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人気のプログラマブルスイッチャー!ONE CONTROL CHAMAELEO TAIL LOOPを使いこなす3つのポイント!


感覚的な操作でプログラムができる、シンプルでコンパクトなプログラマブルスイッチャー、One Control Chamaeleo Tail Loop MkII。その機能を使いこなすためのポイントをご案内します。

5つのエフェクトループを備え、こんな感じのボードも簡単に組むことができます。サイズも小さく、特に奥行きがコンパクトなので、ボード内でも場所を取らずに設置することができます。

ポイント1.プログラムボタン。

右上に並んだ5つのボタンは、現在ONになっているループを表示し、さらにボタンを押すことで簡単にプログラムを編集できます。感覚的にON/OFFのできるこのボタンにより、難しいイメージのプログラマブルスイッチャーが身近なものになりました。

このプログラムボタンの隣にあるスライドスイッチはロックスイッチです。Lockモードにすると、プログラムボタンがLEDのみの機能となり、間違えて踏んだりしてもプログラムが書き換えられることはありません。

ステージや移動、待機中などに活用することで、より安全かつ安心してスイッチャーをお使いいただけます。

ポイント2、バッファ。

ここは一見して理解される方と、よくわからないと思われる方がいるかもしれません。BUF INはインプットにバッファを通し、NBUF INはバッファを通さないインプットです。そこまでは良いのですが、BUF OUTが使いこなしのポイント。

まず、単純にインプット、つまりループ1の前にバッファを通すだけなら、BUF OUTは使いません。BUF INにギターを挿したら、BUF OUTとNBUF INには何も接続しません。

ただ、システムによっては、もっと前にバッファを通したいこともあれば、もっと後ろにバッファを通したいこともあります。そんなときに活躍するのがBUF OUTです。

BUF OUTにケーブルをつなぐと、BUF IN-バッファ-BUF OUTが独立したバッファペダルのようになります。ループ1にはNBUF INのみが接続されます。つまり、バッファの場所だけを自由に変えることができます。

お使いのシステムに合わせ、柔軟なルーティングができることもこのスイッチャーの特徴です。

最後にポイント3、セパレートループです。

セパレートループとは、ほかのエフェクトループから独立して設置されたエフェクトループです。Chamaeleo Tail Loopでは、ループ1~4は連続してつながっていますが、ループ5だけは独立しています。

独立している、というのはつまり、このループには専用のインプットとアウトプットがあるということです。そのため、単純に5つのループを直列してつなぐ場合、OUTとLoop5 INをパッチケーブルで接続します。これで5つのループが直結されます。

逆に、たとえばループ5をインプットバッファの前に出したいとします。その時はギターからまずLoop5 INにケーブルをつなぎ、Loop5 OUTからBUF INにつなぎます。ループの順番は5、バッファ、1~4となるので、ループ5のエフェクターをバッファの前に出せます。

また、ループ1~4だけを使い、ループ5をラッチスイッチとして使うこともできます。NO、またはNCの端子からラッチスイッチの端子にケーブルをつなげば、ループ5のON/OFFをリモートスイッチとして使えます。

これらの機能を使いこなして、Chamaeleo Tail Loopをぜひ、お役立ていただければと思います。