レディ・プレイヤー1感想

ちょっと間を置いてね。頭も落ち着いたので書くよ。

今回もバリバリネタバレ入れていくよ。

上映時間が2時間半くらいあってびっくりしたんだけど、いざ観始めたら気にならないくらい展開に引き込まれる。技術的には最新のバーチャル映像なのにそのメッセージ性はレトロゲーのそれで今日に失われた物を垣間見たって感じ。ハリデーの「私のゲームで遊んでくれてありがとう」の台詞の意味はわかる人にはグッと来るものがある。そう、昔のゲームってエンディングの最後にこの文言が入る事多かったんだ。「THANK YOU FOR PLAYING」は多くのゲームでエンドロールの一番最後に出てくる言葉でこれを見たときに「あぁ、一つのゲームをやり遂げた」って気分になる。

結構ピンポイントで響くワードも多くてアルテミスの言った「ゲームアバターは見せたい自分を見せているだけ」とか今日のVtuberブームにも通じる概念だし、アイコンなんかもそうだよね。後は主人公がネトゲガチ恋しちゃって本名をゲーム中で言ったせいで身バレするとかも風刺になってる。そういった現代的なテーマとレトロのテーマが見事に共存した作品だった。

そしてゴジラ好きにはたまらないメカゴジラ。ちゃんとゴジラのテーマのアレンジもかかるという。そんでもってこのメカゴジラ、機龍として登場してるんだ。メカゴジラなんてどれも同じ?いいや違うッ!昭和メカゴジラはブラックホール第三惑星人という異星人製で地球侵略の為に作ったゴジラを模したロボットとその改修版、平成メカゴジラは未来人が作ったメカキングギドラを解析して得た未来技術を反映して現代日本が作ったゴジラからの防衛を目的としたゴジラを模したロボット、機龍は初代ゴジラの骨を骨格に現代日本技術で機械ボディを作ったゴジラからの防衛を目的としたゴジラを模したサイボーグ。アニメゴジラではビルサルド(ブラックホール第三惑星人がモデル)が建造したというゴジラからの防衛という名目だけど実は侵略兵器も兼ねてた説が出てるゴジラを模したロボット。共通点はゴジラを模してるところくらいで出自も目的も違ったりする。で、このレディ・プレイヤー1に登場した機龍がちゃんと機龍とわかるのはアバターが組みあがっていくシーン。ちゃんと骨格の部分、特に脊髄が組みあがっていくところがちゃんと描かれてるんだよ。しかも熱線はゴジラリスペクトの青い炎状。

そしてエンディングね。結局色々あって主人公が運営引き継ぐんだけど、ゲームサービスを停止する日を設ける事にする。どれだけバーチャル世界が楽しくてもリアルだけが現実という住人度が高い人程刺さる一言が〆になってる。その方針も終盤で主人公とハリデーの対話がきっかけなんだけど、ハリデーは映画最初から見たままコミュ症っぽく描かれてるんだよね。発表の場でも流暢に喋る相方のモローとの対比もあってすっごくわかりやすい。で、このモローとは後々に決別する事になっちゃうんだけどお互いにお互いをずっと気にかけてたってのが最後にわかるのもまたいい味出してる。

昔のゲームって隠し要素が本当に隠されていたからこそ価値を持つ、みたいな概念があったんだよね。その多くは普通にクリアしようとすると思いつかないような方法の中に隠れてる。マリオのワープだって普通にステージをクリアしようとすると思いつかないルートがワープ土管につながってたりとか、作成者の遊び心が隠れてるんだよねあれ。インターネットが発達した現在では隠し要素ってもう隠し要素としては機能できなくなってしまった。すぐに情報広がってルートも確立されちゃってどこでどうすればいいかすぐに最適解が出ちゃう。今の時代だと技術的にできないってよりやっても面白くないんだよね。故にゲームがどんどんシンプル化してった部分はあるんだと思う。

そんなわけで今このタイミングが上映時期に重なってるって事がもうすごい!

もう1回くらい観に行こうかな。