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「ブロックチェーン」を初心者向けに分かりやすくザックリ解説してみる

こんにちは。スクイズと申します。普段はしがないサラリーマンをしており、0歳と4歳の子どもがいる二児の父です👨
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さて、「仮想通貨」やら「Web3」やら「NFT」やら「DAO」やら、最近の用語は難しいモノが多いですね。
これらの全ての基本となるのが「ブロックチェーン」です。いやはや、更に厄介な用語ですね。分かりづらい。
ここではブロックチェーンを初心者向けに簡単に書いていきます。ただ、私も専門家というワケではありません。そのため、きわめてザックリとした説明となります!詳細は各自でお調べ下さいね。

「ブロックチェーン」と検索すると、まーこんな画像が飛び出てきます。

こんな図で理解できるかー!

魔法陣かよ!と言いたくなりますね。
様々な説明を受けた上でこの図を見れば分かるのですが、いきなりこの図を見ても分からないでしょう。
…あ、この図自体は正しいですからね?作者の方は決して悪くないですよ?
ということで、この図が一体どういう意味なのか見ていきましょう。


STEP1 銀行嫌いじゃー!仮想通貨作ろー!

まずはブロックチェーンが生まれるキッカケとなった「仮想通貨」について見ていきましょう。
別に仮想通貨を利用しようとしなくても良いです。あくまでブロックチェーンなる技術が生まれた経緯だけ知っておきましょう。

『銀行の送金システムは面倒!手数料はかかるし、休日あるし、破綻するかもしれないし、不正利用もあり得るじゃん!個人間でお金のやり取りしちゃおうぜ!!』という目的で「仮想通貨」が生まれました。
仮想通貨=ギャンブルみたいなイメージが付いていますが、マネーゲームのために生まれたんじゃないですよ?
「銀行に行く。…行けなーい!でも大丈夫!」という仕組みを作りたいという目的から「ブロックチェーン」が生まれました。

さてさて、銀行でのお金の管理者は当然、銀行です。
銀行ではそのお金の管理情報を「通帳」という形で個人に発行します。
通帳内のお金のやり取り情報は全て銀行が記録を残しています。

銀行は、それらの記録が改ざんされないようにセキュリティを強化して安全性を担保しています。
ということは、銀行を使用せずに「仮想通貨」という機能を実現させるにはこの「通帳」の管理方法を考える必要がありますね。

STEP2 じゃ、みんなで記録簿を作ろー!

銀行を介さず、個人間で金銭のやり取りを行うなら、その通帳は個人で入出金管理しましょうか…いや、そんなことをしてはいけません。
個人管理の通帳なんて作ってしまうと、金額を改ざんし放題です。個人なんて、この世で最も信用できないのです(言い過ぎですが)。

ならばいっそのこと、全取引を全員が1つの電子帳簿に記載し、それらを共有できれば良いのではないでしょうか?みんなの前で改ざんしようものならバレてしまいますからね…いや、それではこの1つの帳簿がハッキングされると大変なことになりますね。

では「みんなで1人1人が電子帳簿を準備し、1つ取引が行われたら、全員の持ってる帳簿に取引データをコピーする」とすればいかがでしょうか。
たとえば、1万人でやり取りする場合、AさんがBさんに送金したら1万人全員の端末で「AさんがBさんに送金した!」と記録されるようにします。

AさんやBさんがこの取引を改ざんしようとするには、5000台程ハッキングしなければいけません。数台ハッキングした程度では、ほかの人の帳簿と一致していないのでバレてしまいます。
1台ハッキングするだけでも非常に時間がかかるので、とんでもない労力です。労力に見合う利益が無いので、犯罪を犯す気にもなれませんね。

これで安全な機能が実現しそうです。更にこれで、帳簿を記録しているパソコンのうち、何台か壊れてしまったとしても、修復できます。
…これで銀行を介さず、みんなで通帳管理ができそうです。

ではここで、先ほどの図に戻ってみましょう。

左の図は、中央のデータベースが「通帳を管理している銀行」を意味しており、各端末が「利用者の通帳」となります。

右の図は「各端末が自分で通帳を保有」しており、「どこかの端末で入出金が行われると、全ての端末に記録をコピーしにいくよ」ということを意味しています。
これで、権力にモノを言わせるような中心人物がいなくなり、全員でデータ管理ができるようになりました。

ちなみに「改ざんされたくないデータ」であればこの機能は何でも成立します。仮想通貨のようなお金だけでなく、他の様々なデータ管理でも利用できそうな技術になりそうですね。

STEP3 改ざんチェックはリレーのバトン形式で

さて、では改ざんが行われた場合の検出方法を考えます。

A⇒Bさんに10万円送金するところを、100万円送金したかのように改ざんしたとします。すると数字としては0が1個増えただけですね。
膨大なデータから、この1桁の改ざんを検出するのは大変そうです。
ここで、一般的に広く使用されている「暗号化」という技術を使います。

「Aさん口座番号⇒Bさん口座番号、10万円送金、何時何分何秒…」などという様々なデータをグチャグチャっと複雑な計算をして、強引に64桁の数字にしちゃいます。(正確には16進数なんですが、まぁ細かいことは良いです。)これが暗号化です。
64桁の数字だけを見ても、元の取引履歴は分かりません。

取引が行われる度に、この数字をリレーのバトンの様に手渡ししていきます。そして、この64桁の数字もデータに含ませて暗号化します。
すると、途中で改ざんが行われ、データがたった1文字異なるだけで、この64桁の数字が、それ以降全て不一致になるのです。
よって膨大なデータから、この数字を見れば改ざんを検出できるという仕組みになります。

もーっと正確に詳しく知りたい方は「SHA-256」「ハッシュ値」という用語で検索すると良いでしょう。
SHA-256=64桁の暗号化方法 ハッシュ値=暗号化で出てきた64桁の数値
を意味します。

STEP4 これを「ブロックチェーン」と名付けよう!

取引データを1個1個細かく暗号化するのは大変です。
そのため、いくらかのデータをまとめて箱に入れた上で暗号化していきます。これを「ブロック」と呼びます。スポーツの競技などで「Aブロック」「Bブロック」みたいにチームを分けたりしますよね。
ここでのブロックは集合体を意味します。

それらを先ほどの64桁の数字を手渡しして、連鎖させていきながら管理していくので「チェーン(鎖)のようだね」ということで合わせて「ブロックチェーン」となります。

当記事では「ブロック・チェーン」⇒「取引記録の集合体・バトンリレー」と説明してきました。なんとなくお分かりになりましたでしょうか??

まとめ

可能な限り難しい用語は避けて説明しました。そのため、雑な解説も多かったかと思います。
技術的な面でもっと細かく知りたい方は、別途調べることをオススメしますが、なんとなく理解するための初級者向け記事としてご利用ください。

現時点で、ブロックチェーンは
・みんなでデータ管理できるよ!
・データ改ざんできないよ!

くらいが分かれば良いかなと思います。

銀行による中央集権⇒個人間での独立的な取引に変わります。
これらは「分散型」という用語が使われます。
今後の時代は「大手による搾取」から「個人の権利を守る」ために、ブロックチェーンが様々な場面で利用されることでしょう。


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