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暑くそして動けない日々に


 2018年に続き今年の夏も猛暑のようだ。昨年よりましなのは、梅雨が長く7月までまだそれほど陽射しの強さがなかった事。記憶の上では、昨年は7月もすでに照り付ける酷暑だった。今年の暑さの本番は7月後半から8月初旬という印象だ。

 そしてこの夏がとても悩ましい。
 他にも私のような体質の人がいるだろうか? 私は暑さにより全身発汗甚だしいのだ。これが病的なレベルなのか否かはわからない。時々私同様よく汗をかいている人を見掛ける。顔の汗も滝のように流れる。朝、家を出て電車に乗る徒歩15分以内の間に上半身は流れる汗で一杯になる。電車の中でやや涼む事が出来て一度汗が引いても、その後職場に着くまでの徒歩15分で上半身のシャツが皮膚にぴったり張り付いて透けるほど汗が出る。着替えを持参した方がいいのかもしれない。
 15分の徒歩、日傘を差してこの状態で、喜んで外出したいとしたら余程のことだ。日焼け止めも流れてしまうから塗れないし、アクセサリーも皮膚炎の元になるので身に付けられない。化粧もお洒落も出来ない。
 職場に着いたら、汗が一旦引いたのを目処に汗拭きシートとスプレーで全身ケアする。汗が引く前の体温が高い状態で行っても次の汗が出るので意味がないし、体を拭くためにトイレの個室に篭れば密室の暑さでまた汗が出る。
 本当に不快だ。

 私は踊りが、下手にも関わらず興味を持っており、習いに行きたいのだがこれだけ汗が出ると自分が惨めでならない。あまり人に会いたくない。気にし過ぎだという向きもあろうが、何故人様に自分の見苦しい汗塗れのぐちゃぐちゃの姿を晒さなくてはならないのか。

 外出しなくては出来ないことも、人と会うことも諦めて、夏は引きこもって読書にでも励むことにする。
 そのはずが、何故か今家庭内ワークアウトにちょっと傾倒しつつある。ちょっと動いただけで猛烈に汗が流れて不快でたまらないが、人目を気にしなくて済むのがとても嬉しい。
 夏、引き籠って行こう!



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