白山羊ひつじ

ライター(新聞記者出身)。商業寄稿はパンのインタビュー記事(紙媒体)が主ですが、not…

白山羊ひつじ

ライター(新聞記者出身)。商業寄稿はパンのインタビュー記事(紙媒体)が主ですが、noteでは関心事やエッセイも書いて行きます。連絡先 parvis_florum( @ )yahoo.co.jp

マガジン

  • ひねもす

    つれづれなるままに。日々の思うこと。

  • 新型コロナウイルス流行期の記録

    2020年初頭、日本に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染リスクがもたらされ、その後、「COVID-19」という名の感染症として世界中に広がった。この時期の東京で体験した事を記録として残して行く。

  • 東京OLの兼業ライター日記

    会社に勤めつつ、フリーでライターやってます。世にもハンパな「兼業ライター」の実態をなんとなく語ります。自信を持って言える事は、上手く行ってると超楽ですが、歯車が少しでも狂うと地獄です。

最近の記事

2022年上半期 買ってよかったもの

Youtubeで「買ってよかったものベスト」を見掛けるようになった。眠れぬ夜に、自分もやってみようと思う。ジャンルは雑多に。今年度はスキンケア製品多め。スキンケア製品の使用感等は個人の感想です。 ピアソンHPローション(日医工株式会社)肌の保湿力が高いといわれる「ヘパリン類似物質0.3%配合」の医薬品。ローションタイプ。「ヒルドイド」ジェネリックのシリーズの一つです。いわゆるスキンケア製品として販売されているわけではないので、ご使用は自己責任で、というところです。  私は似

    • 映画『嘘喰い』感想

      この映画は、おそらく全編通して「見る」「眼差し」が通底したテーマになり得ると思う。 「見る側」は強者で、「見られる側」は弱者。 冒頭の屋形越えの場面では、主人公の宿敵切間創一は制空権まで支配しており自分を見下ろすものを許さなかった。その切間に貘は敗れる。そこから物語は始まる。 次に、鞍馬蘭子は全ての客を監視する闇カジノの元締めでありながら、見られる側になり、佐田国に負けを許す。絶対に有り得ないはずの「見る側」の負けが起こる。(これには理由がある。蘭子は見る力を奪われてい

      • このオタク心をどうすれば 医療編

        痛みに極度に弱く、医療も嫌いだった。痛いから。注射嫌い、痛い治療全部嫌い、それらからはどこまでも逃げて生きて来たこの私が、医療オタクの道に目覚めつつある。 2019年、世界が新型コロナウイルスに包まれて以降、自分の日常を維持するためにどうSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)と距離を取ればいいのか、ずっと頭を悩ませて来た。 私の内心は、2020年初めの「確立された治療法がない」「感染後、症状が治っても後遺症がどうなるかまだわからない」という「未知の病気」への恐怖がとて

        • ひつじさんのライフはもうゼロよ

          宅トレを当たり前の世の中に  何が起こっているかよくわからないが、いま東京は未曾有の大災害の渦中である。  デルタ種というウイルス量もCOVID-19を引き起こす力も、それまでの従来種と比べて格段に高い型が日本で猛威を奮っているのだ。  運が悪いとしか言いようがないのか。日本は春からコロナワクチンの接種が始まり、そして7月半ばから東京オリンピックを控えていた。その5月に、インドでデルタ種のウイルスが猛威を奮った。デルタ種はたちまちに全世界に広がり、各地で拡大している。7月には

        2022年上半期 買ってよかったもの

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          フェミニズムはどうすれば

          自分が大きな壁にぶち当たったときに、自分の欠点は自分だからなのか女だからなのかわからなくなった。 例えば「女の方が男より協調性が高い、社交技術に長けている」という人がいる。なんとなく「そうなのかな」と私は思い、「なのにきみは女なのに協調性もないし、社交術もないね」と言われると、自分は人としてダメなのか女としてダメなのかたいへん迷った。「女としてダメなのかな」はおそらく物心ついて自分があまり女っぽくない見た目や性分をしていると思った頃からずっと思っていた。私にとって何が「女っぽ

          フェミニズムはどうすれば

          年の瀬2020

          毎日コロナ感染者数を追っている間に年末に。 今になって献血に行くの忘れていたことに気付いて焦る。子宮頸がんのワクチンも射ちに行っておけば良かった。 今年は女性による女性蔑視についてあれこれ考えた年だった。 特に、「男っぽい」女は、「女っぽい」女よりも地位が高い、といった物の見方をどう「そんな事はない」とやっていけるか考えた。 やっていけるか、というところは到底遠くて無理で、むしろ今はそういう事が起きる状況を知って眺めている最中だ。 具体的になにが「男っぽい女は女っぽい女より

          読書日記:Kindle Unlimitedへの課金を動力に(4)

          『ジェーン・エア』シャーロット・ブロンテ(光文社古典新訳文庫)小尾芙佐訳 日記投稿は久々ですが、多分毎月料金負けせずにKindle Unlimited読めてると思う……。  今回は名作古典『ジェーン・エア』読みました。Kindle Unlimitedは上巻のみなので、下巻は課金してKindle版を購入したのですけどね。  『ジェーン・エア』の話は他のSNSで色々投稿したので、割愛します。古典的名作はハズレのない面白さがありますね。私はオースティン、ブロンテ姉妹の作品はどうとっ

          読書日記:Kindle Unlimitedへの課金を動力に(4)

          読書日記:Kindle Unlimitedへの課金を動力に(3)

          『俺か、俺以外か。 ローランドという生き方』ROLAND KADOKAWA 「現代ホスト界の帝王」の異名を取る青年実業家。でもコロナ禍でホスト店は閉店し、現在は美容室、脱毛サロン、アパレル店、雑貨店などお洒落メンズ向けの事業を中心にビジネスを広げている。花屋さんもやっている。ほぼ「ローランド様」というキャラクターのイメージありきのブランド戦略と思われる。ただ、今まで男性向けの化粧品やお洒落グッズ、お花などを「男らしくて格好良い」という角度から提供して来たビジネスってあったのだ

          読書日記:Kindle Unlimitedへの課金を動力に(3)

          そうだ、勉強しよう

          要は自宅にいながら山ごもりしてる 今年の3月以降、緊急事態宣言が開けるまで、私はコロナ恐怖でストレスに押しつぶされていて、集中する、ということが全然出来なかった。  6月過ぎて不眠に悩まされる事もなくなった頃から、やっと無理めな事に挑戦出来る心身を取り戻した。9月になった今も通勤と運動と生活用品の買い物以外の外出はほぼしない。宣言中も宣言後も、もしかしたらそのずっと前から、私の生活はほぼ変わらなかった。  もうひとつ、嬉しいことがあった。オンライン講座が増えたことで、これまで

          そうだ、勉強しよう

          コロナ記:もう全部オンラインで

          社交って要はオフ会になるの? 自分の娯楽は読書会や市民講座なのだけど、コロナ禍のために私の身の回りのこれらの集いは全部オンライ化した。家で受講できるので、参照したい本が手元にあるのは助かる。また、以前Twitterで、大学関係と思われる方が「大学院はオンラインでもいいのでは」と発言されており「それなら社会人になってからも通える。そして授業料も安いのでは」と嬉しく思った。  オンラインでいいね。  確かにそう思う。授業はそうだ。  ただ、読書会や市民講座は私にとっては仕事と

          コロナ記:もう全部オンラインで

          あんなこんなコロナ記:#つらい

          混ざってしまえば一緒? 「夏も帰省しない」とアンチGOTO宣言をしていた人が、お盆休み明けに地方都市の土産を配布していた。行ったんか。いや各人それぞれの事情はあるものだから、いいんだけど。  詳しく聞いてはいないが、なんとなく、コロナ感染が東京から全国に広まって、そして有耶無耶になって来た気がします。広がる前は東京めちゃ嫌われたけど、広がったら「お互い様」「同じ」感が。  日本人としてはこれがちょっと怖い。染まっていないうちは「染めるやつは悪」扱いだけど、概ね染まってくると「

          あんなこんなコロナ記:#つらい

          あんなこんなコロナ記:暑くて暑くて暑くて

          長い梅雨が明けて 今年は梅雨が長く、雨量も激しかった。8月初旬にようやく快晴の日が続くようになると思ったら、次は盛夏の猛暑である。  早朝散歩か帰宅時に一駅分余分に歩く散歩でウォーキングを心がけていたが、さすがお盆週間の8月6日〜12日頃はウォーキングを中止していた。早朝は目が覚めたらの散歩なので平日は寝過ごしがち、帰宅時のウォーキングは35度を超える暑さのため休むことにした。早朝は人とすれ違うことも少ないが、帰宅時間は比較的人通りが多いので暑くてもマスクを外せない。熱中症の

          あんなこんなコロナ記:暑くて暑くて暑くて

          『凪のお暇』と空気を読まない方法

          どうして空気を読むの? この話をしたいがために、『凪のお暇』(私は漫画を2巻までしか読んでいないKindle Unlimited民)を題材にして申し訳ない気もするが、前に読書日記で少し感想に触れたのでその流れで。  現代日本において「空気を読む」は持っていて当然の日本人スキルであり、持っていないと「非常識な人」とさえ言われる日常に関係の深い能力である。──とされている。  『凪のお暇』の1巻から2巻においては、「空気読んでいこう」という主人公凪の心内語が繰り返される。この言

          『凪のお暇』と空気を読まない方法

          読書日記:Kindle Unlimitedへの課金を動力に(2)

          『犬にきいてみろ 花咲舞シリーズ』池井戸潤(Kindle Unlimited) TBS日曜劇場『半沢直樹』シリーズでおなじみの池井戸潤の小説を初めて読みました。『半沢』以外にこの「花咲舞」も映像化しているのかな? 『下町ロケット』シリーズのいくつかもKindle Unlimitedにあるようでした。  まさに「水戸黄門」! 現代の勧善懲悪時代劇なのは『半沢』以外も同じだったのかな。真面目で実直な人物は救われ、不正を働く悪い人物は失脚する。街中の中小企業が日本経済および日本社会

          読書日記:Kindle Unlimitedへの課金を動力に(2)

          読書日記:Kindle Unlimitedへの課金を動力に(1)

          『シャンデリア』 川上未映子 (Kindle Unlimited) 舞台のデパートのモデルは新宿伊勢丹だろうか。結婚指輪を選んでいたときに、作中の人がさまよったフロアを私もさまよったような気がする。  アラフォーの子供時代、デパートは遊園地のようなものでした。父の世代の子供の頃は「日曜日に家族でデパートに行く」はリッチなお出かけだったそうだ。そしてデパートのレストランで食べるカレーライスは贅沢のシンボルだったと。  私も小学生の頃、「デパートに連れて行ってあげる」と親に言われ

          読書日記:Kindle Unlimitedへの課金を動力に(1)

          あんなこんなコロナ記:太陽と北風、太陽と自粛

          猛暑本番 三連休、8月始めの梅雨明けとともに気温は一気に真夏! 大喜びで家に引きこもる。本当はウォーキングを続けたいのだけど、6時台の早朝でもすでに日差しが強く、30分も歩くとかなり体力を消耗する。一日中へばってしまうので、体力温存、家で積読解消に励むことにした。  しかしこの暑さによる引きこもりはまさに本来の「自粛」になるのだろうか。まあ暑いのつらいから外出しないのも「自粛」とも言わないか。 太陽と北風の法則で、自然と外出が減って家庭内感染以外の感染者減に繋がるといいのだけ

          あんなこんなコロナ記:太陽と北風、太陽と自粛