シェディングと化学物質過敏症について再考する。
未だ謎の多いシェディング。
今回は化学物質過敏症(CS:Chemical Sensitivity)との関連について再考してみたいと思います。ちなみに過去記事は以下。
なお、上の記事は症状の類似をまとめたもので特に考察はありません。当時『ヒトからの曝露』が注目されていたこともあり、CSは違うだろうと推測していました。私は軽くCSの影響が出そうな物質でテストもしてみましたが、問題無かったですし。
ただ、最近の状況を見ると『化学物質過敏症(CS)になってしまった人がいるのでは?』と思えてきます。
今回はそのあたりをまとめます。
◆ワクチンの影響低下
1,2年前と今ではワクチン接種状況が大きく変わっています。
追加接種の割合は低下し、昨年の秋接種(7回目)では全体の14%程度。
最近3回目を打った、みたいな人もいるでしょうけどおそらく極少数でしょう。
◇◇◇
シェディングの原因物質がワクチン起因のスパイクタンパク質やTVOCだと仮定すると、その排出量は明らかに減っているはずです。
スパイクタンパク質が血中から検出された期間は最長で6ヵ月程度という情報があったと思いますが、それを考えてもピーク時からは明らかに減ってるでしょう。
まあ、永続的に排出される、とか、累積していく、であればまた別ですけどね。
◇◇◇
TVOCは以前の記事で書いた通り、商業施設の測定値が1年前から大幅に低下しており環境指針値を下回っていました。
私はアルコール消毒液の影響が大きかったと思っていますが、ワクチンの影響だったとしても大幅減。
◇◇◇
影響増の要因はいまいち思いつきません。
強いて言えばマスク着用率の減少はエアロゾルの増加要因だと私は考えますが、『マスク着用者からの被害は少ない』みたいなのも見ないので、あまり関係無いような気もします。
◆最近のシェディング状況
それに対して最近のシェディング情報(クチコミ)を見ると『健康被害はむしろ増えている』という印象なんですよね。『減ってるっぽくない?』みたいな人は見てません。
ちなみに私自身の症状で言えばここ1年くらいでかなり減っているように思えます。怪しげな脛の皮膚症状(紅斑)も1年出ていませんし。
まあ統計データなんて無いのでわかりませんし、私の場合自作活性炭フィルタ+マスクが効いているのかもしれません。わかりません。
とりあえず、影響増を実感している人がいるのは事実。
◆化学物質過敏症(CS)との類似
で、ガチで被害が酷い人の情報を見ると『ワクチン接種者との接触』とかそういうレベルでもなく、以下のような感じだったりします。
帰宅した非接種の子どもや家族から影響を受ける。
あらゆる物の表面に付着している。
どこにも逃げ場は無い。田舎でも駄目。
私はCSの人のブログとか読んだりするんですが、ほぼ同じことが書いてあったりします。
すべてのシェディングがCSとは考えないですが、シェディングやその他を契機に発症した人はいるんじゃないかと思えるんですよね。それっぽい方の記事も見ましたし。
ちなみに、CS発症のメカニズムについては以下の記事が参考になるかもしれません。シェディングと共通する部分がありそうな気もします。難しい内容ですが。
◆化学物資過敏症(CS)の増加
近年、CSが増加していると言われています。
シェディングの隠れ蓑じゃないかという見方もできますが、実際に増加要因はあるでしょう。
柔軟剤や洗剤の香料、それに使用されるマイクロカプセルの影響はここ数年で特に酷くなっているように思えます。
また、アルコール消毒液は商業施設等でのTVOCを明らかに上昇させていたはずです。エタノールが無害に近いとしても不純物や時間が経過したのちの変性を考えると、市中で大量に消費された場合の安全性は不明ではないでしょうか。
◆おわりに
ワクチン接種によるHCHO/TVOCは通常環境の数値を危険なほど上昇させる影響はなかった、と私は考えています。
しかし、接種後一時的に大量に排出され、その後も測定器では容易に反応しない程度の排出は長期で続いているかもしれません。その場合、接種者に反応する可能性はありそうです。
『シェディング=CS』とは考えませんが『シェディング+CS』になってしまった方はそれなりにいるのではないかという印象です。また、CSと思われていたものがシェディングという事もあるでしょう。
原因はともかく対処方法は共通する部分があると思いますので、症状の酷い方はCS経験者の方の情報を参考にしてみるのも良いかもしれません。
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