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今日覚えたい文法

je suis

Je suis japonais.
≠ Je suis un Japonais (sur YouTube).

たかが un ですが、 まったく違う意味です。
構造が別物なのです。

動詞 être の後に「社会での役割・立場や国籍等」を表す表現を置く場合は、冠詞をつけてはいけない。(原則的には小文字で書くというルールあり)

読み方を変えると、
動詞 être の後に冠詞が付く表現が置かれた場合は、「社会での役割・立場や国籍等」を表さない。

冠詞がない場合は、仕事や国籍等を表すのです。

Je suis professeur(e) de français.
Je suis médecin.
Je suis parisien(ne).
Je suis japonais(e).

では、冠詞をつけてみましょう。

Je suis un(e) professeur(e) de français.
Je suis un médecin.
Je suis un(e) Parisien(ne).
Je suis un(e) Japonais(e).

このままでは、構造が全く違います。
冠詞がない場合は "S-V-C" という構造と理解され、

わたし(je)はフランス語教師(professeur(e) de français)です(suis)
S = C なのです。
この場合は、名詞ではなく形容詞(的)と考えるのです。

Je suis の後に冠詞(に代表される限定辞)を持つ語、すなわち名詞が置かれると、構造は "S - V - O" と理解され、
動詞は être ではなく suivre(追いかける、後をつける) だと解釈されるのです。

je suis - tu suis - il suit
nous suivons - vous suivez - ils suivent

Je suis un professeur de français.
とある(ひとりの)フランス語教師の
後をつけている。
追いかけている。
フォローしている。

「冠詞なんて、どうでもいい」とおっしゃるそこのあなた!!
冠詞は大切ですよ。

ご参考まで


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