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CASEとコネクテッドカーに関して

すごい勢いで自動車の技術が進化していることもあり、自動車の未来の技術について学んでいきたいと思います。

CASEとは

CASE(ケース)は、自動車業界の技術革新を意味する造語で、次の4つの領域の頭文字をつなげたものです。

Connected(コネクテッド)
Automated/Autonomous(自動運転)
Shared & Service(シェアリング)
Electrification(電動化)

これからの時代の車は、常時インターネットに接続し、自動で運転され、共有の乗り物として利用され、電気自動車になるということです。

ここまで来ると車というより、「走るスマートフォン」と呼ばれています。

「CASE」は、2016年にパリで開催されたモーターショーにおいて、次世代自動車産業で重要となる以下のキーワードの頭文字をとった造語ですが、7年経った現在、どれぐらい進化しているのか調べていきたいと思います。

Connected Carの現在地

インターネットに常時接続していコネクテッドカーの普及率は、2022年第2四半期(4~6月)に世界のコネクテッドカーの普及率は50.5%に達し、初めて非コネクテッドカーの販売台数を上回りました。

日本では、乗用車の新車販売台数におけるコネクテッドカー比率が75%を超えています。

つまり、新車を購入する際は、ほぼ、常時接続が可能な車と言えます。

接続方法は、
DCM(車載通信機)搭載
 スマートフォンのWifi、BlueTooth

の方式があります。

現在は、各自動車メーカごとにすでに、接続サービスが発表されています。
  トヨタ:T-Connect
 ホンダ:Honda CONNECT
 日産:NissanConnect
 マツダ:MAZDA CONNECT

つまり、コネクテッドカーは確実に普及していると考えても良いと思います。

コネクテッドカーは普及する

今までの車が、コネクテッドではなかったかというと、インターネットにはつながっていませんでしたが、カーナビもできますし、ある意味コネクテッドだったと思います。つまり、利用者にとっては、常時インターネットに接続することに、大きな抵抗はないのではないかと感じます。

また、「テレマティクス保険」のように、自動車の情報(走行距離や運転速度・ブレーキのかけ方など)を保険会社が取得し、その情報から運転者の事故リスクを分析して保険料を算定する保険などがあることで、保険料が安くなる可能性があります。

保険料が安くなり、通信料がカバーできるのであれば、コネクテッドカーに大きなデメリットは無く、盗難防止や、リモート鍵の開け閉めなどの操作メリットもあり、コネクテッドカーは今後も普及していくものと思われます。

大手プラットフォーマーがキー

コネクテッドカーの現在の状況が分かったと思います。しかし、今の各自動車メーカー別で、サービスを囲い込んでいる状況に関して、ある意味、ガラケー時代に似たもの感じます。

ガラケーの性能を各社競争していたら、iPhoneが現われて、一気に駆逐されたことを思うと、自動車接続も国内で争っていると大手プラットフォーマーが現われて市場を奪われてしまう可能性があります。

コネクテッドカーは普及していく、ただし、ベンダーで囲い込み続けられるかはわかりません。しかし、利用者にとっては、便利になることに変わりはありませんので、自動車の未来に期待しましょう!!

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