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タオルのクマをつくる年

この動画を見たのは1年くらい前。
要介護ながら車いすに乗ったり、トイレに行ったりしていた母が骨折とのことで数か月入院後、寝たきりになった自宅に戻って来た時です。
いのちがあって良かったと思うと同時に、認知の低下が進んで赤ちゃんのように笑ったり、怒ったり、そして歌ったりしてそのたびに父や私は一喜一憂。
このクマちゃんをつくることが祈りにも似た気持ちがあり、集中して作りました。
母は渡すと握ったり、キスしたり本当にかわいらしいしぐさでした。

話はちがいますが、高齢者施設ではスタッフは季節に応じたあつらえで入居者の生活を彩ります。
秋らしく紅葉の葉が飾ってあるかと思うと、今はお正月から二月の行事へ向けての飾りつけになっています。
かつては田畑や山林で自然に親しんでいた入居さんたちの心を和ませています。

今年は入居者さんたちのためにタオルベアをつくるつもりです。
欲張って、両手で持ってもらえるくらいたくさん作ります。
リボンは以前から集めているものがありますので、カラーコーディネーターとして配色を考えて、かわいらしくエレガントなクマちゃんをつくりましょう。
たとえすぐ興味がなくなっても、一瞬、渡した人の笑顔が見られればいいですね。

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