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年末年始の南米旅行記 ('23) | リオデジャネイロ編

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます🎍

今年は家族でゆっくり過ごすいつもの大晦日・元旦とは異なり、被り物をしてスペイン語でカウントダウン→翌日は登山というひと味違う年越しとなりました。おせちや初詣がなく、今でも新年を迎えた実感があまり湧きませんが、見知らぬ人とハグして"¡Feliz Año Nuevo!"と祝う年越しも南米らしく、良い思い出になりました。

トーレス・デル・パイネ国立公園付近の宿での年越し

今回は年末年始にかけて行った南米旅行について書きたいと思います。

夫とその後輩を含む5人で3か国を一週間で回る旅で、直前まで予定が定まらず、旅行中もプランを考えフライトと宿を予約するというかなりぶっつけ本番の段取りでしたが、その結果最大限詰め込んだ盛沢山の旅程となりました。出発前には少なくとも宿とフライトは押さえておきたい…できればスプシでスケジュール管理したい…という性格の自分にとっては、直前でも何とかなるんだという学びもありました。

かなり盛沢山のスケジュール

長くなりそうなので、リオデジャネイロ編、イグアスの滝・ブエノスアイレス編、トーレス・デル・パイネ編の3つに分けて書きたいと思います。
南米旅行を計画されている方、中でも短期間で要所を押さえたい方や最低限の準備で臨みたい方向けに参考になれば幸いです。

リオデジャネイロ観光

概要

日程の都合上、リオデジャネイロは1日程度の滞在となりました。サンチャゴに住む身として、湿度の高さや相対的な治安の悪さはさることながら、トロピカルな風景と活気のある雰囲気、街中のモチーフから感じられる信仰心の厚さと平日の日中も賑わうビーチが新鮮で、南米とはいえ別の大陸に来たような感覚でした。

公用語はポルトガル語で、スペイン語と重なる部分はありつつ意外と通じない単語が多く、片言のスペイン語と"obrigada"で何とか意思疎通を図ることになりました。とはいえUberでどこにでも移動できるので、貴重品管理とエリアさえ気を付けていればスムーズに観光できます。

リオ観光の代名詞ともいえるコパカバーナのエリアの宿に泊まったおかげで、限られた時間でもどっぷり浸かれた気がします。ただ当たり前ですが1日では到底回り切れないので、もう少し時間を確保してまた訪れたいです。

セラロンの階段

リオの映えスポットとしてはNo.1かもしれない

初日夕方に到着してから少し時間があったので、まずはセラロンの階段に行きました。後日知りましたが、この階段を制作したアーティストはチリ人で、2013年に同階段上で焼死体で発見されています。そんな暗い過去を想像させないカラフルな見た目で人気の写真スポットですが、明らかに治安の悪いエリア且つスーツケースを持っていたため数分で退散しました。とても綺麗ですが個人的には写真以上の感動はあまりなく、興味があれば近くのお土産ショップとセットでさくっと立ち寄るくらいでいいのかなと思います。

Galeto Sat’s

チキンと牛は勿論、ハツ(左上)も美味しかった

その日の夜は夫の会社の先輩に教えて頂いたGaleto Sat’sというレストランで夕食を食べました。予約不可で常に席が埋まっているので着いてから30分ほど待ちました。たまたまご家族といらしていた日本人の駐在員の方に聞き、お店の名物料理であるチキンを注文したところとても美味しく、全体的にコスパが高く大満足でした。サイドディッシュでパン粉のようなものがかかったスクランブルエッグ(写真右下)を食べましたが、これはブラジル特有の料理で、パン粉はfarofaといいキャッサバからできているそうです。塩味控えめで不思議な食感でした。

コルコバードのキリスト像

ミーハーだけどしっかり感動

翌朝はキリスト像のあるコルコバードの丘に行きました。頂上までは、1) Trem de Corcovado駅からのロープウェー、2) 街中の3地点から出ているバン、3) 山の途中にあるビジターセンターからのバスの3つの移動手段があります。前日夜時点では希望の時間帯のチケットが売り切れていたため、ビジターセンターまでUberで行き、そこからバスで頂上に向かいました。

北米が自由の女神ならば、南米はキリスト像でしょうか。有名×石像なので世界三大がっかりくらいの期待値でいましたが、その巨大さ故間近で見ると迫力があり、頂上からの展望も素晴らしく、行って本当に良かったです。(地方公立出身なら分かるかもしれませんが)中高の社会科の資料集の表紙のやつだ!と感動し、(チリに住んではいますが)地球の反対側に来たんだ!という実感が湧きました。昼のフライト前のタイムアタックで朝8時前に到着したのもあり、人が少なく写真撮影の長蛇の列ができる前だったのもプラスでした。

反省点としては頂上付近のお土産ショップの品揃えがビジターセンターと若干異なったため、気に入ったものはその場で買えば良かったです。またビジターセンター外ではなかなか電波が繋がらずUberを呼ぶのに苦労したので、できれば帰りの移動手段を確保した上で行くとスムーズです。


次回はイグアスの滝とブエノスアイレスについて書きたいと思います。

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