こんばんは。

れふとで御座います。

最近ふざけてばかりだったので
今回は久々に好きなアーティストを褒めちぎって参りたいと思います。

久々の癖にあまりにも有名なアーティスト＋有名な楽曲ですね。
なので、私らしくちょっと気持ちの悪い角度から褒めちぎって参りたいと思います。
ゴリッゴリにダウナーなアーティストも紹介したいのですが、
紹介者がゴリッゴリなので、救いのない記事にならないかが非常に不安なのです。

いつか急に我慢の限界が来た時にはお付き合いください。


そしてはい。

皆様大好きYOASOBI「夜に駆ける」です。
どの曲も素晴らしいんですが、やっぱりスマッシュしたのはタイトルにも御座いますこの曲ではないかと思います。

この曲、私が最初聞いた時の印象は

ピアノすんごい顔だしてくるな

でした。
あ、もちろん褒め言葉です。

キーボードとかピアノって歌にとって非常に非常に大切なパートなんですが、
歌ものの場合だと支える役割を担う事が多いのですね。

ギターソロとか裏メロで歌関係なくゴリゴリ来るベースとか、
米あまるわ！！と言いたくなるほどおかずバキバキに出してくるドラムとか。

一般的なバンドにいるパートは目立つポイントが多いんですが、
キーボードはあえてそう言う事あまりしない方が多い印象…の中、
ほぼノンストップで駆け抜けるキーボードで、
初見はもうただただ脱帽に近いような、とにかく圧倒されました。

で、ボーカルのikuraちゃんがまた私好みなのです。

癖、なし。
声、ストレート。
ファルセット、ナチュナル。
モタリ、ハシリ、なし。
ピッチ、よし。
声の張り、特になし。

ボーカリストとしては何かしらの「自分にしか出来ないもの」を欲しがったりするかと思うのですが、
ikuraちゃんは何も欲しがってない感じがします。
無欲感があるんですよね。
実際は何かしらあるとは思うんですけどね。人間ですので。

その感じが多分Ayaseさんに刺さったのかしら　と勝手に思っています。
＋ikuraちゃんの無欲が故に感じられる無機質な感じと、非常に良いピッチ感。

私はそこから初見の印象ではPerfumeを彷彿とさせました。
私の音楽「にも」感情はいらない。とかAyaseさんも思ってらっしゃるのかしら。
みたいな。

でも、違いました。

夜に駆けると言う曲に限らないのですが、米津玄師のようにボーカロイドで作曲する人によくある特徴である
「歌詞を詰め込みがち問題」の部分についてもYOASOBIは綺麗にプラスにしています。

それはやはり共通で滑舌がいい事ですよね。
お二人とも歯切れの良い滑舌だからこそ気持ちよく聴いていられるだと思います。

特にBメロの畳み掛ける言葉の嵐はよりikuraちゃんの無機質感を強めてくれていて、
ほんの少しです。
ほーんの少しですが怖い感じ、冷めた感じが歌詞とも相まってまたいいのです。

その後またピアノバッキバキに盛り上げてくれるのですが、
ピンポイントフェチの私はピアノ開けの歌の中に出てくる
「がむしゃらに差し」の「さっし〜」。
もっと言ってよろしければ「〜」のビブラート。

ここが、たまりません。

当時聞いた時に「あ、もっと来るなこの子」と思いました。

基本的にストレートに、無機質気味に歌うikuraちゃんがここは感情も出ていて、
それが狙っているのかどうなのか、ビブラートかかっているのです。

ここが2分半を過ぎてから急に現れたので、そこで私は一気にikuraちゃんにやられました。
なんだこの子。すっごい子現れたのね。
でした。
ピンポイントフェチではない方も是非、ここ聴いてみて欲しいのです。
出来れば、10往復くらいして欲しいくらい素晴らしいです。
癖がない子の中にほんの一瞬出る人間味。その１音にドラマが御座います。

「同じ歌詞で同じメロディーだけど、２コーラス目の方がハモリのハマりが良いよね。」
みたいなところでもし分かってもらえる方、いらっしゃったら是非ご連絡ください。
あ、やっぱり大丈夫です。
帰ってこれなくなりそうです。

それを引き出しているのだとしたらAyaseさんも本当にヤバイ人だなと思います。

その後、落としのサビで半音落としているところと、
その上でボーカルとしては余裕が出るのに会えてファルセットでアプローチしているところが完璧です。

転調は本当に盛り上がりますし、何度でもおかわりしたくなりますよね。
その為に落とすところで一回半音落として、戻して実質半音上がった感じを出すのかなと思いきや、

戻すのではなく大ジャンプ。

元々のキーより最後のサビはさらに上がっていて、大盛り上がりするのですよね。
で、ikuraちゃんも声の張りはあまりない声質なんですが、トップキーにかなり近いようで、
張り上げて歌うのですよね。

それも込み込みで、最高に良いのです。
私の是非聴いて欲しいもう一つのポイントはラストのサビの
「忘れてしまいたくて」の歌詞の、忘「れって」の「っ」です。

声に張りがって、張り上げる声を武器にしているロックボーカルでしたら
絶対にあそこでちっちゃい「っ」は入らないのです。

小柳ゆきとかSuperflyだったらスパーンと歌うと思うのです。
綺麗な弧を描くのだと思います。メロディーの弧を。
それはそれでサブイボものだと思うのですが、
ikuraちゃんはそう言うボーカルではないので、狙ったのか、指示があったか。
真相はわかりませんが「っ」が入っていて、彼女の中では張り上げる歌い方で攻めています。

そんなタイプの子が入れてくる「っ」。

だっ、たまりませんんっ。

TVなどですとギリギリのところなのでファルセットでアプローチすることも多いので、
私はこのofficial音源の良さはこの音源にあると思います。
調子がいい時にトライしてくれていて、声が少し震えてしまう時があるのですが、
ikuraちゃんにやられてしまっている私はそれさえも良いのです。

止まらなくなるので、この辺にいたします。

https://youtu.be/x8VYWazR5mE

なんかYouTubeじゃないと聴けないらしいので、是非お時間ある方は記事を見た上で私のプレゼンの2点を聴いて見ていただけたら嬉しいです。

それでは、私もこれから夜遊びしてまいります。
皆様良い夜を。