Jリーグで話題のクラブの監督が変わった...

　とあるスポーツニュースが速報で伝えた！ヴィッセル神戸は8日、トルステン・フィンク氏(51)の監督就任を正式発表した。

これにより、吉田孝行監督(42)の退任が決定。吉田氏は4月、フアン・マヌエル・リージョ氏退任を受けて再登板したが、初陣から公式戦9連敗を喫するなど泥沼状態が続き、明治安田生命J1リーグ自動降格圏の17位サガン鳥栖とわずか1ポイント差の13位と立て直しに至っていなかった。

退任のコメント

「ファン・サポーターの皆様、このような結果に終わってしまったことを深くお詫び申し上げます。自分を監督に任命してくれたクラブ、全力で闘ってくれた選手・スタッフ、どんな時も声援を送ってくれたファン・サポーターの皆様には感謝しかありません。12年間、共に喜びや苦しみを味わってきた皆様とお別れするのは寂しいですが、本当にありがとうございました。これからも引き続き、ヴィッセル神戸をよろしくお願いします」

社会の縮図を見たような気がする

　ヴィッセル神戸は４月17日、フアン・マヌエル・リージョ監督との契約を解除することを発表した。

　リージョ監督は、昨年10月の長崎戦から神戸の監督に就任した昨季、２勝３分１敗とリーグ５連敗中のチームを立て直して残留に導くも、今季は７節時点で３勝１分３敗の10位と中位に甘んじていた。

　今回の契約解除は、監督自身の意向によるものだという。昨夏のアンドレス・イニエスタ獲得に加え、今季は元スペイン代表FWのダビド・ビジャ、バルセロナの下部組織出身のセルジ・サンペールと大型補強に動いてきた神戸にとっては、一大事だ。

　来季のACL出場権獲得の命を引き継ぐ後任監督には、17年８月から昨年９月まで指揮を執っていた吉田孝行氏が復帰した・・・してしまった？

サッカーの世界監督の更迭は常識

だけど、一度更迭した、それも暫定で勝てなかった監督をまた就任させるのは世界広しといえども異例中の異例だろう・・・

結局９連敗という壊滅的なチーム成績でクラブオーナーである三木谷会長の現場介入やら様々な憶測の中の船出ではあったが、自らの監督生命も脅かすほどの低迷ぶりで、最期にはなんとか１勝し連敗脱出をしたものの次のゲームで勝ちゲームをアディショナルタイムに同点に追いつかれ引き分け。監督を引き受けてからたった１勝しかできなかった監督として不名誉でもあり、けが人もいたものの、戦術的にも非難され続けた。

受諾したことが間違い

吉田監督は要請があった時、「１回目みたいに即答できなかった」とコメントしている・・・１回目は即答だったんだ？サポーターに動揺が走る。で、また受諾した・・・当然本人も迷ったんだろうが要請を受けた格好だ。サポーターには賛否あるが、ほとんどが批判的だったのは当然かもしれない。それから連敗が続き、自らの価値を下げてしまった結果になり、結局クビ！やりたい気持ちは理解できるが、受けてはいけない仕事もある。

判断ミスを招くものは”欲”なのかも知れない

今回の一連の流れの中で、社会の中でも特にビジネスでは誰もが「儲けたい」「出世したい」そう思うものだが、タイミングを勘違いしてはいけないのと、やるべき仕事なのか？それも今なのか？それに巻き込まれないように自身の立ち位置も考えておかなければならないものと考えている。そら他人より儲けたいし、出世もしたいのは誰も同じだけど、誰でもなれるものではないことは社会人なら理解できると思う。吉田監督はそれを見誤った結果になってしまったのかも知れない。まず要請する方もそうだが汚れ仕事をさせただけ・・・「火中の栗を拾う」男気があり、何でもできる人・・・見渡した場合吉田監督が目に留まったんだろう。ひどい話だがそもそも１回目の解任でクラブを去る必要があっただろう。また、バルセロナにでもコーチ修行にでも行かせてもらえればより良かったと思う。が、彼はそうしなかった。理由は不明だけど素人のサポーターでもそういう声は少なからずあったのに・・・

使われるタイプと使うタイプに分かれる

判断ミスはあること。でもそれを極限に減らしたり、リカバリーできる人が本当のプロであり、Top of Topに登りつめて継続した結果を出し続けることができると思う。

ビジネスでも同じで、使われるタイプと使うタイプに分かれると考えている。悪い言い方をすれば利用するんだけど、決して履いて捨てる訳じゃない。「使う」だけ・・・なりたい！やりたいだけじゃ世の中渡れない。そのためにはどうするのか？それをいつするのかが肝心で、気持ちはあって当然だし、なければ無理だろう。

使われるのも必要な時もあるが、使う側に立たないと上にはあがれない。

今回は便利に使われてしまった格好だとしか映らないので、哀愁さえ感じる内容だと思う。

また、いずれどこかで…