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【銭湯めぐり31 駒の湯@三軒茶屋】コミュニティに必須の銭湯

【銭湯めぐり31 駒の湯@三軒茶屋】

今年のお盆は長く休みが取れず、東京ステイ。酷暑なるも初日は近場でゆっくりぶらぶら。

ランチは、以前よりご近所SNSグループで話題になっていた #タナカロボ へ。飲食店激戦区の世田谷通り沿いにあり、おそらく普段は行列も長いのだろうが、今日は店外3人目。あっさり系が好きな自分には、鯛煮干しの塩そばは、ジャストミート。珍しくスープも完飲。麺に載っかる自家製塊焼豚は柔らか&味濃い目で瓶ビールに合う。隣の常連客は、メニューにない焼豚単品とビールを注文していた。メニューは厳選されているものの、他のも試したくなる感じ。ラーメン派ではない自分でも好印象。

タナカロボの鯛煮干しの塩そば


その後、途中でセブンの店内マシンで加工するスムージー(300円で満足感あり)で身体を冷やしつつ、最近リニューアルした桜新町駅南の栗の湯へ、オープンきっかりの14時に気合いを入れて訪問。しかーし、今日明日は臨時休業との貼り紙が…

暑い時にはフローズンスムージー


意気消沈しつつも、気を取り直し、電車で2駅移動し三軒茶屋へ。15:30オープンの銭湯に行くまで、カフェで読書タイム。今日のお供は、少し前に子規庵で購入した正岡子規の「墨汁一滴」。病からくる痛みで立つことも座ることも出来ない中、これほどの文章がなぜ書けるのか不思議だが、おそらくほぼ唯一の生きている証として遺された言葉を有り難く玩味する。「総ての楽、総ての自由は尽く余の身より奪い去られて僅かに残る一つの楽、一つの自由、即ち飲食の楽、執筆の自由なり。」とある。また、「湯に入る事が大嫌ひ」で、「毎日のように湯に行くのは男にせよ女にせよ必ずなまけ者にきまつて居る」「朝湯に出かけるなどといふのは堕落の極である」そうだ。すんません😆

今日は結局、#駒の湯 に行くことに。マンション下なので天井は低いが、番台の女将さんはとても喋り好きでいい雰囲気。大きな銭湯画の代わりに、小さ目の富士山の絵が色んな場所に掲げてある。サウナ付きなので、場所柄もあり、若い客も多いが、基本は常連の年配客中心で、コミュニティにとても馴染んでいる印象を受けた。風呂は大きめのメインの浴槽には電気&ジェットも付いている形。水風呂もあったが、サウナーにお任せして、自分は早めに上がる。

最後は、すずらん通の #味とめ へ。60年代からある老舗とのことだが、2019年にリニューアルして、建物は新しい。壁中にメニューやサインやらが無造作に貼られており、昭和世代にはとても落ち着く空間。暑い季節にぴったりのホッピー黒とやっこ&焼鳥で、50回目のお盆を独りしみじみ楽しむ。

落ち着く〜

※2023年8月の訪問です。

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