見出し画像

エッセイ『ご挨拶』

「人に会ったら自分から挨拶しなさい。挨拶は大事よ。」

「挨拶は大切だよ。」と、物心つく前から両親やご近所の大人達、先生…出会う全ての人に言われてきたのではないかと思うほど何度も言われてきた言葉。
改めて考えなくてもそんな事は当たり前。

でも、何十年と年を重ねて
それなりに仕事や日常に疲れた時、この挨拶のたった4文字程度の言葉の持つ大きなパワーを感じたのです。いい歳して今更挨拶の大切さを知った気がした。

それは仕事が猛烈に忙しく、気持ちの余裕が無いまま必死に頭を整理して仕事の段取りを考えていた時。
「お疲れ」
その一言で、ふわっと解きほぐれる瞬間があった。(毎回では無いです。相手の言い方や状況にもよるかと思いますけれど)

たった一言で気持ちを前向きにしたり、癒やしたり。挨拶の言葉の持つパワーを感じた。

「おはよう」
その一言で、これから始まる1日を「頑張ろう!」と思う元気をくれる。

「こんにちは」
と、笑顔で言われると相手が自分を受け入れてくれてる様な親近感があり嬉しくなる。

「お疲れ様」
その一言で、今まで頑張り続けて溜まった疲労が疲れがふわっとほどける。癒される。

「またね。」「また明日」
その一言でまた会った時の楽しみを想像し、未来がワクワクし始める。会う楽しみ、話す楽しみ、一緒に出掛ける楽しみ…

挨拶はコミュニケーションの基本の「基」。
疎かになんてしたらいけないのだろう。
その一言に気持ちを込めて、相手へ伝えたいものですね。
いつだって優しく明るい声で、相手へ伝えたいものです。そんな心の余裕を持ち続けたいものです。

この記事が参加している募集

最近の学び

ご期待やお気持ちありがとうございます。