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履歴書とは

容姿端麗であることと、No. 1であるのとは≠である。
これはホストにもキャバクラにも共通することではないだろうか。

もちろんある程度の見た目は必要だし、特にキャバ嬢は美しい方が人気も出やすいだろう。
容姿はアドバンテージにこそなれど、決定打にはなりにくい。
だが、そこから先は頭脳や人間性の問題になって来るのだと思う。

実際、顔だけ良くて何も面白くない担当は「置物」や「地蔵」と揶揄される。
わたしは担当を顔で選ばない。
話ができない顔がいいだけの男が隣に座っていても、ヘルプと話すから顔見れないしw
ヘルプだったら正面に座るので話が面白くなくても目の保養くらいにはなる。

とあるキャバクラにそれはそれは愛らしい女の子が入店した。
アイドル系でとにかく「カワイイ〜♡」って感じの子だった。
未経験ではあるが、店の常連・新規客問わず人気で店からのプッシュもあり、華々しいデビューを飾ったのである。

ところが、3ヶ月経ったあたりでガクッと指名数が落ちた。
その容姿から、席に着けば場内指名は入るが、本指名につながらないのだ。
時が経てば経つほど彼女は埋もれていった。
やはり、容姿というアドバンテージは有利ではあるがその後に関しては中身やスキルが重要なのだと実感した。

ホストの場合、外見のアドバンテージはより低くなると思う。
「いやいや、採用基準考えろやw」と言うレベルは置いておいて、はたから見ると
「え?これがNo.1?」
と言う疑問持つタイプも珍しくない。
(まぁ、どれだけえげつない営業が出来るかどうかも関係して来るのだろうが)

売れてるホストはやはり頭の回転も早いし、話も上手い。
ある程度売れて来ると容姿やセンスも磨かれてくるし、垢抜けて来ると言うか、外見は変わっていくものである。

人は特に30前後から生き様が顔に出て来ると思う。
若い頃イケメン、イケメンと持て囃されても中身のないスッカスカな生き方では歳をとった時に「昔はイケメンだったでしょうね」と、ただのパーツが整った人に成り下がる。

一方で、所謂イケオジと言われる方々の学生時代の写真を見せてもらうと、モッサモサでびっくりしたりする。
以前外資系の証券会社でバリバリやっているイケオジと話す機会があった。
見た目にお金も気も使ってはいるが、中身も大層イケてるお方だった。
50歳を過ぎてもモテてモテて仕方ないと言う感じだったが、大学時代(京都大学)の写真を見せてもらっておどろいた。
ビン底眼鏡のひょろっとした大人しそうな男の子が写っていたのだ。
(そしてモテなかったらしい)

「年取ったら死ぬからいい」とか「まあなんとかなるでしょ」などと言う刹那的な考え方は別に嫌いではないし、否定もしない。

が、しかし顔は人生の履歴書なのだ。
ピンと張った肌や肉体が衰えてきた時にこれまでの生き方が見た目に表れて来る。この様に、生き様は顔に出る。
顔は人生の履歴書なのだ。

わたしなんか管理職やってる時に
「ずいぶん顔がキツくなった」
と元夫に言われたものである。
もうすっかり中年だし、いろんなところが弛んで、優しくなるならまだわかるがキツくなったと言うことはつまりそう言う生き様だったんだろう。(確かに戦闘民族ではある)

現在は要らぬ心労が多いため、きっとくたびれた顔をしているだろう😇
みんなでハッピーな顔を目指して行きたいものですな😇

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