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【銭湯めぐり49 世田谷温泉四季の湯@千歳船橋】露天風呂も楽しいご近所銭湯

【銭湯めぐり49 世田谷温泉四季の湯@千歳船橋】

昨日は時間に限りがあったため、近場でサクッと。しかし灯台下暗し。近くにも面白いお店がいろいろあることを改めて発見。ネット情報もきっかけにはいいですが、最後は足で稼ぐことですね。

まずは、蕎麦前や日本酒、蕎麦の種類もいろいろあって地元に愛されてそうな #蔵吉家 へ。カウンターは奥行きもあり、独り呑みにもとても居心地が良さそう。ランチは
1000円程度で、丼に蕎麦が付くセットがあり、エビなどのかき揚げ丼とせいろのセットにすることに(写真撮り忘れ…)。

地元客に人気



その前に、蕎麦前で本格的なそば味噌をいただきながら、冷酒を少々。十四代や二兎などがラインナップに入っており、期待大。仕入れ前なので欠品多くてすいません!とのことだったが、天美と乾坤一をいただく。豪徳寺駅近くの山下商店街にも日本酒の種類が多い蕎麦屋がありときどき訪問するが、こちらもかなり良い。蕎麦自体も蕎麦湯まで美味しくいただき満足。蕎麦の5種類食べ比べというのがあったので、次はそれを試してみたい。

そば味噌は焼き具合がカリッとサクッと
次はもっとゆっくり呑みたい



食後、15時の銭湯開店まで時間があったため、少し散歩の上で、個人経営のコーヒー専門店 #moku千歳船橋 へ。常連さんが来る時間帯の前だったため、1時間以上、オーナーの女将さんと会話することに。なかなか喫茶店(カフェというより喫茶店)でそんなに話し込む(実際は95%聞き役笑)ことは珍しいが、町寿司とかこういう喫茶店を訪問すると、1対1かつ話好きの大将又は女将という瞬間がときどきあって、街歩きの一つの楽しみだ。

内装や椅子もこだわりがあって居心地がいい
マンデリン・ハルム


90代のドイツ人の先生に、今もときどきドイツ語のレッスンを受け、かつ他の同窓の卒業生達と一緒にその先生の身の回りのお世話をときどき行っていると言う話。なかなか珍しい関係性で、昭和というより、どこか明治、大正の匂いがする話だったが、何を聞かれても「分かりません」とは言わないので先生に気に入られていると言う、話好きで明晰なオーナーの話に惹き込まれたひとときだった。

さて15時を過ぎたため、すぐ近くの #世田谷温泉四季の湯 へ。先程のオーナー曰く、代替わりもしていて、ここはまだまだ大丈夫との話。マンション銭湯だが、上手に露天風呂も作られていて、とても快適。サウナもあるが、若者が殺到しているわけでもなく、丁度いい混み具合。お湯もおそらく42-3度ほどで熱すぎずぬるすぎず。露天はかなり高い場所に狭めの開口部があり、空を眺めながらしばし和みの時間。いつも烏の行水だが、今日もサクッといただいて、短めのブラウエダは終了。

今日の旅のお供は、広井良典さんの「科学と資本主義の未来: <せめぎ合いの時代>を超えて」。スーパー資本主義とポスト資本主義のせめぎ合いの時代における科学と経済社会のあり方を論じた著作。幾つかの貴重な視座を提示してくれたが、マズローの欲求段階論の最上位に自己超越が加えられている事と近年の地球倫理志向とを結びつけている点に感銘を受ける。科学のあり方としてこれまでの要素還元主義から、よりholisticな、言わば新たなアニミズム的な世界観に移行しつつあると言う指摘は自分の感覚に合っている。機能分化によるタテ割り、機械的人間観・社会観などの「常識」によって、部分的な外科手術を行う課題解決方法が多いが、それではうまくいかないことにそろそろ気付かなければいけないのだろう。

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