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【銭湯めぐり⑦ ふくの湯@千駄木】サウナなしのネオ銭湯

【銭湯めぐり⑦ ふくの湯@千駄木】

寒さも緩んだ日曜日。どこに行こうかと散歩の達人1月号を見ると、オッサンの鉄板谷根千。日暮里から攻めたことはあるが千駄木からはないなと。いい感じの銭湯が見つかったので決行することに。

千駄ヶ谷の東京体育館で泳いでから向かったのは、以前から穴子寿司が食べたくて宿題にしていた「すし乃池」。

11:30開店で12時頃行くと案の定待ち客が。待つのが嫌いな私でも、オンリーワンなら待つほかない。堂目さんの新書アダム・スミスを読みながら30分ほどぽかぽか陽気の下で。


穴子の肝とポテサラ


うなぎの肝はよく食べるが、穴子の肝はおそらく初めて。昼からビールと鷹勇(鳥取)をいただく。穴子寿司は想像通りのふんわり香ばし絶妙ダレ。お土産も頼んでしまう。ただ、目の前の女子への俺の海外経験いけてるだろ的会話(おそらくデートになる前の微妙な感じ)が背中の後ろから聞こえてきて、穴子に十分集中できなかったことに唯一悔いが残る。

すし乃池の名物穴子寿司


基本飲食にしか興味がないのだが、今日はちょっと背伸びして、森鴎外記念館へ。10周年らしいが、こういう時にふらりと立ち寄るのになかなかいい場所。鴎外が発案した東京方眼図という古地図を購入。やはり自分の興味は変わらない。この地図が出てくる作品はいずれ読もう。

森鴎外記念館

あめ細工やら千代紙やら、江戸情緒を感じるお店に入り、干支のうさぎグッズを入手し、谷中銀座の喧騒から少し離れた場所もなかなかいい店が目白押しであることを発見。


あめ細工吉原
いせ辰


さて、そこからメインのふくの湯へ。10年ほど前にリニューアルされたネオ銭湯。ここも千駄木駅そばの朝日湯も今時珍しく午前中からオープン。使える。特にこのふくの湯は、こんなにオシャレなのにサウナがないため若者に占拠されておらず、老人から子供まで幅広い客層に愛されている感じが良い。ラジウム泉なのと自分史上最高出力のジェット風呂(横からのはマジで痛い)があるのが特徴。

老舗のせんべい(硬いが美味い)を齧りつつ、最後は谷中銀座の越後屋酒店で角打ちを。入口で熱燗を勧めるお姉様を通り過ぎて、高知の慎太郎のしぼりたてを。なかなか宜しい。持ち込み自由だし、ここなら仲間と来るにも良さそうと再確認。今日は銭湯でも角打ちでも子供を見たが、5歳くらいの娘にグミをツマミにオレンジジュース飲ませてるお父さん、格好良すぎです。

寄りたくなる店構えの菊見せんべい
越後屋酒店でのシンプルな角打ち

この辺で、本日のブラウエダは終了。ここまで来るとアシスタントが欲しいね笑

※2023年1月の訪問です。

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