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「舞台では“さらし”を巻いて立っていました」小南満佑子、隠されていたボディラインを解禁!初の写真集『Luce』発売記念インタビュー

ミュージカル『レ・ミゼラブル』では主要キャスト・コゼット役、そしてNHK連続テレビ小説『エール』ではヒロイン・二階堂ふみのライバル役を演じるなど、近年幅広い活躍を見せる女優・小南満佑子(こみなみ・まゆこ)が、初の写真集『Luce』を発売した。
 
初の沖縄ロケ、初の水着&ランジェリー撮影と、“初めてづくし”ながら、内容は堂々としたもの。ページを開くと彼女の笑顔と、鍛え上げられた美しいボディラインが次々と飛び込んでくる。写真集発売記念イベントでファンとの交流を楽しむなど、こちらも「初」の体験をしたばかりの彼女に話を聞いた。

■写真集を通して“女子力”が上がった

ーー今日みたいなイベントは小南さんにとって初の体験だと思うんですが、どんな感想を持ちましたか?
 
小南満佑子(以下、小南)「『ほんまに皆さん来てくれるんかな』って心配だったのと、取材をしてくれる記者さんも一、二社だったらどうしよう……って感じだったんですけど、蓋を開けてみたらファンの方も多く来てくれて、記者さんも30人集まってくださっていて。びっくりしたのと同時に、楽しみにしてくれた方々がいたんだと、すごくありがたかったですね」
 
――写真集の出来は自身でも「100万点」というコメントを残されていましたが、相当満足する仕上がりになったんですね。
 
小南「はい。4歳のときからクラシックバレエやジャズダンスを習ってきて、その後ミュージカルの舞台にも立って、ずっと体幹を鍛えることは続けてきたんですね。27歳になったいま、このスタイルは世の中の人に見ていただいてもいいんじゃないか……という気になってきまして。ただ、それは『願望』ぐらいのもので、こんなにトントン拍子で決まるとは思っていなかったです(笑)。アンディ チャオさんっていう素晴らしいカメラマンさんと、スタイリストの宮澤敬子さん、ヘアメイクのpaku★chanさんと、豪華すぎるスタッフのお陰もあって、大満足の写真集が出来上がりました」
 
ーー中身を拝見しましたけど、たしかに余白を残した構図というよりは、小南さんのボディラインがよくわかるショットが多い印象を受けました。
 
小南「まさにそうですね。実は、これまでそのボディラインは隠して活動してきたんです。10代、20代と、いただく役は清純なキャラクターが多く、それにはちょっとグラマラスすぎると……。なので、“さらし”を巻いて舞台に立っていたこともありました。年齢を重ねて、そうしたところをヘルシーに、かっこよく見せられるという自信もついてきたんです」
 
ーー撮影に向けてさらに鍛えたなど、「やってきたこと」はありますか?
 
小南「多少追い込みはかけたんですけど、普段から舞台、お仕事のためにコンディションを維持しているので、割と飾らずに“いつもの私”で撮影にのぞむことができました。ちなみに、唇はリップを付けずに、ほぼクリームだけで撮影しています。もともと血色がいい方で、アンディさんも『そっちのほうがナチュラルで良い』って言ってくれて」
 
ーー食事節制などもそこまでせずですか?
 
小南「私、食べることが大好きなんですよ。なのであまり気にしていなかったです。もちろんその分、動くことは心がけました。25歳を過ぎてから、『体重が落としづらくなってきたな……』とは実感していて。この写真集がきっかけに、いろんなことに敏感になれたというか、“女子力”が上がった気がします(笑)」
 
ーーお話を聞いていると「男女問わず見てほしい」という写真集ですね。
 
小南「ランジェリー姿だったり、水着姿だったり、露出が多いカットもありますけど、これまで培ってきた筋肉だったりだとか、肉体美みたいなところに注目してほしいですね。男性はもちろんですけども、女性も興味深く見ていただける内容にはなっています」

■まだ人生で一度も髪を染めたことがない

ーーリーズンルッカでは初のインタビューということで、小南さんの経歴についても伺いたく。デビューのきっかけというところでは、幼い頃から声楽を習っていて、ミュージカルも好きだったことが大きかったんですかね。
 
小南「そうですね。両親がすごいミュージカル好きで、私もそれに影響を受けて、『メリー・ポピンズ』とか、『サウンド・オブ・ミュージック』のビデオを家でずっと見ていました。決定打となったのは、大地真央さんの『マイ・フェア・レディ』を見てからですね。そこから、『向こうの世界に行きたい』と、ダンスやバレエ、歌をはじめました」
 
ーーそこからお芝居への興味が俄然出てきてという流れですかね?
 
小南「そうですね。ダンスや歌とは違うアプローチの仕方がお芝居にあるのが面白いなと。いまはまだまだ学ぶ立場なので、ご縁のあった作品に丁寧に向き合っています」
 
ーー今後の目標はほかの媒体でも度々話していましたが、大河ドラマに出ることなんですよね?
 
小南「時代劇が昔からすごく好きなんですよね。『満佑子』っていう名前も、着物が似合う女性になってほしいっていうので、両親がつけてくれて。そういえば、以前朝ドラを撮影していた時、隣のスタジオで大河ドラマを撮影していたんですよ!」
 
ーーそうなんですね。近い将来叶うことを願っています!

 
小南「ありがとうございます。まだ人生で一度も髪を染めたことがないですし、ピアスの穴も空けずにずっと過ごしてるので、いつか来るその時まで待っています(笑)」

【リーズンルッカ’s EYE】小南満佑子を深く知るためのQ&A

Q. 小南さんの最近の「ハマりモノ」は?

A.「ピラティス」ですね。まだはじめて1年くらいなんですけど、ヨガとか筋トレとか、いろんなトレーニングの中で一番ピラティスが自分には合っているなと思います。「しなやかに筋肉がつく」こともそうですし、余計な雑念も少なくなっていくんですよね。フィジカルにもメンタルにも効果的なので、みなさんも是非始めてみてほしいです。

<編集後記>

長らく舞台の経験があるからだろうか、ハキハキと、背筋が伸びた状態で対面し、受け答えしてくれる。PC作業ばかりやっていて、少々猫背気味の自分とは対極な位置にいる。それはさておき、写真集『Luce』はイタリア語で「光」という意味の通り、“キラキラとした”彼女の表情、姿があますことなくパッケージされている。幅広い層に見つかりはじめるのも時間の問題だろう、と言わんばかりの「陽」なエネルギーを持った人だ。

<マネージャー談>

衣装とメイクをするときりっと一気に撮影の表情に変わるのですが、実は泳ぐのが苦手で、プールは絶対下に足がついているし、海の水を顔に浴びるところなどは、水が苦手な子供みたいな表情になっていてとても可愛かったです。

 

【プロフィール】
小南満佑子(こみなみまゆこ)
1996年8月10日兵庫県生まれ。東京音楽大学音楽学部声楽専攻卒業。2014年、イタリアコンコルソムジカアルテ音楽コンクール/クルラトゥーラ部門奨励賞や第32回兵庫県高等学校独唱独奏コンクール金賞などを受賞。2015年ミュージカル「レ・ミゼラブル」でデビュー。その後「Endless SHOCK」「ラ・カージュ・オ・フォール」「キングアーサー」など数多くの舞台に出演。連続テレビ小説「エール」にも出演し、映像にも活動の幅を広げている。
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取材・文/東田俊介
写真/溝口雄也



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