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双極症と共に歩む日々(8)

前回の記事で、
「絶対離婚する」
と書いた。

でも、ケースワーカーさんと話をしているうちに冷静になってきて、
「私はとにかくモラハラ言動から離れられればいいんだから、離婚しなくても別居だけでもすればいいんだ」
と気づいた。

戸籍が一緒だといろいろとめんどくさいのかと思ったら、逆に離婚する方が大変だという話を聞いた。
我が家の場合、協議離婚は難しそうだ。
特に、財産分与について。
一般的なサラリーマン家庭ではないので。

離婚した方が、親権者はひとり親世帯ということでいろいろ補助が受けられるから良いのだと思っていた。
でも、よく考えたら確かに、離婚調停にもっていくのもそれはそれでエネルギーを使いそうだ。

離婚していなくても、公営住宅やアパートは借りられるらしいし。

その辺はこれから具体的に詰めていこうと思う。
思うのだが…うつが重くてなかなか準備が進まない。
それに、無意識のうちに現状維持バイアスがかかっているのだろう。
別居のことを考えると気が重くなる。

別居するにあたって必要な準備のことを考えると、いっそ死んでしまった方が楽、とか思ってしまう。

でもそうは言いつつも、まだこの世に未練がある私もいる。

結局、なんやかんやと言って死ななさそうである。
人生、まだやりたいことも一応あるし。


話は戻るが、とにかく別居したい。
初めは、娘の受験が終わって進学してから、と思っていたが、それまでの同居生活が辛い。
口を聞かないで家庭内別居に近い状態でいるのもストレスが溜まるし、かといって普通に話してたら、私が本気で別居したいと思っていないと取られそうだ。

公営住宅の次の募集が9月から始まるらしい。
それに応募したい気持ちになっている。
応募して1回で当たったとすると、10月中旬には入居できるらしいが…。
どれくらいの倍率なのかわからないが、私は精神障害1級なので優先枠には入れる。

娘には申し訳ないが、かといってこれから別居する(しかも娘の希望で別れて暮らす)のに、彼女の高校受験の準備を私が中心になってしているのもなんだか妙な気がして、それもストレスになっている。


実は、娘が保育園の年長だった時の9月にも、モラハラに耐えられなくなって家出してしばらくホテルに泊まっていたことがある。
その時は後先考えずに飛び出してしまったのだが。

しかし、ちょうどその時に小学校の入学説明会のようなものがあった。
「娘が小学校に上がるという大切な時期なのに、両親が諍いを起こしているのは良くないのではないだろうか」
と考えて、1週間くらいでしれっと自宅に戻った。


その時のことを思い出すと、結局いつであっても何かしらのデメリットのようなものは発生する。
高校に進学したらしたで、不慣れな高校生活の最中に出ていくのも気が引けるだろう。

そんなことが繰り返され、19年経ってしまった。

家族に迷惑がかかっても、別居したい気持ちは変わらない。
どこかで踏ん切りをつけないと。

娘が一緒に住んでくれないと言っているのが辛いが…。
何回か本人に確認してみたが、気持ちは変わらないらしい。

とにかく私の心の内には、別居という選択肢しか残っていない。
頑張れ私。


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