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あなたとピリカ<赤まとめ>おかげさまで幸せなクリスマスでした♪


みなさま、「あなたとピリカ」に
ご参加いただいてどうもありがとうございました♪

力作につぐ力作で
本当に感動いたしました。


前半はこちらから。

投稿された順に感想をお届けいたします。


「クリスマスの夜に。」riraさん

🐈未読の方は上記リンクよりriraさんのお話をお読みになってから、この先へお進みくださいね。(お話の内容に触れていますのでご注意ください)

riraさんは「赤」一番乗りで物語を綴ってくださいました。どうもありがとうございます。実はわたし、1人も来なかったらどうしよう😔と心配していたんです。投稿していただけて、すごく嬉しかったです。

フランボワーズは真っ赤な世界から目を覚ますと、あの方になっていました。そう、サンタさん。お話の流れの中で、クリスマスの小さな秘密が紐解かれていくのですが、「わあそうだったんだ!」とときめきました。中でも、ここが秀逸でした。

気づくとそこは、子供達の夢の中だった。
どうやらこのプレゼントは、煙突から家に入って部屋に置いてくるのではなく、夢の中で渡すものらしい。そうか、道理で誰一人サンタを見たという人がいないわけだ。
riraさん後半より抜粋

夢の中に入って行くことができる✨なんて✨

フランボワーズサンタは大切な人の夢の中に入っていきます。そこでのエピソードから繋がる元の光景、けれどずっと幸せな光景でした。

riraさんのこの3段構成がとても素敵な演出で、全体を通しての構成の流れがとても美しい物語だなあと思っています。その中に、私が書いた前半が活かされ、それ以上に幸せな展開と、色彩、匂い、触感、色々な要素がキラキラと散りばめられていました。本当、素敵。riraさん、本当にありがとうございました♪


「フランボワーズは毎日が憂鬱」はそやmさん

🐈未読の方は上記リンクよりはそやmさんのお話をお読みになってから、この先へお進みくださいね。(お話の内容に触れていますのでご注意ください)

フランボワーズは次の世界で、なんと「猫」になりました。そりゃそうだ!猫だった!と自分で1人ツッコミを入れてしまうほどに、フランボワーズが猫だということを失念していた私です。読者としての私も視点と気持ちがガラリと変わっていました。そして、はそやmさんの宣言通り、「真面目にふざけている登場人物」たちが出て参ります。この切れ味がなんと言ってもはそやmさんのお話の良さです✨

フランボワーズの世界を赤く染めていたものの正体が暴かれた時には、私、思わず、吹き出して、紅茶でむせてしまいましたわ。フランボワーズの賢さがまた痛快。

見切りをつけた私はのろまな女のハグをスルリとかわし窓から外へと出た。こんなにムカムカした日はコーチョレホトットさんに愚痴を聞いてもらわなきゃ。温かいココアを飲みながらこの女の悪行を洗いざらいぶち撒けてやるぅ。こびと語が使えてホント良かった。有能な女は荒ぶる心を癒す術を沢山もっているものなの!ふんっ!
はそやmさん後半より抜粋

「有能な女は荒ぶる心を癒す術を沢山もっているものなの!」
こちら名言ですね。みなさま、ぜひ合言葉に。
トットさんも出演させてくださってありがとうございました♪

はそやmさんは全色コンプリート賞でした✨テンポの良い軽快な流れの中で、サラサラと書かれているのが目に浮かぶよう。何より私たちと一緒に楽しく遊んでくださって本当にありがとうございました♪全力で?ふざけるのって回転力と柔軟性がないとできないことだなと感心しきりでした。そして、楽しんでくれているのが伝わってきて、とっても嬉しかったです。


「ずっと好きだった」koedananafusiさん

🐈未読の方は上記リンクよりkoedananafusiさんのお話をお読みになってから、この先へお進みくださいね。(お話の内容に触れていますのでご注意ください)

フランボワーズが目を覚ますと、そこは、そう、真っ赤な薔薇の上だったんです。あら、そういう発想も!と、のっけからすっかり嬉しくなってしまいました。え!でも、フランボワーズは薔薇が嫌いって言っています。どうして?とすっかりもう薔薇の世界に私もどっぷりと引き込まれてしまいました。

フランボワーズは大切なお友達ピスタチオくんがくれた薔薇の花を自分の照れ隠しのひどい言葉で踏み躙ってしまうのですが、その女心にきゅーーーんとmarmaladeのしっぽも上がったり下がったりしておりました。こういうこと、あるんですよね。天邪鬼って、私もあったわ、本当、いい大人になってもやっちゃうんだもん。

そしてそこに登場したのは魔法使いのおばあさん、ではなく、なんと、

よく見ると小さなナナフシが花びらの上にちょこんと乗っている。
フランボワーズは目を見開いてナナフシをみる。
koedananafusiさん後半より抜粋

きゃーーーーーーっ
実際に叫びました。私、1人、部屋の中で。しかも、虫語をマスターしたっけ?とフランボワーズが言っていて、クフフ。このナナフシさんが本当にいいナナフシさんで♡

薔薇の花束と一緒にフランボワーズが受け取ったあるものにも💕作者の心遣いをナナフシだけに節々に感じる多彩で豊かなお話でした。

koedananafusiさんといえば、ペンネーム大賞(勝手にそうお呼びしております)の私にとってはライジングスター。個性は本当に色鮮やかで、美しく模様を描く様。そんなkoedananafusiさんが私の物語の続きを書いてくださって、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。


「フランボワーズ&こびと達」めいさん

🐈未読の方は上記リンクよりめいさんのお話をお読みになってから、この先へお進みくださいね。(お話の内容に触れていますのでご注意ください)

めいさんはこびとに脚光を当ててくれました✨いきなり13人のこびとさんたちが登場して、私の胸の鼓動が高まりました。フランボワーズがこびとに対して凛々しいのもとっても素敵です。

こびとの世界に関するめいさんの豊かな想像力に本当ワクワクしました。しかも、今回、その顔見知りのフランボワーズに、こびとが頼みごとをしてきたのです。それは、泥棒ネズミを退治してほしいということ。覚悟を決めて、挑んでいった彼女。

「わかった、私に任せて。ただ、私がネズミ退治をしている間、絶対に見てはダメ。それだけは守って」
そう、フランボワーズはお淑やかな猫なのだ。イメージは大事。
めいさん後半より抜粋

イメージは大事!!!うふふ。吹き出しましたとも。可愛い。大円団の物語の終わりでした。

実は今回のお話、チラッとこびと語という言葉を出したのにはフランボワーズがどんな姿でもふしぎじゃないことを背後から支えるため、というちょっとした理由があったのですが、一方で、こんなふしぎな世界を大真面目に一緒に楽しんでくれる方が書いてくれたら嬉しいなという気持ちもありました。ですから、こびとの世界でフランボワーズをイキイキと描いていただいたこと、とっても嬉しかったです。そして、めいさんのお人柄ですよね、このほんわかとした暖かさ。めいさん、ありがとうございました♪


「クリームソーダの夢」ひよこ初心者さん

🐈未読の方は上記リンクよりひよこ初心者さんのお話をお読みになってから、この先へお進みくださいね。(お話の内容に触れていますのでご注意ください)

ひよこ初心者さんが書いてくださった後半には、私を興奮させる登場人物が待っていました。しかも2人も!!1人目は、コルトさん。フクロウ!!本当テンション上がりました。そして、さらに、この方が。

窓際をふりむくと、そこには一匹の犬が座っていた。絵描きが被るような臙脂のベレー帽を頭に乗せ、背中を丸めて机に向かっているダルメシアン。
ひよこ初心者さん後半より抜粋

やだ、かっこいい!この二行すごい威力ですね。しかも、この方、実は作家さんなのですよ。そして、このダルメシアンの書く小説が、クリームソーダの世界そのものに表現されていて、とても素敵でした。この小説も読んでみたいです。

書いていただいた後半の最後に、フランボワーズが、落ちていくさくらんぼの柄を掴みます。そして、彼女のセーターはちくちくしていないんです。さりげなく、物語は静かにサラサラと姿を変えていきました。
ひよこ初心者さんは私の書いたちょっとふしぎな世界を余すことなく、さらに大きく広げて、もっと不思議にもっと自由に羽ばたかせてくれました。しっかりした筆力がその礎にあるんだなと最初から最後までセンスを感じ続けました。ひよこさん、どうもありがとうございました♪


「フランボワーズ」月山六太さん


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こちらのお話の冒頭、まず大いに吹き出しました。さくらんぼに目が塞がれている!笑 そこから始まるとっても素敵なにゃんこレディのお話には我らがトットさんがなんと「イケオジ」として登場します。フランボワーズさんのために、全力投球するトットさん✨

トットさんが、人間界でいうところのジョージ・クルーニーに見えてくる。

「恋愛じゃなくていいのだよ。恋人じゃなくてもいいのだ。ぼくはただ、あなたのことが大好きで、あなたがそうしたいとき一緒にいられたら、それだけですごく幸せなのさ」
月山六太さん後半より抜粋

ジョージクルーニーに似てるのね✨素敵

ロッタちゃんのお話の味わいはみなさんすでにご存知だと思いますが、本当に小技がたくさん埋め込まれています。そして、心に想像の羽がシュビッと生えてくるような錯覚に。愛おしい登場人物たちがイキイキと動き出し、絶対いるよね?いないわけないよね?と思わせる躍動感に溢れています。きっと何より、書いているご本人が楽しんで書いているんだろうなと思わずにはいられません。そして、猫ちゃんへの愛も隅々に感じることができました。書いてくださってありがとうございました。

そして、さすが、腹心の友、ロッタよ、そうこのお話は実はumineko創刊号に掲載していただいた「トットさんの初恋」とつながっておりました。もちろん、単体としても大丈夫なように書いてありますが、ほんの細やかにそんな思いも載せてありました。トットさんの恋を成就させてくれてありがとうございました♪


「クリスマスヒーロー」しめじさん

🐈未読の方は上記リンクよりしめじさんのお話をお読みになってから、この先へお進みくださいね。(お話の内容に触れています)

クリスマスヒーローのタイトルが最後にとってもいきていく、そんなお話を書いてくださいました。そして、4色が見事に役割を果たしてくれます。

出だしは前作(白)からに引き続き、緊張感もありつつ、奇想天外なしめじさんならではの滑り出しですが、え!こびと出てきた!と驚きの声をあげてしまいました。しかもその設定がとっても素敵。

「この二人を連れて来るのはたいへんだったんだぞ。ほんとに人間ってのは理解力が低い。予知夢の映像を見せて説明してやっているのに、哲也はポカーンとしているし、タケルの方はママーって泣きじゃくるばかりだし。それにワシが日本語上級者だったから良かったものの、他のこびとだったら永遠に埒があがらん状態だったぞ。もう、そろそろ人間の方もこびと語を必修にして欲しいわ」
しめじさん後半より抜粋

ウミネコも出てきました。その登場の仕方がとっても秀逸で、私、もう大喜びでした。きっとmarmaladeに合わせて遊んでくれたんだなと感慨深く。ウミネコは一瞬しか出てきませんが、その役割は非常の大きく、こうきたか!とまたここで不意をつかれました。

しめじさんはコンプリートしてくださって4色が連作となっていますが、これ、すごいですよね。全然違う個性のお話を見事につなげてくださいました。しかも、早かったんですよ、書く!って宣言してくださるのが。大いに勇気づけられました。特に、私のお話はかなり飛んだり跳ねたりしておりましたが、しめじさんの包容力、強し。そしてハッピーエンディングが本当に嬉しかったです。どうもありがとうございました。


「フランボワーズの秘密」ねじりさん

🐈未読の方は上記リンクよりねじりさんのお話をお読みになってから、この先へお進みくださいね。(お話の内容に触れています)

フランボワーズにはどうやら「木苺」と「ラズベリー」という仲間がいるらしい。あら、それはまるでおふたりさんのよう!と物語冒頭より、興奮気味の私でしたが、さらに、物語を引用させていただくと、ここ、

気が合うといえば、私のすぐ傍にいるこの子も忘れちゃいけない。
ショートヘアで赤い毛並みに瞳は緑で足先だけ真っ白。
猫の「フランボワーズ」
同じ名前の私たちはいつも一緒。
ねじりちゃん後半より抜粋

実はフランボワーズにはフランボワーズという飼い猫がいると知り、しかも、人間フランボワーズが猫のフランボワーズに変身しちゃったらしいのです。こういう想像の翼に感無量なmarmaladeでした。

そして、不思議なふわふわした世界で、謎に包まれた夢を繰り返し見るフランボワーズ、これからもずっと夢先案内人の猫のフランボワーズに、楽しくて不思議な時間を見せてもらうんですね♡日本語、英語、フランス語にも着目してくれました♪

ねじりちゃんといえば、優しく温かい、そして可愛いイラストです。ねじりちゃんそのもののとても素敵な視線で描かれたイラストのファンはとても多いと思いますし、私もそのひとりです。一方で、こういった物語を書いたときに、ねじりちゃんの個性はとっても光ります。イラストと同じように滋味深く幸せになる世界がいつもあります。幸せな時間、なんだなって思ったんです。不思議で自由な時間って。そして、いつもながら、みんなを幸せにする力を持っているねじりちゃんです。本当にありがとうございました♪


「Cats Rule the World Ⅰ」めろさん


🐈未読の方は上記リンクよりめろさんのお話をお読みになってから、この先へお進みくださいね。(お話の内容に触れています)

白から続く赤で、どうやらフランボワーズはフェイシアの妹。いきなり取引を持ちかけられて緊迫(・_・;と思いきや、報酬に「犬語の文献10冊」が提案されて、ブハッとなっちゃいました。それは便利だけど、語学マニアのフランボワーズは「鳥語」の文献を要求して、そこで、またブハッとなるmarmalade。危ない危ない、お茶飲みながら読むのは危険と判断いたしました。

そんな楽しさを織り交ぜながらも、大真面目に主軸の物語は続木、わがままで自分勝手な人間様たちへのメッセージにも身をつまされました。

「都合の良い所を切り取って見ている人間の言い分よ。猫の世界は猫の世界で、大変なことがごまんとあるのに」
「猫生の経験がないんだから仕方ないわ。誰しもその立場になってみないと、当事者の苦労は分からないものよ。彼らは初めての猫生を過ごしながら、人間という存在を客観的に見ることで、様々なことを学ぶのよ」
めろさん後半より抜粋

本当ですよね。みんな違ってみんないい、みんな違ってみんな大変、隣の芝生も向かいの芝生もみんな青いけれど、自分を客観的に見つめることが1番大切です。そう、青い鳥は目の前に。幸せってどこかにあるものじゃなくて、見るか見ないか、なんだよと伝わってくるのでした。

めろさんをすごいと思うのは、この悲喜交々ならぬ、笑深交々なところです。笑いで人の心を溶かしつつ、深い哲学と見識をぐっと心に刻み込んでくれます。また今回連作ということで、この多彩な4つの前半を上手にまとめて繋いでいくには、すごく柔軟で豊かな頭脳と自由に羽ばたく大きな才能ゆえだと思います。毎回驚かされますが、あらためて、恐れ入りました。そして、書いてくださって本当にありがとうございます♪


「フランボワーズの一日」大橋ちよさん

🐈未読の方は上記リンクより大橋ちよさんのお話をお読みになってから、この先へお進みくださいね。(お話の内容に触れています)

「ジャンルはシュールレアリズムです」という前置きに、まずは歓声をあげて、ときめきを感じました。そのときめきは物語の終わりまでずっとトキトキと続いて楽しませていただきました。

こびとに礼儀正しく丁寧に挨拶したフランボワーズ、それに対していきなり、え?何?どうした?とばかりに荒っぽい口調のこびとに度肝を抜かれたのですが、実はこのこびとの乱暴な口調がこのお話をキリッと引き締めています。そして、躍動感もこびとを追いかけながら感じます。

大橋さんの匙加減がすごいなあと思ったのは、これでこそシュールレアリズム、と思えるいくつかの部分です。とっても美しい表現が続きました。

世界には時々色がつく。緑だったり、白だったり、金色だったり。今日のような赤が1番やっかいだ。
大橋さん後半より抜粋

時空の割れ目が出てきたときにフランボワーズの修理の仕方に感激しました。私は毛糸を紡ぐので余計に嬉しかったです。

これは大橋さんが後半の世界を自由に描きながらも、私の書いた前半を尊重してくださっているんだなと感じた部分です。さらに、この閉じた裂け目は虹色のベッドになるなんて✨こびとの「さいこうじゃんよ。これさいこうじゃんよ。」もとっても素敵でした。私にとって「虹」はとっても大切なキーワードですから、このお話の展開はとても嬉しかったです。

大橋さんも4色全て書いてくださいました。本当にありがとうございました。その上、本当に素敵な発想力で面白く柔軟性のある作品を、まるで虹をかけるように作ってくださいました。本当「さいこうじゃんよ。これさいこうじゃんね♪」



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