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おばあちゃんとの生活

おばあちゃんが亡くなって1週間が経った。それなりに、家族みんな、日常を過ごしている。

ひとつ変わったこととしては、おばあちゃんが家にいるということ。

今までは別々に暮らしていたが、遺骨と遺影がおうちにあるので、今は同居みたいなもの。
ドライヤーをする場所の横に神棚があるので、みんなドライヤー前に「ちょっとうるさくなりますよ〜」って声をかけている。笑
脱毛器を使うときは“ピカッと光りますよ〜”と、笑
(遺影と)目が合えば“おはよう“も言うし、“ただいま”も言う。

今日も、“ただいま”と声をかけたら
“なんや〇〇ちゃんかいな”と声が聞こえた。

おばあちゃんの真似して口に出してみた。

口に出すと、今は80%くらいおばあちゃんの声で聞こえる。

が、

時間が経つと、おばあちゃんの声は聞こえなくなるような気がしてきて、急に寂しくなった。

おばあちゃんが亡くなったとき、父は“死んだら目は開かんねんなぁ。”といった。
そして、いま、声が聞けなくなったことを実感してきた。


生きている、話せる、笑えるって本当に尊い。

おばあちゃんの声が聞きたい。
でも聞けない。わかってる。

声が聞きたいってこういうことなんだなって、やっと分かった。

まだ耳に残っている音を、“〇〇ちゃん“って呼んでくれるおばあちゃんの声を思い出せなくなる前に、
たくさん名前呼んでもらおう。

私は今日も元気ですよー!
おばあちゃんは、今日何食べた〜?
いっぱい食べや〜!



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