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【銭湯めぐり70 大黒湯@押上】スカイツリーも露天から見えるオールナイト銭湯

【銭湯めぐり70 大黒湯@押上】

マラソンシーズンが終わり、スイムシーズンへ移行する中、桜満開の日曜は、朝からゆっくり街歩き。目的地は、オールナイト営業で朝10時まで開いている稀有な銭湯 #大黒湯 。露天風呂からスカイツリーが見えることでも有名。後の日程を考えて、銭湯には9:30着。

薬湯も色々変わります


煙突も屋根も昭和の趣が残る銭湯だが、営業形態の工夫もあり、大繁盛。ボタンを押すタイプの3種のジェット、炭酸泉、薬湯、ふつうのあつ湯、露天風呂と種類も多く、しかも天然温泉。人気の理由も理解。自分はサウナには入らないが、追加料金300〜330円と東京にしてはリーズナブル。スカイツリーは至近距離で、おそらく夜のライトアップ中は幻想的なはず。

その名もタワービュー通り

10時までに銭湯から出て、JTが運営し、10時オープンの #たばこと塩の博物館 へ。子供の頃、神戸のポートピアやつくば博に行った時に何となく専売公社のパビリオンを見たように思うが、その大元か。行くと、今のタバコ産業の状態を反映してか、比較的こじんまりとした感じで、100円という入場料よりはよほど価値があったが、大体1時間ほどで満足できる内容。財政物資である国内産タバコの消費を棄損するとの理由から、戦後「ヤミ煙草」追放を呼びかけた時期もあったことなど、忘れられつつある歴史も確認。若い頃の海外出張で、免税店で2カートンの制限量いっぱい、愛煙家のために買って帰ったことを思い出す。

博物館を出たのは11時過ぎだが、早朝から活動していると小腹が空く。ウロウロして最初に入ったのは、煎餅屋。#みりん堂 というお店で、ぬれ煎餅詰め合わせと、ニンニク味の煎餅をバラで購入し、歩きながらパリパリ。一度食べたらまた食べたくなるよ、とは女将さんのセールストークだが、確かに大量生産品とは一味違う。

こんな店構え


次に入ったのはケバブ店。#kingkebab と言うハラル対応のお店で、Mサイズの牛肉ケバブサンドを頂く。牛肉がミンチ状でしっかり目の味が付いていてなかなか美味い。炊飯器を肉の具材の保温用に利用しているのが、面白い。

ケバブ旨し


続いて向かったのは、 #MrBakeman と言う焼菓子とコーヒーのお店。ちょっとコーヒーを飲みたくなったのだが、店内はおしゃれ女子で満席。テイクアウトで水出しのグアテマラをいただく。目の前は隅田川の支流北十間川。気候も良く川沿いのベンチでゆっくり。旅のお供はエドワード・O・ウィルソンの「ヒトの社会の起源は動物たちが知っている:『利他心』の進化論」。コーヒーとぬれ煎餅をいただきつつ、「生物はなぜ群れを作るのか」という一節を読んでいると、鳩やら雀やらが群れを作って自分を取り囲む。最初に来た鳩が、煎餅を食べているオッサンを見つけたと言う情報を他の鳩に伝えたのだろうか。利他心と言うよりも、一定の集団としての行動がグループの命運を分けるように思う。

突如現れるカフェ
鳩が逆側にも集結


北十間川にはカヌー、カヤックで水面を滑る人達が。その後、ぶら歩きしているときに、近所にある日本唯一のカヤックショップ #パドルクエスト に立ち寄り、ご主人にこの地域のカヌー・カヤック事情を聞いてみる。細くて波の少ない川が多く、カヤックが楽しめる場所が多いそう。3回程度の練習で静水では楽しめるようになるらしいが、少し大きい川に出ると大きな船の影響で波が大きく、相当程度の練習は必要らしい。俄然関心が出てきたところ。

ここまで珍しくお酒が入っていないが、続いて向かったのが、 #ソウル市場 。アルコール(瓶ビールをチョイス)とナムル、豚の焼肉、韓国風冷奴がいっしょになって1200円というセットを注文。個人店だが、ネット宅配もやっていて、そこそこ繁盛。ポテサラと黒ホッピーセットを追加して、大満足。

弁当屋っぽい店構え
大人の給食?


そうこうしているうちに15時になったので、前からクラファンなどで話題になっていた銭湯発のクラフトビール製造直売所 #bathe へ。工場の設備は1階手前で、その横や奥に座って飲める場所がある。3種飲み比べとビーフジャーキーを注文。ヴァイツェンもIPAも美味い。一番乗りだったため、1人で広めの座席を独占。銭湯ランもいいが、こうして、半日ゆっくりできるブラウエダも楽しい。

外からもタンクが見える
いいセットでした

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