基礎的な単語が瞬発的に意味が分かるようにするため単語帳を利用。

最初の1週間


図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書を読み有名サービスについてそれぞれどんな機能を提供しているかを把握する

2~4週間目


Udemyの問題集をひたすら解き、間違った問題について解きなおす。(全600問)
最初の正解率は30%程度、4週間目で50%になっていた。


5週間~試験当日まで


Kindle UnlimitedでAWS認定資格 ソリューションアーキテクト-アソシエイトの試験対策から学ぶ!超クラウド入門書を見つけその中でPing-tについて知る。試験レベル的にもUdemyよりPing-tのほうが近いと知り最後の1週間はこちらで模擬試験&解きなおしを行う。(500問ほど)
試験前日までは正解率50%のまま推移
前日の夜に何とか70%に到達。


試験の流れ

  • 準備

    • 試験予約

      • 参考サイト

      • テストセンターは場所によって設備など試験環境変わることあるのでGoogleMapで事前に評判を確認

  • 当日

    • テストを受けるための同意書などにサイン

    • 本人証明:本人確認証明は2つ必要(公式サイト

    • ロッカーに所持品をすべて格納

    • PCルームに案内(本人証明、ペン、メモ用紙、試験説明書のみ持ち込みOK)

    • 試験開始~完了(最後に試験体験についてアンケート)

    • 完了時のサイン

    • 終了


受け終わっての感想


Ping-tの試験レベルより少し難しいと感じた。Ping-tは短文で単発サービスの説明を答えるような問題が試験レベルでも少し入っていたが本番はほとんどすべて中、長文だった認識。また仕方ないことだが数多くあるAWSサービスやその細かな設定についてUdemy,Ping-tでは見なかった単語も1,2割はあったように思う。
1割が全くのあてずっぽう、5割が2択、4割が自信をもって回答できたという所感。正直受かるかどうかはランダム選択部分が上振れするかどうか次第だったと思う。

利用した勉強資料

参考書

問題集

アプリ

  • Wordholic:単語帳アプリ

    • PCで問題の解きなおしをしながら作成したSSのデータから単語帳を作れて便利

  • Copilot

    • Bingで無料で使えるものを使用。問題の解きなおしの際に気になったことや疑問をとにかくこれで確認。

  • Notion

    • メモ


総じての感想

何よりも試験に受かってよかった。エンジニアではなくほとんどAWSコンソールも触れたことがない状態だったのでかなり勉強の負担大きかった。ほぼ知識を暗記しているかどうかで点数が決まるのでもともとAWSサービスにどれくらい触れたことがあるかで難易度は大きく変わりそう。

当初の目的は達成できていると感じている。エンジニアさんが話している事項がざっくり理解できるようになり、コミュニケーションコストが下がった。タスクの割振で詳細の話をしすぎている場合にタスク消化時に担当者に考えてもらうべきか、プランニングの場で話し合うべきかなど考えやすくなった。

副次効果として今まで知らなかったクラウド化するということを具体的イメージを持てるようになった。エンジニアさんがどういう手段をもって提案していただいているのかという視点が見えるようになった。

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