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;2023.04.28.-2024.03.07.//詩と散文




 
;流沙-砂沙;2023.04.28.-2024.03.07. ver.1.01.//adagietto. 1-4声//詩と散文
;旋律のない音声のためのアリアとコントラプンクトゥス//rūsya-sāsya

 
;2023.04.28.;01a;詩//rūsya
   微光に、蝶
   蝶。…ち
 
   いつだった?
   蝶。…ち
 
   あれら、いつかの
 
   蝶。…ち
   ちっ

;2023.04.28.-2024.03.07.;01b;詩//sāsya
   見殺しにしたね?
 
   微光に、蝶
   綺羅めき。かすかに
 
   …ち。蝶たち?
 
   微光に、いつ?
   …つ。だっ
   あっ
 
   あっ
 
   あっ
 
   あ。…れら、すでに記憶されるべき必然もなかった音のない
    え?
   微動
 
   …ええ。あげは?
    え
   あえて
 
   え?ぼくたちが
   けっして見つあおうとはしなかった共謀

;2024.03.07.;散文//sāsya
世界は冷酷なまでに冴え、わたしたちはたしかに唐突に笑みをさえ散らしかけてい、
 
い、
 


;-2024.03.07.;02b;詩と散文//sāsya
   発光を!
 
   いっぱいの
 
   発光を!
   あ。いまも
 
   あ。い
 
   あ。…れら
 
   ら、
 
残酷さなど成立し得な
 
   かなしい?…か、
 
   な
 
…など成立し得な
 
   かなしい?…か、 ;antiphona//2声連唱
 
   な。いっ
    え
   し。し
    ええ
   いっ、…あっ
    ね?
   あ。そう
 
   あ。不確かな
 
   ね?
    だね。そう、そ
   ね?かならずしもかなしみとは呼び得な
    おっ。そうだっ
   な。しく、は
    な
   わ。…どう?
 
   いわばかなえられようのない不誠実な期待を。…しい?
 
   く、は
    かないっこないわたしたちの
   わっ。…ね?
    絶望の充実。そんな
   ね?な
    はかないだけの
   ね、な。…ないんだか
 
   ら、きみでさえも
 
   ら。願いを、せめても
    ええ。いまや
   ら、猶もそれでも
    ええ。一様に
   ら、いだきつづけていようとしてさえ
    ええ、一種の
   え?る、ときに
 
   ええ。うすらいでゆく色彩の醗酵
 
   ら。片付きはしなかったかなしみに…が、
    ええ。一途なひとすじなわではいかな、
   みが、猶。かなしくは
    ね?ここちよかっ
   しかも、かなしみに襲われなが
 
   ら。ふいうちの
 
   ら。あざやかな
    夢に、ええ。…に
   ら。
    見えていたかの朝であっ
   が、なぶられなが
 
   が
 
   だ。がっ
    ら。かなしいまでの
   が、
 
   あっ…
 
   が。
    ら、せつなさはついに
   が、
 
   っだ。が、
 
   が、しか
    純粋なかなしみであったことなどな
   も。この胸はざわつきながら?
    そうじゃなかった?
 
   ない。かなしくは、
 
   と、ささやいておけばいいのか?
 
   と。ささや
    唐突な、しかも
   ない。そう
    あつかいにくいその傷みにさえも
   ささやきを。くちびるはもらそうとし
    さいなま
   し、くちさきに…のどは?
 
   不在を擬態し?やがてこぼれるかにも
 
   れ、ながら。ひかりは
    そう
   すでにあざやかにすぎた
    ええ。そう
   滞留を。あいまいな
    そ、
   なやましい
 
   いっ。朝に
 
あなたがキスをしたいとやや情熱に欠けたぶざまな発情をさらすならむしろ奪えばよかっ
   朝に
      いっ
わたしから
 
   朝に ;cotrapunctus//4声
 
   …の、
   朝に
 
   いっぱいに
      ね?わたしの
    綺羅めきざわめき惜しみな
     赤裸々な。または
   …に、発光を
      聞こえてる?
    い。ええ、いっぱいの
     鮮烈。もはやいたま
   いまも
      え?声。この
    それはまさに発光でしかなかっ
     ま。ま、しいくらいの
   ひかりを。もう
 
   らを
   ら
 
   ひかりら、を。さえを
      わかりますか?いっぱいに
    見ていてあげよう。きみの
     い!もう、…ええ
   ふくらませている
      発光を
    ほほ笑みを。しかも
     ひかりを
   …る。あふれだしている
      そう。もう、
    涙。こぼした綺羅めきらをも
     いまも
   …る。つつみこんでい
 
   る
   るり、
 
   い
    で、いるから?
   る。いっ
 
ど、成立し得な
   朝に
      いっ
…絶望?
 
   いいんだ。きみは ;canon//4声
   あげつらっても
   失敗を。わたしの
   あるいは、いつかの
 
   きみの。そう
    いいんだ。きみは
   執拗な、だから
    ののしりをさえ
   疼痛は、しかも
    失敗を。わた
   わたしたちが猶も
 
   見つめ合う時間の
    あるいは、いつかの
     いいんだ。きみは
   つくりこまれた
    るいは、あ。きみの
     かなしい?…の、なら
   微笑の技法を
    ふいの、…の。ぼくたちは
     失敗を。だれかの
   だいなしにしたまま
 
   わらって。やがて、その
      いいん、きみは
    焦燥を。しかも
     なにも知らない昏いひたいごしに
   苛酷な技術は
      と、わたしたち共有の
    翳る。熱風の、その翳りに
     あげつらう声を
   連れ去るだろう。…ね?この
      目舞いが、ね?ほら
    ね?ね、憩いさえもし
     ささやき声を
   わたしたちさえを
 
   も
    放て!火を
   も
    容赦ない
     火を
   も
      放て!
    殲滅の
     放て!容赦な
   も
 
   もう

;2023.04.28.;02a;詩//rūsya
   いっぱいの
   の、…ん?
 
   発光を
 
   お。いまも
   お。あれら
   ら。ひかりを
 
   を
 
   を、も。もう
   綺羅めきを。…お
 
   を
 
   を、さえ
   お。も
 
   ふくらませてい…もう
 
   る
   もう。あふれだしてい
 
   る
   もう。つつみこん
 
;2024.03.07.;散文//sāsya
そしてわたしたちは急にうしろを振り返り見ればいいのだった。…と?あやうく一致しないすれすれの同時に

;2023.04.28.-2024.03.07.;01c;詩と散文//sāsya
   微光に、蝶
      ゆ。ゆ、ゆら
    見殺しにしたね?
     綺羅めきは
   いつか、蝶?
      らら、っと
    いつだっけ?ほら
     しずく。しずくに
   あれら、いつかの
      っ。ゆら
    かがやかしい朝
     しずくたちすべてに
   蝶。蝶たちを
 
   おっ
 
   あげは?
      っ。ゆら
    微光に、蝶
     綺羅らめきだって
   そう。ぼくらは
      らら、っと
    あれら、いつかの
     しずく。飛沫に
   もんしろ?
      ら。ら、らゆ
    蝶。蝶たちを
     なんて清楚な!…な、あれらふるえる水滴すべてに
   見殺しにした
 
   ね?あれら
 
   微光に、蝶 ;contrapunctus//3声
   いつか、蝶
   あれら、いつかの
   蝶。蝶たちを
 
   ん?
    罪ならもう
   なに?
    認めていたん
     ぼくらに?
   埋葬したな
      らららっ!
    だ。し、得た。な、
     ええ
   なにを?
 
   蝶たちを。いつか、この
    見つけられますか?
     褪せて、もう
   手で、わたしたちは
    わたしたちが
     ひからびて、もう
   ゆびさきで、あれら
    あの、すさまじい
     もう。風化してしまっ
   墓標を、ちいさな
 
   蝶たちの。やがて、そう
    むらさきの。…そう
     鱗粉は、まだ
   埋葬しおおせてしまえたのな
    見つけられますか?
     まぶたを、きみの
   ら。らっとふいに微光は
    わたしたちが?
     染めていた。ね?
   ことばを、あきらかな
 
   取り戻せるのでしょう
      わたしたちは息吹き
    あっ
     え?
   ね?ながい、ぼくらの
      息吹き、わたしたちに
    あっ
     ん、
   失語。ね、…そして
      しあわせを願い
    あっ
     あっ
   失神の、ひとつの
 
   終焉として
 
え?

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