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零れる


萎れた軀に
くっきりと
血液が巡るかたち
が浮き出て


から
逃げ出しそうな
わたしの弱さを

誰かが責めている

そんな
疑心暗鬼


昨夜からの
熱が下がらなくて
立ち上がるのも
酷く厭で
尚の事
落ちてしまう


強がることすら
出来ないのは
萎えた心が
零れてしまったようで


この際

澱み
でも
霞 
でも構わないから

覆い隠して欲しい

歪み


軋み




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