紙/デジタル

万年・生涯厨二病の私ですが、厨二病全盛期の中2〜中3ごろ、「PSYCHO-PASS」というアニメにハマってました。

そのアニメ1期の悪役である、槙島聖護という人物が当時の私にはブッ刺さり。まじ憧れ。

そんな彼は、本の虫なのですが、読書について語る彼の台詞が私はとても好きです。
私は大学で、ざっくり言うと「読書教育」をテーマとして論文を書こうとしているのですが、彼の言葉は、私の考えに多大な少なからず影響を与えているように思います。

以下、「PSYCHO-PASS」より、

紙の本を買いなよ。電子書籍は味気ない。

本はね、ただ文字を読むんじゃない。

自分の感覚を調整するためのツールでもある。

調子の悪いときに本の内容が頭に入ってこないことがある。そういうときは、何が読書の邪魔をしているか考える。

調子が悪いときでも、すらすらと内容が入ってくる本もある。なぜそうなのか考える。

精神的な調律、チューニングみたいなものかな。調律する際大事なのは、紙に指で触れている感覚や、本をペラペラめくったとき、瞬間的に脳の神経を刺激するものだ。

以上、槙島の台詞です。

実際問題、紙のポテンシャルはデカいと思います。

「視認性(パッとみたときになんとなく意味がわかるか)」に関しては、デジタルに軍配が上がるみたいですが、「判読性(誤読せず読めるか)」に関しては、紙の方が優位みたいですね。

印刷してみて初めて、誤字脱字に気づいた。なんて経験ありませんか?そういうことです。
(私もたまにある)

基本的に紙派なのですが、時代は電子書籍化の流れ。市場規模見てると面白い。
爆発的に電子の市場がデカくなったタイミングがあるんですが、iPadが発売された年かな?って思って調べてみたら、そういう因果っぽくて脳汁。

noteは文章全体のまとまりとか意識せず、徒然なるままに書こうって思ってるので、話があちらこちらですが、何が言いたいかというと、
紙とデジタルでの読書って、別にどっちも成立しますよね。どっちかに寄せなきゃいけないわけじゃない。

ただ、それぞれのメリット・デメリットを正確に把握して、適宜使い分けないと損ですよね。
私は損は嫌いです。

GIGAスクール構想で教育現場に電子教科書等を利用できる環境が整ったわけですが、手放しで電子だけ使うってのも問題だろうし、時代錯誤に紙だけってのもナンセンスだと思います。

society5.0とかデジタルシチズンシップとか、いろんな言葉が飛び交ってますが、思考停止にならないように、紙も電子も使い分けが必要なんですな。

PS.ちなみに私は電子で小説とか読んだことないので、いざKindleとか使うと電子書籍信者になる可能性も往々にしてあります。多分ないけど。1つの意見に固執せず、方向転換も大事ですよね⭐︎私の基本スタンスです。

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