姫は嘯く「わたしは姫だ」と
無骨な戦士は怒りを覚えた
不遜な態度が鼻についた
世間知らずに手を焼いた
の、いずれでもなく……
戦士が隠し持っていたものは
「わたしこそが姫たるにふさわしい」
という信念だった
戦士は姫を抱いた
その信念は誰にも知られず
ただ欲情の顔をしていたから

ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います!