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糖鎖から考えるギフテッドと発達障害~食癖と蚊に刺され跡~

脳性麻痺というのは生まれてすぐくらいの時に脳に酸素がいかずに脳にダメージができて、そのせいで体に不具合が出ている状態のことです。脳性麻痺になるに至った原疾患がある場合もあります。

ですから「脳性麻痺でできたダメージを修復すること」と「脳性麻痺によって起こっている数々の症状に対応していくこと」は基本ですが、「原疾患があるのであればそれに対処すること」というのも必要になってきます。

そのためには遺伝科の先生にお願いをして全ゲノム解析をする必要があります。私の子供は数年前にそれが完了していて、いくつかの遺伝子変異が見つかりましたが有名な病気などではなかったために「変異は見つかったもののそれがどのような作用をするのかはわからない」という結果に終わりました。

しかも遺伝科の先生は「元気に暮らしている普通の子を遺伝子検査することはないから結構こういう変異のある子は普通にいるかもしれないしわからない。脳のMRIだってそう。よほど何かがあって困っている子や明らかな病気の子供しか撮影しないから医者は正直言うと普通の子の脳にだっていろんな変わったところがあったとしても調べなければ知らずに終わってしまっていることの方が多い。これがどうというわけではないと思う」と言うのです。


・病気に対するリスクはあるかもしれないけれど必ず発症するというわけではない
・それがどんな病気なのか皆目見当もつかない
・僕が自分で調べるよりもお母さんが自分で調べたほうが良さそうだからちょっと勉強してみてね

と言われて、遺伝子解析の結果を調べるURLを教わって終わりました。お医者さんはなぜどの人も患者の母親にすべて丸投げするのか。

とりあえずその時「いわゆる高IQのギフテッドチャイルドを専門に遺伝子を調べている先生がいるから見てもらってもいいかもしれない。女性の先生で積極的にそういうのを調べてる人を1人知ってる。その遺伝子変異がそれに関係しているなら1つの発見だと思う」と、遺伝科の先生はお茶を濁していました。

遺伝子変異の場所からして病気の原因とは言い難いが、子供の知能に関する特性とは関係がありそうだということなのでしょう。

そこで少し考えました。


それは私の子供の父親の家系のことです。


私の子どもには腹違いの兄がいます。
彼はとても頭が良いです。6か国語喋れますが学校などには12歳から行っていませんでした。1つの言葉を習得するのに3か月くらいしか必要とせず、何に関しても記憶力が良いです。ポーカーなどをしている時、どこにどのカードがあるのかをすべて把握してやるタイプなので強いです。誰に何を教わることもなく何でも最初からわかってしまうようなところがあります。数学や物理が得意で音楽や狩猟、ゲームやバイクが好きです。機械の修理などが得意で自然と動物が好きです。人付き合いは苦手ですがイケメンなので人は寄ってきます。一見人懐こく振舞えるので人気はあります。そのわりに人を信用するのに時間がかかるタイプで心を許せる人は少なく、いつも孤独感を抱えていてメンタルはデリケート。30分に1度目を覚ますタイプの不眠症です。特殊な食癖があります。蚊に刺されるとひどく腫れあがり、数年経過した蚊に刺され跡もちょっとかきむしると復活して腫れあがります。

彼の家に子供を連れて行ったとき、私が蚊に刺されて腫れているのを見ると急に表情が硬くなり「俺と同じだ…」と言ってブルブルと震え始めました。私がトマトを食べると下痢をするのを知ったときもそうです。彼は「お前が俺たちと同じDNAを持っているのだとしたら、妹にもその可能性が高くなる。」と言って恐れていたんです。

彼の家系に伝わる特性の1つ。

「有能な子供は蚊に刺されたときに酷く腫れる」

彼はこのことを恐れていたんです。「賢い子」であると同時に「病弱な子」であることを意味していたからです。


私は彼とすぐに家系図を作りました。そして彼らの特性について調べました。
・トマトを食べて下痢をするのは誰か?
・自閉症や発達障害の症状があるのは誰か?
・癌などの病気で死んだ人はだれか?
・特別頭が良かったのは誰か?
・メンタルが弱かったのは誰か?

すると見えてきたのが次の4つです。

・おじいちゃんのような顔(イケメン)
・おじいちゃんのような性格(メンタル弱い)
・おじいちゃんのような体質(体が弱い)
・おじいちゃんのような頭脳(強烈に頭がいい)

外見、精神力、健康、知能の4つにすべて特徴がありました。つまり「ギフテッドっぽい要素を持った人とはおじいちゃんに似た人」です。「おじいちゃんの4つの特性」そのものが「賢い子供」の特徴そのものでした。

私の子供は顔は似ていないと思っていました。私に似ているからです。でも髪の毛の色とカールした天然パーマがおじいちゃんと同じだと言われました。メンタルは強靭です。体が弱いのは似ていますし、頭もいいです。子供の兄はすべて当てはまり、父親もすべて当てはまります。これらを遺伝したかどうかを外見、精神力、健康、知能の順に〇と×で振り分けていきます。




子供の祖母は××〇×:豪快な女傑、賢くはないが物事わかってる。自分がブサイクなのを気にしていてイケメンが好き。おじいちゃんとおばあちゃんはいとこ同士でさらにダブル従妹婚の結果の子供です。

子供の父親の兄弟
兄:××××:健康でよく働くが性格は悪い(未発症):A 飲酒喫煙
 長男×〇×〇(未発症)子供の頃おばあちゃんと同居:A
 次男×〇×〇(未発症)子供の頃おばあちゃんと同居
 長女×〇××(未発症)飲酒喫煙
  長女〇〇〇×(発症)
  次女〇×××(未発症)
 三男×〇××(未発症)
姉:〇××〇:美人で気が強くて出世していて剛腕(未発症)
 長男:〇×××(未発症)子供の頃おばあちゃんと同居
姉:××〇×:肝っ玉母さんで性格が良い(未発症)
 長女〇××〇(未発症)
  長男〇〇××(未発症)
 長男〇〇〇〇(発症)奥さんと共に飲酒喫煙 従妹婚
  長女〇〇××(発症)
  長男〇〇〇×(発症)
  次男〇〇〇×(発症)

姉:〇××〇:賢いが強い怖い性格(未発症)
 長男〇〇××(未発症)子供の頃おばあちゃんと同居
 次男×××〇(未発症)子供の頃おばあちゃんと同居
 三男×××〇(未発症)子供の頃おばあちゃんと同居
 四男×××〇(未発症)子供の頃おばあちゃんと同居
子供の父親:〇〇〇〇:賢いが病弱で性格がデリケートすぎてウザい性格、飲酒喫煙(発症)
 兄:〇〇〇〇:頭が良いがすぐ身体を壊すので性格がデリケート。子供の頃おばあちゃんと同居(発症):A
 うちの子:〇×〇〇(発症):A
弟:×〇××:シャイで穏やかでのんびりした人(未発症)子供の頃おばあちゃんと同居:A
 長女〇××〇 子供の頃おばあちゃんと同居(未発症)
 長男〇××〇 子供の頃おばあちゃんと同居(未発症)
妹:〇×××:神経質で怒りっぽくすぐ具合が悪くなる美人、子供の頃おばあちゃんと同居(発症)飲酒喫煙
 不妊症の為子供はなし

39人中9人が発症していて自閉症的な症状が出ている。遺伝科の先生はこの図を見ながら「遺伝関係ないね」と言いました。代謝の先生も「病気としての遺伝はしていない」と断言しました。体質自体で言うと、全員同じです。発症した人に共通しているのは見た目の問題ですが見た目に似ている人でも未発症の人もいます。特に「おじいちゃんと同じ髪の毛の色」の人に強く出ているとはいえこれは遺伝したと言えるのだろうか?

そこで私は代謝の医師に「では古細菌の感染でしょうか?」というと「あるね」と言われました。「だって古細菌はミトコンドリアを利用してエネルギーを得ているわけだし生物の起源に近いものだから。なのに医療の世界ではいまだに未知の世界だ。あってもおかしくない」


問題は2番目の姉の孫。子供が3人とも自閉症です。ここは親がいとこ婚です。チョコレートもコーラもトマトも平気で奥さんが食べさせていました。父親の兄の孫も発達障害です。3番目の姉の子供は4人とも男の子ですがそのうちの3人が強烈に頭が良いです。イギリスの大学にスキップしたり医大に進学したりしていました。

・当てはまる事柄が3つ以上ある人は発症している
・飲酒喫煙している人とその子供は発症していることが多い
・従妹婚の場合は発症していることが多い
・レクチン高含有食品を日常的に食べていた人は発症している

子供たちの知能の差についておばあちゃんは「トマトとコーラとチョコレートは絶対にダメよ、子供の食べ物じゃないのよ。これを食べた子供はみんな頭が悪くなったのよ!」と言っていたんです。これはまさしくガレクチンと人工甘味料の摂取を抑制しようとしていたことにほかなりません。ですがこれだけ除去してもダメなはず。

症状が出ず賢くなった子供たちの特徴は「小さい頃におばあちゃんの家もしくはその近所に暮らしていた」ことです。逆に発達障害などを発症した子供は「子供を育てた女性がお嫁さんだった」「遠くに暮らしていておばあちゃんの目が届かなかった」という共通点があります。兄弟で似たタイプが多いのは同じ母親が育てているからだと思います。それとたばことお酒をやる人は酷い症状が出ています。そしてそれは子供にも影響があります。

つまり「糖鎖が溶けやすい体質で、ガラクトース結合型レクチンに特に弱い体質の子供はガレクチンを除去して育てたら普通以上に賢く育つが、沢山摂取した場合は自閉症のような症状が出る」ということ。

「賢くなる遺伝子」というものがあるのではないかと遺伝科の先生が予測していましたが、私はそれは「賢くなる遺伝子」ではなく「D-ガラクトースの代謝に関わる遺伝子上の偏り」が食生活と結びついて出来上がる知能でしかないのではないかと思います。つまり「粘膜の作られ方」を決める遺伝子が怪しい。

そして私の子供の遺伝子変異があった場所は「粘膜」に関わる場所でした。

Aと表記してあるのが名前の一番最初のアルファベットがAで始まる名前の子供だという意味です。私の子供も最初Aで始まる名前を付けられそうになって私が反対してやめました。これはどういう意味かというと、生まれたときに耳の形が特徴的であった場合名前に「A」で始まる名前を付けるという風習がこの家にあったからです。これは「家の稼業を継承できる権利」を有するという意味で、「耳の形が独特だった子供は優秀な子が多いからAで始まる名前を付ける」ということらしいです。おそらく遺伝上の小奇形でしょう。これは発症未発症につながるかどうかで言うと関係はなさそうです。

ただしこうして見てみると症状が重い人は圧倒的に男性に多いです。家族の中でこれは「おじいちゃんの病気」と呼ばれていました。彼らは「病院に行ってもこれはわからない病気」とも言いました。そしておばあちゃんはこれについては「体質であって病気ではない」と言いました。

「食べ物さえ間違えなければこれは病気ではないのよ。むしろちゃんとトマトを食べないようにしていれば普通の子供より賢く育つのよ。だから子供の具合が悪いからといって諦めないで」と。

これはまだ名前のない病気でありながら、対処方法もずっとこの家系の中で発見されていました。ただしおばあちゃんは「お嫁さんが育てた子供は賢くならない。どうやったってお嫁さんが自分が食べたいからこっそりチョコレートを食べさせてしまうのよ。」と嘆いていて、徹底させることは難しいようでした。

元々キリスト教圏だったので肉の内臓は食べません。ですからセレクチンはさほど考えなくてもよいはず。ヨーロッパの内陸部だったので魚や海藻は手に入りにくい地域です。コレクチンに関しても問題がない。となるとガレクチンが問題です。野菜も頻繁に食べるような風習のある場所ではないですしもともと寒い地域なので野菜は手に入りにくいです。肉ばかり食べて生きている人たちでした。となると「トマトとチョコレートとコーラ」くらいを気にしておけばよかったのでしょう。

「自閉症と発達障害は食べ物よ、そういう子ほど食べ物を間違えなければ賢く育つのよ。でもそのことを私がいくら言っても誰も信じてくれなかったのよ。だって私はただのおばあちゃんだし、学がないもの。でも本当にそうだったの。たくさんの子供と孫を育ててきてわかったんだもの。私は7人子供を育てたけどほかに5人亡くしてるのよ。それがどれほどつらかったか。そういう子が産まれたからってあきらめちゃいけないの。育て方なのよ、本当に。子供のころに何を食べさせたかで決まるのよ。トマトを食べさせた子はみんな死んじゃったのよ」

おばあちゃんは糖鎖なんてことを何も知らなくても答えに行きついていたんです。



そして彼らの中で「賢い子」と言われる子ほど蚊に刺されると腫れるという特徴がありました。

蚊は人間の赤血球の表面の糖鎖の種類を判別する能力を持つと言われています。そして蚊はその糖鎖が「花の蜜の匂い」に似ていると思うらしいのです。一度蚊に刺されてかきむしって血が出るとその匂いが花の蜜のような香りがするからほかの蚊が近寄ってくるんです。でも赤血球の表面の糖鎖が匂いでわかるのであれば皮膚や粘膜の表面の糖鎖の匂いだってわかるはず。O型の血液型の人は蚊が好きな糖鎖の匂いをしていると言われているそうですが私たちは誰もO型ではありませんし、赤血球の表面の糖鎖であればセレクチンの関連が深いはず。となるとそれはABO式以外の部分の影響の方が強いと思います。

私も私の子供も1度蚊にされると刺された瞬間からかゆくなり始めて3か月から半年はずっとそこがグチュグチュになります。汁が出続けてかさぶたができてもすぐに取れて血が出ます。こぶのようになってカチカチになります。酷い時はそれが2~3年経っていても同じ場所を掻きむしるとまた刺されたその日と同じ度合いで腫れあがります。

ですがこの時リファンピシンという抗菌剤を飲むと嘘のように肌がきれいになって落ち着きます。

リファンピシンはCYP3A4を誘導するお薬で、薬物代謝に関わっています。ですがレクチンの排出に関しては薬物よりも早く行う特性があるので、蚊に刺されて赤血球が凝集したとこに数の増えたCYPが向かうことができればその傷は治りやすくなります。蚊は体液の中にシアル酸を含んでいるので異物として体が反応してしまっていたんです。

アレルギーなどと勘違いをされてそういったお薬を出されても効果はありませんでしたが、糖鎖の作用だと思うと対処は簡単です。蚊に刺されたら糖鎖のリングのシーソーが右に偏るということですね。


不思議なことに「脳性麻痺でダメージを負った脳細胞を修復しようとして行ったこと」と「もともとの原疾患だと思われる糖鎖が溶けやすいという体質」は同じベクトルを向いていました。

糖鎖の管理を徹底することは、人の認知を上げることにつながります。おばあちゃんが「賢く育つ子の食事」と言っていたものはそのまま生体異物除去食でした。

糖鎖のシーソーの傾きが右と左とに傾くように、自閉症や発達障害の糖鎖の偏りも右と左の二つです。生体異物除去食が効果のある人とそうでない人がいるでしょう。2つに1つです。

人類は野菜や動物の内臓を食べレクチンをうまく利用しながら生きてきました。「毒を薬として使う」という方法は上手くいけばよいですがそうでなければ自らを殺します。とても難しいことです。それに比べれば生体異物除去食はなんと楽なことか。

「食べてはならないものは食べない」というただこれだけ。

でもおいしいものの味を知っていたら難しいですよね。




うちの子供の父親の家系に伝わる厄介な「糖鎖が溶ける体質」をコントロールするための「生体異物除去食」という食べ方は、脳の発達に関係のあるホルモンや成長因子を誘導するから賢く育つということははさておき。

私はいつかこの体質に対して名前を付けたいと思っています。もしそれが体質ではなく病気だというなら、病名をつけたい。

この病気は未知の病気です。
まだ名前がありません。

おばあちゃんは「食べ物さえ間違えなければ賢く育つ」と言いましたが、私は一度障害を負った脳もすべて治す気でいます。賢く育たなかった子供をもう一度賢くする気でいます。

そしてそれに使うものは、間違いなくリファンピシンを中心とした複数の抗菌剤です。

糖鎖を溶かす犯人がいる。
間違いなくいる。

CYP3A4を減らしている奴がいる。
鉄と亜鉛を栄養素にして増える輩がいる。

いくつかのバクテリアといくつかのアーキアが連動して働いている。脳の中でエネルギーを大量に消費する輩がいる。

一体どんな微生物が存在するのかを解明して、それをうまく除菌する方法が見つかったら。

私はこの病気に名前を付けていいですか?



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