矢口れんと

詩・物語・音楽の作り手。魔法の言葉「#RRETENSE」を唱えて、ときおり少年や女性に化けて出る。現在「#男の日傘推進委員会」絶賛活動中!!

日比野は悲しくなった。祭囃子の練習が聞こえなくなった。途端、秋の気配を感じるのは何故だろう。四季は俺の外側にではなく内側にあるのではないか……
天気予報も気象図も無意味に思え「俺の夏は終わらないっ!」とタンクトップ1枚で外に飛び出した!
確かに、雲が夕立を降らす準備を始めていた。

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容姿が良いとか、お金を稼げるかとか、誰に愛されてるかとか、性格が良いかとか、どこで生まれたかとか、足が速いとか頭が良いとか、上手な文を書けるか、絵を描けるか、音を奏でられるか……なんてことは、人の価値にはあまり意味がない。そういった付属品の価値をその人の価値とみなすのは誤謬です。

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四行詩 22.

ひとことで片付けられる気楽さと つらさとの間を今日も生きていく ひとことも役に立たない悲しみと よろこびとかで世界は出来ている

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日比野は退屈した。無性に皿を洗いたい。普段バイトでしているからだ。
実家には手練れの母がいる。調理器具は料理の間にさっと洗われ、つけ置きの皿はいつの間にか姿を消す。
ライバルは父ではなく母だ、俺に皿洗いをさせろ!!
睨みつけてくる息子を見て、母は「まだまだね」と言いニヤリとした。

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逆さまの空へ 4 - ③

↓↓前話はコチラから↓↓ 『逆さまの空へ』4-② 「沖くんだよね?」 「信田?」  ちょうど目の高さくらいに、いつかの写真と同じように、緊張に歪んだ口元があった。 ...

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今日は連載小説『逆さまの空へ』更新日🖋

おさらい&予告

武仁は医師から治験薬を受け取る。
つい口を滑らせて信田朝文が治験に参加していないか問うが、医師はいないと答えた。人違いに落胆し治験施設を去ろうとしたが、出入り口の門の横で待つのは紛れもない信田であった。

10時更新!

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