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『会社にケンカを売った社員たち』2013年総集編

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2013年に「会社にケンカを売った社員たち」で取り上げた労働判例 351 学校法人M学園事件 350 国家公務員配転無効確認等請求事件 349 K化粧品販売事件 348 乙社事… もっと読む
2013年中に配信されたメルマガ「会社にケンカを売った社員たち」全25本で取り上げた労働判例(事件… もっと詳しく
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記事一覧

#351 「学校法人 M学園事件」東京地裁

2013年12月25日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第351号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【学校法人 M学園事件・東京地裁判決】(2012年7月25日)▽ <主な争点> 労働契約書への署名拒否を理由とする解雇など 1.事件の概要は?本件は、XがM学園から労働契約書に署名しなかったとして解雇されたが、当該解雇は違法であり、これにより損害を被ったとして、不法行為による損害賠償請求権に基づき損害金360万円(6ヵ月分の賃金相当損害金180万円、慰謝料18

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#350 「国家公務員配転無効確認等請求事件」東京地裁

2013年12月11日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第350号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【国家公務員配転無効確認等請求事件・東京地裁判決】(2013年1月23日)▽ <主な争点> 国家公務員の専門スタッフ職への配置換えなど 1.事件の概要は?Xは国家公務員採用上級職試験に合格し、労働省(当時)に一般職として採用された者であるが、岐阜労働局長を務めた後、中災協に出向し、コンプライアンス室長等を歴任後、厚生労働省雇用対策課の障害者雇用促進研究官として

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#349 「K化粧品販売事件」大分地裁

2013年11月27日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第349号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【K化粧品販売(以下、K社)事件・大分地裁判決】(2013年2月20日)▽ <主な争点> 研修会におけるコスチュームの着用と不法行為など 1.事件の概要は?Xは平成21年10月27日当時、K社の業務に従事していたところ、同社が実施した同年7月、8月度の販売コンクールにおいて、Xの特定商品の販売数が割り当てられた販売目標数に達しなかった(「未達」と呼称されていた

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#348 「乙社事件」東京地裁

2013年11月13日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第348号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【乙社事件・東京地裁判決】(2012年8月21日)▽ <主な争点> パワーハラスメントにより辞職を余儀なくされたことを理由とする損害賠償請求等 1.事件の概要は?本件は、乙社の講師であったXが同社の従業員であるAのパワーハラスメントにより辞職を余儀なくされたとして、乙社およびAに対し、不法行為または債務不履行に基づく損害賠償(財産的損害220万8660円、慰謝

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#347 「国立大学法人 Y大学事件」東京地裁

2013年10月30日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第347号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【国立大学法人 Y大学事件・東京地裁判決】(2012年7月4日)▽ <主な争点> セクハラ行為を理由とする諭旨解雇処分など 1.事件の概要は?Y大学の助手および助教授ないし准教授であったXが、甲研究所(東京都内所在)で研究していた学生A(大学院修士課程所属)と平成19年10月に飲食した際、身体に触れるなどした上、Aの自宅において強引に性交渉に及び、また、乙セン

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#346 「関東工業事件」東京地裁

2013年10月16日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第346号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【関東工業(以下、K社)事件・東京地裁判決】(2012年3月13日)▽ <主な争点> 退職後、同種の事業を行ったことによる秘密保持義務違反、競業避止義務違反など 1.事件の概要は?本件は、D社の従業員であったA、BおよびCが同社退職後、K社においてD社と同種の事業を行ったことが秘密保持義務違反、競業避止義務違反等に当たるとして、D社がAら3名に対し、不法行為な

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#345 「日立製作所事件」東京地裁

2013年10月2日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第345号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【日立製作所(以下、H社)事件・東京地裁判決】(2011年11月24日)▽ <主な争点> 無断欠勤を理由とする懲戒解雇、独身寮の居室の鍵交換など 1.事件の概要は?本件は、H社の従業員であるXが正当な理由なく無断欠勤を継続したことなどを理由とする懲戒解雇が無効であるとして、同社に対し、(1)労働契約上の地位確認、(2)雇用契約に基づく賃金等の支払い、(3)当該懲

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#344 「新宿労働基準監督署長事件」東京地裁

2013年9月18日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第344号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【新宿労働基準監督署長(以下、S労基署長)事件・東京地裁判決】(2012年1月19日)▽ <主な争点> 兼業会社での業務に災害を生じさせるだけの危険が内在しているか否かなど 1.事件の概要は?甲社の従業員であったXが平成16年10月、精神障害を発症し縊死した(本件災害)のは業務上のものであるとY(Xの父親)が主張して、S労基署長に対し、遺族補償給付および葬祭料の

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#343 「World LSK事件」東京地裁

2013年9月4日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第343号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【World LSK(以下、W社)事件・東京地裁判決】(2012年7月30日)▽ <主な争点> 採用内定取消しに対する損害賠償請求など 1.事件の概要は?本件は、元の会社で企画課長にあったXがW社への採用が内定したため、元の会社を退職したが、W社より平成23年9月2日に同内定を取り消されたため、424万円余の損害賠償請求をしたもの。 2.前提事実および事件の経過

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#342 「東京都教育委員会事件」東京地裁

2013年8月21日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第342号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【東京都教育委員会(以下、都教委)事件・東京地裁判決】(2011年10月31日)▽ <主な争点> コンサート公演会場に不正入場した教諭に対する免職処分など 1.事件の概要は?本件は、東京都内の区立小学校の音楽教諭であったXがクラシックコンサートの公演を鑑賞するため、合計8回にわたり入場料を支払うことなく不正に公演会場に入場したことが地方公務員法33条の信用失墜行

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#341 「コムテック事件」東京地裁

2013年7月31日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第341号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【コムテック(以下、C社)事件・東京地裁判決】(2011年10月28日)▽ <主な争点> 退職勧奨を拒否し続けた者に対する整理解雇など 1.事件の概要は?本件は、C社に雇用されていたXが同社に対し、平成22年4月30日付でされた整理解雇が無効であるとして、地位確認とともに、未払賃金、賞与の各支払いを求めたもの。 勤務していた川口事業所の閉鎖決定後、C社からの退

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#340 「さいたま労働基準監督署長事件」東京地裁

2013年7月17日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第340号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【さいたま労働基準監督署長(以下、S労基署長)事件・東京地裁判決】(2011年1月20日)▽ <主な争点> 手話通訳登録者が労災保険法上の労働者に該当するかなど 1.事件の概要は?本件は、手話通訳業等に従事していたXが頸肩腕症候群と診断されて休業したのは業務に起因するとして、S労基署長(処分行政庁)に労災保険法に基づく休業補償給付の請求をしたところ、支給しない旨

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#339 「石油産業新聞社事件」東京地裁

2013年7月3日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第339号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【石油産業新聞社(以下、S社)事件・東京地裁判決】(2011年10月11日)▽ <主な争点> 人事異動に伴う賃金の減額など 1.事件の概要は?本件は、平成22年1月当時、S社の中部支局長専任の職にあったXが同年2月、同社から中部支局長専任を解かれ、それまでになかった職制である「本社編集局記者兼中部支局長」を任じられる(本件人事異動)とともに、賃金を減額されたことを

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#338 「新宿区事件」東京地裁

2013年6月19日に配信した「会社にケンカを売った社員たち」第338号で取り上げた労働判例を紹介します。 ■ 【新宿区(以下、S区)事件・東京地裁判決】(2011年9月29日)▽ <主な争点> 退職願が真正に成立したか否かなど 1.事件の概要は?本件は、S区の職員であったXが平成6年6月7日付のX名義の退職願は後から何者かが「退職願」の文言を書き込んでものであって、Xが退職する意思で作成したものではない、またはXが意思能力を喪失した状態で作成した無効なものであると主張し

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