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「罪を憎んで人を憎まず」

「罪を憎んで人を憎まず」

誰が言ったのだろうか?

私はこの言葉が好きです。
そして、私は死刑制度に対して反対です。
でも
日本では多くの国民が死刑制度に対して賛成である事も大変理解しています。

私が死刑制度に反対する理由は以下の通りです。

1、冤罪を防げない
2、死刑制度は抑止にはならない
3、死刑制度廃止も抑止にはならないが、社会全体で考えるキッカケを与えてくれる

まず1について

冤罪は防げないでしょう。
もし伏せげる社会が実現したら犯罪自体もない社会だと思います。
それくらい難しい

2,死刑制度がある事で抑止になるのかはいまだに科学的な結論は出ていません。逆に死刑制度を廃止する事で抑止になる事も証明できません。

3,犯罪をなくすために必要な事は抑止ではなくて、なぜ犯罪が生まれたのか?という背景を社会全体で考えるべきだと思っています。

この3についてもう少し書きます。

私には最愛の人との間に授かった子供が3人います。

妻と子供
そして私自身から凶悪犯罪からどうやって身を護るのか?と考えた時、
死刑制度では到底防げないという結論に達しました。

そして、仮に妻と子供を殺された時
死刑制度で復讐は果たせても私の怒りや悲しみは消えないので
きっと私は死にます。

そんな世界にはいたくないからです。

と書きながら私は図太い人間でもあるので、わかりません。

防げないのです。

これが私の結論です。

ではどうしたら防げるのか?

ここでこの言葉が必要になります。
社会全体で人類全員が共有しないといけない

「罪を憎んで人を憎まず」

私は凶悪な犯罪を犯す人達には二種類のタイプがいると考えています。

後天性と先天性

後天性とは、ある程度の先天性はあるけども
生まれて過ごしてきた環境がつくるもの

これは社会的環境に要因があると思っています。

もう一つは、先天性

生まれ持った資質です。

人類は人を殺さないという種族であるという前提にたつと、
ときおり、突然変異で同種族を殺してしまうという特異な人類は出てくるとと私は考えています。
なので、いくら良い環境を整えても出てくる。
そして
これらの中には知能指数が高い人もいるとしたら
どうやって私たちは防げるのでしょうか?

もう一度書きます。

「罪を憎んで人を憎まず」

この事が徹底された社会なら

このような先天性をもった人を誕生前にDNA解析で発見し
養育できると私は考えていますが

それは無理だとも思っています。

人はどうしても差別してしまう生き物です。

生まれながらにして悪魔のような人を愛する事は可能なのでしょうか?
そして
そのように生まれる前にDNA解析をするという事じたいが差別行為にもなるので、きっとそのような事は受け入れられないと思います。

ただ私はそれをやりたいとは思っています。
なぜなら
それが愛する人を護る唯一の方法だと思っているからです。

死刑制度がある事で得られるのは何でしょうか?

一時の安堵なのだと思います。

そして被害になった家族に死刑があるから
もうくよくよするなと言っているのです。

私の家族が殺されたら、死刑に処してまた私に納税しろと社会は求めます。

それが嫌なんです。

私は家族を殺されたくない、
だからこそ死刑制度を撤廃してなぜこのような凶悪な犯罪が生まれるのか?
科学的根拠に基づいて防ぐ手段を講じたい。

今の状態では、私の家族は殺されてしまう。

そんな社会で私は生きている。

という事を今日もすっかりと忘れて生きられる。
人は良く出来ています。

それは理性である前に私たちは動物であるという証明なのでしょう。

人を殺したら殺してしまえ。

すごい社会です。





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