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【銭湯めぐり68 こばし湯@金沢市】観光地からも程近いコミュニティ銭湯

【銭湯めぐり68 こばし湯@金沢市】

年度末の週末は、福井&金沢へ。日曜に行われた1回目のふくい桜マラソンに出場するのが目的。2002年から4年間住んだ懐かしの土地。先週花粉症が喉に悪さして咳が出まくっていたが、週末にはなんとか回復して、延伸されたばかりの北陸新幹線に乗っていざ福井へ。土曜は福井に宿が取れず金沢泊だったので、金沢の銭湯にも初出陣。

土曜の北陸新幹線の始発、6:16東京発かがやき501号敦賀行きに乗り込む。朝食のチョイスは延伸記念で売られていたかにめし。コンパクトだが内容は充実。始発にしたのは、午前中に越美北線に乗って、中世に朝倉氏が築き、近年発掘が進められている一乗谷に行くため。

ついに延伸
ちょっと眠い始発新幹線
やっぱりかにめし


越美北線は2004年の福井豪雨で橋が幾つも落ちて、復旧はされたものの、今も一両ディーゼルが走る超ローカル線。新幹線開業効果で土曜の下りは山手線並みのほぼ満員状態だったが、それでも数字は厳しいだろう。地元客もそれなりに利用はされていたが、何といっても車社会の福井県。大幅な環境変化は難しいのかもしれない。

一乗谷駅に止まる一両ディーゼル


さて、一乗谷朝倉氏遺跡博物館は県立の資料館を大幅にリニューアルして観光客や子供も楽しめる施設に衣替えしたもの。20年ちょっと前に福井に住んでいた時にも何度か訪問したが、それとは全く違う趣向で、とてもいい施設になってました。おススメです。施設拡張工事をしている際に出てきた遺構をそのまま展示してる点と朝倉氏の館の一部を原寸再現し、能舞台を付けて見られるようにしているのがなかなか。北陸で文化というと金沢、加賀百万石のイメージが強いが、それより前の時代に朝倉氏がいかに京に近い地の利を生かして様々な文化を取り入れていたかが理解でき、面白い。少し離れた場所に30年ほど前に整備された復元街並があり、土日限定の無料バスで往復できる。観光客は福井駅から越美北線か直行バスで行けるが、一両ディーゼルの風情を楽しめる鉄路が断然いい。

博物館内のジオラマ 人々にもしっかり役割が
ここで能を見てみたい
復元街並


昼食は福井駅内にオープンした飲食店街「くるふ福井」にある #魚廣 へ。ランナー向け特別サービス(各1000円)という7貫セットとドリンク&おつまみ3種セットはなかなかお得。おろしそばもいただき、ランナー受付を済ませて金沢へ。

これはなかなかのセットメニュー
少量でしたが、福井ではこれを食べないと


金沢でも博物館を巡ろうとしていたが、昼食の待ち時間等で、新幹線を遅い便に変更するなどしたため、今回は諦めて、代わりに夕食後に行こうとしていた銭湯に直行することに。

金沢駅そばの宿から歩ける距離にあったのが、 #こばし湯 。以前行った富山や豊岡の時のように、行ったら閉まっていたということもなく、普通に繁盛。コンパクトなお風呂ではあるが、サウナが追加料金なしなのは今時珍しい。場所がなくても薬湯から窓越しに庭と若干空が見えるように造られているところにも心配りを感じたところ。始発新幹線に乗るための早起きと一乗谷散歩の疲れが吹っ飛ぶ、良い時間。呑んだ後だとおそらく行けてなかったので、正しい選択。

ちょうどいい刺身セット


夜は以前一緒に仕事をした仲間と #神鮮和さび へ。日本酒、刺身が旨いだけでなく、お勧めの椎茸や山菜の天ぷらも素晴らしい。能登の応援のためにも奥能登、中能登のお酒も片っ端からいただく。翌日のマラソンを気にして自分はスローダウンはしたものの、普通の日なら深酒パターンだったはず。いつもの大衆居酒屋とは路線は違うが、こういうのもやっぱり中々いい。

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