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25年以上前のこと

北海道に戻った友達が住んでいた目黒区。
25年も前になるのかと、普段全く思い出していなかった、そのころのことをふと思い出した。
その人とは関係ないが、風呂なし、6畳に画家の卵が住んでいた目黒区八雲。私も音楽を明るい気持ちでやっていたころで、芝居との関わりもあったりで、途中にある彼の家が、「卵の集まり」のような場所になっていた。
いつかは、あの狭い部屋に20代から30代の役者や画家、音楽家が6人くらいギューギューで。
あれは、当時も思っていたけれど「いい年して、みんな好きなことやってるけれど、きっとこれが青春なんだろうな」と。

画家の卵さんは、その時奥様もいらしたけれど、だれがいつ来ても平気というもので、迫力ある猫が一匹。
今は便利で、インターネットで地図を追ってみてみようとみてみたが、跡形もなく高級住宅街な建物ばかり。当時でも、その二階建ての小さなボロアパートは、少し変わっていたけれど、それでも街になじんでいて。
駅前は変わらずなので迷うこともないだろうが。

何年か、よく入り浸り、モデルもやったので思い出深い。もちろんその絵はうちにある。

彼を知ったのも、銀座の画廊をプラプラしていて、仲良くなったのです。
縁というのは、不思議だな。


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