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実験室所属の私がビジネス書「負けない力」を読んでみた。

〜「負けない力 一流の仕事ができる人に共通する武器」第1章を読んで 〜

第1章:理念がある人は負けない

[要約]
魂が入っている理念(夢)を持っている人は負けない。明確な夢を持っていれば、それが人生のコンパスとなり、決断に困ったときにも、自分の進むべき方向へ導いてくれる。

まずこの本で定義されていることを見ていこう。
① 負けるとは?
② 「魂が入っている」夢とは?

① 負けるとは?
何に負けるのか。まさに自分自身である。自分のコントロールできないことはこの世の中にたくさんある。そういうことに時間をかけてもどうしようもない。だか、自分はコントロールできる。
例えば、毎日すると決めたことを毎日やり遂げられない。
これは、典型的な「自分に」負けている状態である。

② 「魂が入っている」夢とは?
著者は、7つの質問に答えられる夢は明確であると記している。
1.忘れないようにできている
2.腹に落ちた言葉であるか
3.伝えているか
4.判断基準として使えるか
5.差別化しているか
6.見直しているか
7.次の時代にふさわしいか

会社のように理念を持つことで、自分という会社をマネージメントし、成功に導くことができる。
その理念とは上記の7つの質問に「Yes」と言えるものなければならない。


[自分のこと]
大学院生にもなって、何も私には理念と言えるものない。将来どのように社会に貢献していきたいのかということをきちんと考えたことがない。
これまで、自分の「好き」という気持ちを大切に、自分なりに突き進んできた。今は自分のしている研究が好きだ。ずっと研究室で実験を続けたいと思っている。
だが、最近学期の疲れも出てきて、モチベーションが上がらなく、論文の読む量も減っている。そんな中、アメリカのBookoffで見つけた「負けない力」。題名を見た瞬間、「あ、私に必要なものだわ。最近負けっぱなし。」
第1章を読んで、まさにそうだと思った。
私には今のところ理念ない。
実験は好きだけど、今後その実験がどのように世の中に役立っていくのか、しばらく考えていない。
そして、どのような科学者になりたいのか。なんとなくはあるが、言語化し切れていない。
毎日意識して働けていない。
シンプルに一回試してみよう。
自分の理念を作ってみよう。
3ヶ月後どうなっているのか、働き方に変化はあるのか、見てみよう。

行動するのは得意なので。

にしても、自分を会社と見立ててマネージメントをしてみるというアナロジーは面白い。



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