見出し画像

今日覚えたいイントネーション

疑問文のイントネーション
「疑問文」は必ず上がりイントネーションなの?

何度か「間違った」答えを目にしたことや耳にしたことがあります。

疑問文はすべて上がり調子で発音されます。

嘘です、間違いです。

文法的に疑問文でない文を無理やり疑問文にしたい時は、「必ず」上がりイントネーションで発音されます。

そりゃそうです。イントネーションが「疑問文か否か」を決めているのですから、むしろ疑問文にするために調子を変えているのです。

あなた学生?
これ好き?
おいしい?

話している時には「?」は存在しないので、その代わりに上り調子で発音することにより疑問文である、と聞き手に伝えているのです。

Qui est-ce ?
Qu'est-ce que c'est ?
Est-ce que tu parles d'autres langues que le français ?
Où habitez-vous ?

イントネーションに頼らなくても(何だったら「?」がなくとも)文法的に疑問文です。

これらのイントネーションは「自由」ですよ。
上げても下げても、どちらでも思いのままです。

もちろんイントネーションで、細かなニュアンスを出すこともできます。

なにかをしている人に、そこで何をしているかを確認してみましょう。

 Qu'est-ce que tu fais ?↘

返事が帰って来ましたが、声が小さくて聞き取れませんでした?
聞き直してみましょう。

Qu'est-ce que tu fais ?↗
最後を上げることで「何だって、聞こえなかった」ということも同時に伝えることができます。

個々の発音も大切ですが、音の高低や強弱も注意をして見てください。

単なる印象で「疑問文は必ず最後上がりイントネーションです」と言っている先生は、実は少なくないのです。

一度レッスンで Qu'est-ce que c'est ?↘と下りイントネーションで聞いてみてください。自然に担当者は答えてくれるはずです。
聞き返されなかったということは、発言が自然であったということです。

 ご参考まで


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?