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伊豆大島の自然が生み出す天然のエフェクトで島との『共鳴』によって湧き上がった鈴木曉の表情が詰まる一冊

「WATWING」の鈴木曉の、自身初となる写真集『共鳴』が発売に。「自然豊かな場所で育った」という宮城県出身の鈴木が撮影場所に選んだのは伊豆大島。都心から120km南の養生に浮かぶ伊豆諸島最大の火山島であり、現在も火山活動が続く場所。海に囲まれながらも豊かな自然景観を誇り、なおかつ賑やかな街もあるという多面的な魅力を放つこの島で、鈴木が感じたものとは。彼の視線を通して『共鳴』と伊豆大島を知るインタビュー。

■「鈴木曉はこういう人だよ」と伝える、名刺代わりの一冊に。

——初の写真集を作りましょう、と言われたときにはどのようなお気持ちでしたか?
 
鈴木 単純に嬉しかったです。僕、洋服が好きなのですが、ほかの人とは被らないファッションをしていたくていつも古着屋さんで買うんです。そんな服をいろいろなパターン着ることが出来るのか、と思っても嬉しかったですし、写真を撮ることも好きなので、自分らしさの出る写真をお見せできたらいいなぁ、と思いました。
 
——写真、お好きなのですか?
 
鈴木 インスタグラムに投稿する写真にもこだわりを持って日々向き合うくらい写真は好きです。だから写真にもこだわって、服をたくさん着られるだろうなって思ったら、写真集のお話はものすごく大きな喜びが湧きました。
 
——どんな写真集にしたい、と考えましたか?
 
鈴木 自分の良さが最大限に出せたらいいな、と思いました。それこそ性格から、今回書いたような詩も出したい、と最初から思っていましたし、趣味もわかるようなものに出来たらいいなと思っていました。ただ表情に関しては、その場でカメラマンさんとのセッションで生まれるものがあるだろうから、最初に写真集についてイメージしていたときにはまだ浮かんではいなかったですね。でも鈴木曉はこういう人間だよ、と伝わるような一冊にしたいと思いました。名刺のような写真集ですね。
 
——実際、表情作りはどうでしたか?
 
鈴木 カメラマンさんと相談をしながら「こういう表情にしたらいいんじゃないか」とアイディアを出し合い、試行錯誤しながら出していきました。

■島そのものがさまざまな表情を見せる。その姿に魅せられた。

——撮影は伊豆大島で行われましたが、大島と言う場所はいかがでしたか?
 
鈴木 2泊3日で行ったのですが、なにがすごいって天気の変化でした。たとえばある場所で、太陽の下での撮影をしてから5分くらい移動したらまた違う天気になっているんです。曇っていたり雨だったり。移動した先で撮影をしていると、その5分後にはまた天気が変わってしまう。すごくいろんな表情を、天気で見せてくれる場所でした。しかも島の中に海に森に崖に街に……。場所としてもいろいろな顔を見せてくれる場所でした。
 
——写真集を拝見していると、本当に同じ島の中なのかな、と思うほどいろいろなシチュエーションがありますよね。
 
鈴木 裏砂漠という黒い砂漠までありますから。非日常感があるんですよね。大島は火山島ならではの場所がたくさんありました。
 
——そして撮影では先ほどもおっしゃっていたように衣装もさまざまにありました。衣装を選ぶ際にこだわったのはどんなところですか?
 
鈴木 好き嫌いしないこと。あとは似たような衣装にならないようにすることを意識して組みました。そもそも自分が普段着ている服、着たい服、最近気になっている服、というテーマで僕からもご提案していたので、そこに合わせて準備してくださった服ばかりで、すごくかわいいお洋服をたくさん着られて嬉しかったです。
 
——普段のファッションと似ているのはどの衣装ですか?
 
鈴木 赤のスエットの服は、普段から着ているものに似ているかもしれないです。あとはシャツやカーディガン、パーカーといったアイテムもいつも身につけている感じはあるので、自然な表情になったと思います。特に気に入ったのはふわふわのカーディガンですね。可愛かったです。
 
——逆に新鮮だった衣装というと?
 
鈴木 森の中でぽつんといるときに着ていた、ちょっと魔王感のある黒の衣装は、自分のイメージとは違った雰囲気だったので新鮮でした。しかもその撮影をした森がすごくミステリアスな空気が漂っていたので、ますます衣装が映えたと思います。

■鈴木自らが毛筆で書いた渾身の詩とクレジットは要注目!

——撮影で思い出深かったことを教えてください。
 
鈴木 天気が変わって雨が降ったんですけど、それがちょうどいい演出効果のような小雨になったんです。どしゃぶりになったら撮影が中断してしまうけれど、ちょうどいい霧雨具合で、その自然のエフェクトがすごくオシャレに映ったので、いろいろな表情もできましたし、面白い写真も撮れました。撮影をしていてすごく思い出深い出来事でした。
 
——撮影以外の、オフモードでの印象的だった出来事はありますか?
 
鈴木 ごはんが美味しかったです。特に美味しかったのが伊豆大島の郷土料理の「べっこう寿司」!伊豆大島で作っているべっこう醤油をつけて食べるのですが、ちょっとピリ辛な醤油が味のアクセントになって、めちゃくちゃ美味しかったです。そのべっこう醤油は撮影終わりに買って帰りました。
 
——ではロケーションで印象的だった場所を教えてください。
 
鈴木 海です。この写真集をきっかけに初めて海に浸かりました。波が強くて、足を取られそうにもなりましたが、しっかり踏ん張って撮影に臨めました。ただただ自然の、海の力強さを感じましたし、初めての経験にワクワクもして思い出深いです。
 
——特にお気に入りのカットを教えてください。
 
鈴木 引きで撮られた岩礁での1枚です。先ほどもお話をしたように、僕は写真が好きなのですが、この画角といい、ポツンといる感じといい、手前に写る枯れ木といい、バランスがすごくよくて、このカットが大好きです。

——その写真集に「共鳴」というタイトルをつけた理由を教えてください。
 
鈴木 芸能界に入って5年くらい経って、こうして鈴木曉として写真集という大きなお仕事をいただいて、これまで培ってきたものや苦労したこと、みんなへの感謝の気持ちを詩にしたいと思って書いていたときに、考えたんです。エンターテイナーとして立つためにはみんながいてくれないと出来ないと感じて、みんなにも僕のエンターテイメントを必要とされていたいとも思って…。お互いが共鳴することで生まれるものを伝えたいなと。そう感じながら詩を書き上げたときに「共鳴」という言葉を、写真集のタイトルとして切り取りました。
 
——この写真集をどんな風に楽しんでもらいたいですか?
 
鈴木 「鈴木曉」という人はこういう人なんだ、というところを受け取ってもらいたいですし、伊豆大島の良さもすごく出ているので、ぜひこの写真集を見たあとに伊豆大島に足を運んでもらいたいです。

【リーズンルッカ’s EYE】鈴木曉を深く知るためのQ&A

Q.2月はまだまだ寒いですが、寒いときに聴きたくなる曲を教えてください。

A.まずはBIG BANGの『BANG BANG BANG』です。あの曲を聴くと熱い闘志が燃え上がるんです。外は寒くともこの曲を聴いて燃え上がれる、熱くなる一曲です。もう一曲はback numberさんの『クリスマスソング』です。クリスマスの時期は過ぎてしましましたが、学生の頃ずっと聴いていたことを思い出す曲なので、寒い時期にノスタルジックな気持ちになります

Q.春の宮城県のおすすめスポットを教えてください。

A.冬だったら絶対に仙台の“光のページェント”なんだけどなぁ~!春ならやっぱり大河原町の桜まつりです。白石川堤に一目千本桜と呼ばれる長大な桜のトンネルがあるんです。それはもう壮観で、驚くくらいの桜で。桜と川のコントラストも最高です。僕はその桜も眺められる高校に行っていたので、高校時代は春の桜を堪能してきています。ぜひ見ていただきたいです

<編集後記>

洋服が大好きという鈴木さん。「お気に入りのショット」を伺ったときにも、「この衣装は」「こっちの衣装では」と色校をめくりながら解説してください、お気に入りカットになかなか辿り着かないという場面も。「ここのデザインがすごく好きなんですよ!」という笑顔に、本当にファッション大好きなのだな、と伝わってきました。インスタのお洋服もチェックしたいです。

<鈴木曉マネージャー談>

リーズンルッカさんで毎回渾身のマネージャー談出してるので
なかなか毎回悩んでます、、、、笑
曉はそれで言うと伊豆大島みたいな存在で笑
と言うのもいろんな顔を見せてくれます。
楽しい時、怒ってる時、悲しんでる時、幸せなんだろうなって思う時。
だから色々な人に愛されるんだろうな。と。つくづく思います。
太陽のように熱い男、鈴木曉!みなさんこれからもよろしくお願いいたします!

<撮影の様子はこちら!>


【プロフィール】
鈴木 曉(すずき あさひ)
1998年2月15日生まれ。宮城県出身。趣味・特技は曲作り、筆で文字を書く、指立てふせ。2019年11月、ホリプロ主催「Star Boys Audition」の最終オーディション合格。ダンスボーカルグループ「WATWING」のメンバーに。2020年「Only One Life」で配信デビュー。同年「forWard」でインディーズデビュー後、2021年「Take off,」でメジャーデビューを果たす。同年ドラマ「イケメン共よ メシを喰え」のハルキ役で俳優デビュー。現在Date fmエフエム仙台「SESSION!~WATWING EDITION~」の火曜オパーソナリティを務めている。 
Instagram

【鈴木曉写真集infomation】@asahi_1st

取材・文/えびさわなち
撮影/SHUN ITABA
 


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